これ、常識的に考えてありえないですね。
普通に「日程と場所と拘束時間とギャラを教えてください。衣装の希望もあれば教えていただけると助かります。よろしくお願いいたします」ってメールすればいいんじゃないですか?
っていうか、ギャラの書いていない依頼に返事をするなんて異常者のすることですよ。
ケソマンチョ:
ははは(笑)
うしじま:
普通、書きますよね?
ケソマンチョ:
書きますね。
まあ、それが挨拶メールなのか、ちゃんとした依頼のメールなのかにもよりますけど。
俺、挨拶メールだったら金は書かないよ。
「後日、希望額を提示させていただきます」みたいな感じで。
うしじま:
いや、そういうギャラについて全く触れないで、ただ依頼だけよこすとか、私、全部無視してるんで。
「ギャラと日程と拘束時間を教えてください」としか返さなかったり、まあ、無視するのが大半かなあ?
そりゃそうでしょ? バカじゃん?
なので、これはガメついとかじゃなくて、相手の社会常識がないんですよ。
ギャラがないならないで、「僕はこういう写真を撮っています。衣装とかスタジオとかもこういうところを用意するので、大変申し訳ないのですが、撮れた写真の方は使っていただいて構いませんので、モデル代はなしで撮らせていただいてもよろしいですか?」とか、そういう提案があって然るべきなんですね。
別に、ノーギャラがいけないとかそういうことじゃないんです。
自分が気に入った写真家の人だったら、ノーギャラでもいいということもあると思うので。
さっき言ったのは、社会では常識的に交わされているメールなので、気にすることないです。
あなたはガメつくなくて、真っ当です。
なので、これからもフリーで頑張っていきましょう。
あとは、事前に“出来ないこと”を決めておいて、メールの時に「こういうことは出来ます。こういうことは出来ません」って、文章でちゃんと残しておくといいですね。
「スタジオじゃないと撮らない」とか、「外じゃないと撮らない」とか、決めたほうがいいと思います。
「初回の人といきなりラブホテルで撮る」とかは危ないので、やめたほうがいいと思います。
いくらでも安いスタジオはあるので、どうしてもラブホテルを推してくる人は切っちゃってください。
そういうのは、完全に頭がイカれてる人なので。
うしじま:
じゃあ、ヒグチさんお願いします。
まあ、ヒグチさんは、こういう撮影会みたいな話はあんまり詳しくないかもしれないけど。
ケソマンチョ:
いや、これがね、俺、詳しいんですよ、実は。
これ、いわゆる“撮影会モデル”ってやつじゃないですか。
うしじま:
そうそうそう。
ケソマンチョ:
で、依頼者側は、こうやって勧誘して“ハメ撮り”するんですよ。