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酪農家から見た「銀の匙・第2期」5話
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酪農家から見た「銀の匙・第2期」5話

2014-02-27 23:16

    はじめに

    毎度恒例の前置きですが
    私は農業系の高校や大学、専門学校の出身ではないので
    実際に学内生活や寮生活がどうなっているのかは分かりませんし、
    原作も読んでいないのでこの先の展開なども知らないです。
    あくまでアニメ版「銀の匙」を見ての個人的な感想や
    実際に現場ではどうなのか?など補足説明的なお話もしたいと思います。
    なお原作者の荒川先生が農家のご出身である事は存じております。
    記事内では細かい指摘が増えてしまいがちなので
    揚げ足取りのように見えてしまうかもしれませんが
    作品を貶める意図はありませんのでご理解ください。
    と、段々長くなる前置きはここまで。
    ---------------------------------------------------------------------------------------------
    銀の匙・第2期5話の感想などです。
    放映スケジュールや仕事の都合上、記事の更新が遅いのはご容赦ください。


    第5話で気になったシーン

    デントコーンの畑

    前にも書いたことがあったとは思いますが
    デントコーンは家畜用のとうもろこしのことです。
    人が食べても殆ど味がしません。
    デントコーンの畑が空いてるって事は10月半ばぐらいの時期でしょうか。
    まぁ9月は学祭なんてやってる暇ないでしょうし、
    11月になると寒くなっちゃいますし。

    ヘクタール

    1ヘクタール=100mx100mです。
    主に農地の面積を表す時に使いますが「●町」という場合も多いです。
    だいたいですが「1ヘクタール=1町」ぐらいです。
    坪にすると1ヘクタールは約3000坪です。
    …と言ってもなかなかイメージはし辛いですよね

    NPK(窒素・リン酸・カリウム)

    これにカルシウムとマグネシウムを加えて肥料の五要素と呼びます。
    うちで使ってる化学肥料にも入ってますが詳しい成分は企業秘密ですw

    ちなみに、作物の成育や収穫量は、
    肥料の三要素のうち土壌に含まれる成分が最も少ないもので決まります。
    つまり土壌に足りてない養分を的確に補ってあげなければ、
    いくら高価で良質の肥料を与えてもあまり意味がありませんし、
    全ての養分が作物に利用されるわけではなく、一部は土に残留・蓄積してしまうので
    作物にとってベストな肥料、ベストな環境の土壌を作るというのは非常に難しいのです。
    「リービッヒの最小律」とか「ドベネックの桶」といえばピンと来る方もいるかも。

    修羅の国

    北斗の拳ネタ多いですよね今回。思わずニヤリ

    ばん馬のコースづくり

    元がデントコーンの畑だったということは
    デントコーンは恐らくハーベスターで根本数センチ残して刈り込むので
    畑にはデントコーンの根の部分がズラッと残ってたわけで…
    そこを3ヘクタールならしてばん馬の障害コースとか作るとなると
    想像しただけで「うへぇ…」となりますね。人手があるとは言え。

    断らない男

    これ地味に、田舎に引っ越してきた人が割とやらかす罠の一つなんですよね。
    「田舎は閉鎖的」という先入観があるせいか、
    なんとかして周囲に溶け込もうと無理しすぎてドツボにハマる。
    結局は八軒君も今回のラストでぶっ倒れちゃいますし。

    その牛、糞するぞ

    実際は直前に尻尾を上げるので割と察知できます。
    普通は「尻尾上げる→2~5秒→糞出てくる」ですが、
    下痢気味の牛だと1秒を切るタイムを叩き出すので要注意。
    あとガスが溜まっていると尻尾を上げると同時に「ブホッ!」と
    ガスと糞を同時に噴き出します。数メートル吹っ飛ぶ事があるのでこれも要注意
    まさに糞射。なんつってwwwwwww


    (あ、ここ笑うとこです)

    長靴に穴

    私もたまーにやります。
    足まで刺さったら病院直行コースですが大抵は靴下までで止まります。
    農具って雑菌だらけなので足に刺さると結構怖いんですよ。
    ちなみにフォークなんかで刺して空いた長靴の小さい穴は
    アロンアルファ辺りの瞬間接着剤で塞ぎます。

    クズイモ

    形が悪かったり傷モノでハネられたイモは
    近所へのおすそ分け品になるので
    毎年我が家の冬場の食卓の主役に踊り出ます。
    「何でこれがハネられんの?」ってのも結構あります。

    不定期コラム?「長靴の話」

    今更な話題になりますが、農家で使われている長靴のお話です。

    長靴にもいろいろ種類があって、
    農家ではよくホームセンター等で売ってる割とカラフルな長靴
    (何種類かのゴムの継ぎ目があるタイプ)はあまり使われません。
    立ったりしゃがんだり踏ん張ったり、糞尿にまみれたりお湯で洗ったりと
    様々な負荷が掛かるせいか、ゴムの継ぎ目があるタイプだと
    そこからゴムが割れたりして長持ちしません。

    そのため耐久性が高く汚れにも強い耐油型の長靴が好まれます。
    特に「ザクタス」という商品が人気が高く
    耐油性長靴=ザクタスと言っても話が通じるぐらいです。

    価格はカラフルなゴムの継ぎ目があるタイプは安い物だと1000~1500円程度、
    耐油型(ザクタス)は3000円前後~と倍以上の値段がします。
    さらに冬用の防寒タイプになると5000円近くになりますが、
    それでも元が取れるぐらいの耐久性があるので根強い人気があります。
    もちろん安い長靴をどんどん買い換えて履く人もいます。

    元々は獣医さんや授精師さん達が白い耐油長靴を履いていて
    (これは汚れが目立つとか清潔感があるとか
    白衣に似合うとかいろいろ理由はありそうです)
    その獣医さん達の間で糞尿や薬品に強くて丈夫なザクタスが人気になって
    そこから農家にも売れるようになったという事らしいです。
    昔は白しか無かったんですが今は黒や紺など色のバリエーションが増えています。
    ちなみに私も長年ザクタスを愛用しています。
    (あ、この辺りザクタスの強烈なステマです)

    作中でも登場人物の長靴は大抵黒一色の長靴です。
    もちろん制作の都合上黒一色の方が楽なのもあるとは思いますが。
    2期目の2話ぐらいだったと思いますが、獣医さんが出て来た時は
    ちゃんと白い耐油長靴を履いてました。

    あと、大会で馬術部の面々が乗馬してる時は乗馬用ブーツを履いてます。
    これは長靴と違って革製で足首がより締まるようになってます。
    乗馬ブーツの場合、長靴とは違って
    上の部分が真横ではなく斜めに切れていたりするので割と区別はしやすいと思います。

    とまぁこんな感じで、作中のキャラクター達の足元にも注目してみるのも
    また面白いかもしれません、というお話でした。


    あとがき

    ソチ五輪のせいですっかり記事の更新が滞ってしまいました。
    悪いのはソチ五輪と、何度やっても比叡と山城ばかり出る大型艦建造です。

    勝てば天国 負ければ地獄 知力体力時の運 早くこいこい あきつ丸
    (あ、この辺り艦これのステマです)




    ではまた。


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