うしじま:
これ、私の意見ですけど。
相手の男がいいセックスをする人物だったら、セックスする関係を継続した方がいいですよ。
「私は今の関係を崩したくないんだよね。でも○○君の事、すごい気に入っちゃったから、仲良くしたいな」
これですよ!
でも、そういうのが通じないような相手。
「どうして俺と付き合ってくれないの!」とか言い出したら、気が狂い始めてるから。
そういう時は、「怖くなっちゃった」とか言って、穏便に縁を切ることにしましょう。
岡田:
これさ、うしじまさんの友達が、うしじまさんの彼氏と寝ちゃった場合はどうなんだろう?
うしじま:
別れますよ。
岡田:
その、自分の男と寝ちゃった女友達に関しては、何も思わない?
たとえば、仮の話として、鎌ちゃんがうしじまさんの彼氏を寝取っちゃった場合。
彼氏に対しては、さっき言ってたような「そんな汚いチンコを、私に向けるな!」これで済むよ。
じゃあ、鎌ちゃんに対してはどうなの?
うしじま:
え?
メッチャ嫌がらせするに決まってますよ。
岡田:
あはははは(笑)
うしじま:
ネットに書きまくる。
事務所に連絡をする。
鎌田:
ひいぃ・・・。
岡田:
鎌ちゃん、大丈夫!
これ、仮の話だから!
うしじま:
当たり前じゃないですか。
「私の男に手を出すっていうのは、どういうことか?」 ということを、イヤというほど思い知らせてやりますよ。
岡田:
なるほど。
・・・
うしじま:
でも、以前、峰なゆかさんと岡田さんと3人で話した時、
あの時、なゆかさんは「相手の女の顔を大根おろしですり下ろす」って言ってましたよ。
岡田:
言ってた言ってた。
うしじま:
そう考えたら、私のほうが断然マイルドじゃないですか。
岡田:
マイルドだねぇ。
鎌田:
どういうこと?
全然わかんない。そういう感覚。
うしじま:
マジっすか?
岡田:
じゃあ逆に、鎌ちゃんに彼氏がいたとして、それをうしじまさんに寝取られたと。
その時の彼氏に対する態度と、うしじまさんに対する態度をシミュレーションしてみるとどうなると思う?
うしじま:
そう!
鎌ちゃん、どうすると思う?
・・・もちろん仮説だけど。
鎌田:
「あぁ、そうなんだぁ」って感じなのかなぁ。
うしじま:
マジ!?
ドライだなぁ。
岡田:
慰謝料として200万請求したりしない?
鎌田:
請求しないと思いますよ。
だってね?
相手はさ、その女の人が好きでそうしたわけだからさ。
そこはなんか、「別に責める必要ないなぁ」って。
岡田:
じゃあ、彼氏との関係は変わらない?
関係と言うか・・・まあ、鎌ちゃんは、そういう関係に名前を付けないって言ってたけども。
距離感は変わらない?
鎌田:
いや、私にはずっと彼氏とかいないんですけど。
でも、変わらないと思う。なんにも。
岡田:
うしじまさんに対しての距離感も変わらない?
鎌田:
変わらないと思う。
うしじま:
変わってるねえ。
私、即効で縁切るけどね。
鎌田:
本当!?
そういう感じ!?
うしじま:
即効で縁切るし、もう、めっちゃネットに書き散らすし。
鎌田:
そっち系?
そうなんですか?
うしじま:
うん。すぐ書くよ!
本名書いて、住所書いて、生年月日書いて。
もう、メチャクチャやるよ。
まとめ作って写真貼って。
自宅までの経路撮りに行って・・・
鎌田:
なんでだろうなぁ。
イラスト:温井裕子・・・
岡田:
じゃあ、この相談を送ってきた人の場合。
寝ちゃった男の彼女である自分の友だちが、鎌ちゃんタイプなのか、うしじまさんタイプなのかで、全然違うよね。
鎌田:
でも私、すげぇ許せないことはあるんですよ。
岡田:
許せないことはあるんだ。
鎌田:
例えば、私に彼氏とかがいたとするじゃないですか。
まあ、いないですけど。一生。
仮にいたとしたとして。
なんか、向こうから、すごいね、接してきたみたいな。
それは、イヤだ。
岡田:
ん? どういうこと?
うしじま:
ええと、「向こうから言い寄られて、こちらがOKして付き合った場合は、許せない」ってことですか?
鎌田:
うん。
うしじま:
でも、どっちにしろ同じじゃね?
こっちから行こうが、向こうから来ようが。
鎌田:
同じかなぁ?
岡田:
うーん。
つまり、自分から「好きだ」といって彼氏と付き合った場合
付き合ってる最中に、その彼氏が別の女の子に対して「あっ、俺この女好きだ!」と思って、彼氏の気持ちが動いてヤったとしたら、
それは「仕方ない」んだけども。
なんか、向こうの方から一方的に好かれて付き合った場合
その男がよその女に対して「あ、ヤれるんだからヤっちゃおう!」みたいな感じでヤったんだったら
「私との関係もそうだったのか?」ってことになっちゃうわけだよな。
うしじま:
ああ、そういう意味ね。
へー。私は結果しか見ないからさぁ。
岡田:
あはは(笑)
うん、そうだね。
うしじまさんなんか、あれだよね。
エグい弁護士みたいな話し方をするよね。
うしじま:
マジで、どっちが言い寄ったなんて関係ないよね。
セックスしたという時点で、もう、ないよね。
鎌田:
そんなん、どうでもよくないですか?
岡田:
行為とか実行を重視するのか、気持ちを重視するかの差だよね。
鎌ちゃんは、気持ちの問題をすごく言ってる。
だから、付き合ってる彼氏が相手の女に恋愛感情があっても、私に対する恋愛感情とが、両立しているのならいいんだけども
「恋愛感情も無しにヤれるからやっちゃった」って場合は許せんってことでしょ?
鎌田:
うーん。
うしじま:
え? マジ!?
まぁ、私はどっちであろうが許さんけど。
岡田:
あははは(笑)
鎌田:
なるほど。
なんか難しいな。
うしじま:
でも、恋愛感情があっての方が許せないね。
恋愛感情があってヤッたんだったら、より苛烈に責めるだろうね。
鎌田:
でも、なんだろう。
たとえば、友達とか恋愛関係の話じゃなくても、好きな人とその時一緒にいるっていうのがいいんじゃねぇかって。
うしじま:
はー、ちゃんとしてんなぁ。
鎌田:
えー!? どこがですか?
うしじま:
だって私、もう、すぐ怒って縁切ったりとかするもん。
鎌田:
・・・ああ、なるほど。
・・・
うしじま:
岡田さんはこれ、どう思います?
岡田:
これ、別に「友達に対して悪い」という以外は、この人は心の中にマイナスは全然ないよね。
「はっきり言って、今、ものすごく反省しています」ってあったけども
同時に「親しげなLINEが頻繁に飛んできて、悪い気はしない」わけだからさ。
要するに、「反省する」っていう重石を置くことで、「悪い事した」っていうのをチャラにしようとしてるわけでしょ?
だからもう、この人は実はそんなに反省してないの。
「“反省する”っていう気持ちが、私にはあるよ」
「だからLINEがいっぱい来て“嬉しい”っていう、この気持ちっていうのは相殺されるんだ」
本当はこの人、この浮気がちょっと楽しいの。
でも、友達に対して悪いと思う心はかろうじて残っている
だから、これたぶん、恋愛相談じゃなくて友達問題なんだ。
うしじま:
違うでしょう。