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【相談文】

 「彼氏がソープに行ったかも?」と疑って、激怒してしまいました。
 怒らないでいようと思っても我慢できなくて、性病検査フルコースをネットで注文して検査させたところ、結果は陰性でした。
 「絶対に行ってない」と言うので、検査の結果も踏まえて“行ってない”という結論になりました。
 
 30歳/自営業


 
【うしじまの回答】
(今回はゲストの峰なゆかさん、乃亜さまを交えての回答となります)
 

 
うしじま:
 いや、そのソープがノースキンじゃなくてスキン着だったら、別に性病なんか感染らないじゃないですか。
 だから性病検査を受けてシロだったからといって、彼氏がソープに行ってない証拠になんか、全然ならないですよ。


峰:
 うん、ならない。


うしじま:
 ねぇ?
 この人は、何か勘違いしてるんじゃないですか?
 ソープは生でヤるもんだって勘違いしてるんじゃないのか?


峰:
 でも私、一回、 鶯谷の産婦人科に行かされたことがあったんですよ。
 鶯谷っていうのは吉原のことなんですけど、「鶯谷にある産婦人科に行ってくれ」って言われて。

 何故かというと、普通、性病検査って結果が出るまでに一週間かかるんですよ。
 でも、鶯谷のヤツは、一日で結果が出るんですよ。


うしじま:
 ああ、なるほどね。


峰:
 私は当時20歳とかでAV女優だったんですけど、この鶯谷が吉原ということも知らずに行って、取りあえず受付で保険証を出したら、まず「スキンは付けてますか?」って聞かれるんですよ。
 受付で、看護婦さんから、第一声で。

 壁を見ると「HIVと淋病とクラミジアの検査がセットでお得!」みたいなポスターが貼ってあったりとかして。

 で、私が待合室で待ってると、「スキン付けてますか?」の質問に、「付けてないです」って みんな言うんですよ。
 「怖ぇー」って思って。

 ちなみにそこでは、私のマンコの汁を取った成分を、その場で大きい画面で映して見せてくれて、「これが白血球だよ」とか教えてもらって、楽しかったですね。


うしじま:
 面白い。
 結果は何分ぐらいで出してくれるの?


峰:
 結果はね、次の日に電話で教えてくれるの。


うしじま:
 あー、そうなんだ。


峰:
 超便利だよ。


うしじま:
 それだったら、新宿にある新宿クリニックって所があるよ。
 汁男優ご用達の。


乃亜:
 よく言ってるよね。


峰:
 あー、知ってる。


うしじま:
 そうそう。
 30分か1時間ぐらいで結果出してくれる所があるの。
 そこの方が、よりいいんじゃね?


峰:
 本当だね。


うしじま:
 だって次の日なんて、すげぇ気になるじゃん。

 もし「自分は性病かも!?」って思ってたら、即刻死にたいよね。
 5分後ぐらいには死にたいよ。

・・・

峰:
 でもさ、この人はちゃんと彼氏に性病検査を受けさせるって、本当に偉いよね。
 超偉いよね。


うしじま:
 え?こんなの当然じゃん?


峰:
 でも、みんなそんなのしてないじゃん。
 だって、会場の中で性病検査に行ったことあるヤツなんてあんまいないんじゃないの?


うしじま:
 性病検査に行ったことある人?

(数人、挙手)

峰:
 ほら! ほら! 少ないじゃん!
 行ったことのある人のほうが。


乃亜:
 では、行ったことのない人?

(大勢、挙手)

峰:
 ほらほら!
 ほら!
 ヤバイ!


うしじま:
 やべぇ、コイツら全員性病だ!


乃亜:
 性病だわ。


峰:
 性病! 性病!


乃亜:
 わー(笑)


峰:
 怖過ぎ


うしじま:
 超怖過ぎ。

・・・

うしじま:
 私なんて、新しく誰かとセックスする前。

 …セックスする前? 
 違うな。セックスした後か。

 必ずするぞ!


峰:
 え?
 誰かとした後にしても、遅くない?


うしじま:
 どうして?
 だって、私は性病じゃねぇし。

 だから、そいつに…


峰:
 だって、HIVとか移っちゃったら、意味ないじゃん?


うしじま:
 どういうこと?


峰:
 ヤる前に相手に行かせないと。


うしじま:
 相手にさせるってこと?


乃亜:
 そうそうそう。


うしじま:
 ああ、ああ。
 そういえば、相手にさせたことねぇな。


乃亜&峰:
 ダメじゃん。


うしじま:
 そうだなぁ。
 今度から、性病検査させるわ。

 私はどうしても性病にかかりたくなくて。
 かかったことがないからさ。


乃亜:
 じゃあ、なおさらだよ!(笑)


峰:
 私もかかったこと、ないんだ。


乃亜:
 私もですからね。


峰:
 本当に? やったね!
 みんな、性病処女だね!

(会場、拍手喝采)

 ありがとう、拍手してくれて。


うしじま:
 ありがとう! ありがとう!


乃亜:
 やった!

・・・

うしじま:
 でも、前に なゆが漫画にも描いたけどさ。
 妊娠堕胎のことを聞かれたりさ、性病のことを聞かれたりさ、すげぇ失礼な目にあうんだろ?


峰:
 そう!
 女の子からは異常な数、「マンコから緑の汁が出てくる」とか「妊娠した」とか、そういう相談をメッチャされて。


乃亜:
 されるね。


うしじま:
 されるの?


乃亜:
 うん。


峰:
 しかも、たいして仲良くない子に相談される。
 「仲のいい子にはこんなこと言えないけど、でも峰さんだったら、たぶん性病にかかったことも堕胎したこともあるかも!」みたいな感じで。

 すげぇ普通の地味な女の子とかが聞いてくるわけですよ。


乃亜:
 そうだよ。


うしじま:
 それ、なんかすげぇ不名誉。

・・・

峰:
 それで、まあ、特に妊娠とかだとちょっとかわいそうだから、お金貸してあげたりとかして、大変ですよ。


乃亜:
 えぇ!? ダメだよ、そんなの!


うしじま:
 貸してやってんの!?


峰:
 だって「堕ろす金もないし、彼氏とも連絡がつかなくなっちゃった。ビビビ…」とか泣かれたりしたら、もう、どうしようもないじゃん。
 「こんなこと、親にも言えない!」とか言われて。


乃亜:
 ああ、かわいそう。


うしじま:
 金、返してくれるの?


峰:
 うん。
 半々ぐらいかな。


うしじま:
 やっべぇ! 結構、渡してんじゃん!
 すげぇ確立で渡してんだな。


乃亜:
 優しさだな。


うしじま:
 優しさだな。

 ああでも、私もそんな泣きながら「金がない」って「貸してくれ」って言われたら、仕方がないから貸すかなぁ。


乃亜:
 言われたらね。
 なるね、そうなるね。


うしじま:
 仕方ないわぁ。


峰:
 うん。
 なんか「妊娠した」とか言って落ち込んでる子に「プロミス行ってこい!」とか言えないじゃん、やっぱり。


うしじま:
 「アコムの無人契約機、すぐクレカ出来たよ!」とか、言えないもんね。


乃亜:
 言えないよ。


峰:
 言えない言えない。


うしじま:
 私、 ついこの間やってきた。
 アコム行って。


峰:
 え? なんで?