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酪農家から見た「銀の匙・第2期」最終話
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酪農家から見た「銀の匙・第2期」最終話

2014-04-05 00:54
  • 1

はじめに

毎度恒例の前置きですが
私は農業系の高校や大学、専門学校の出身ではないので
実際に学内生活や寮生活がどうなっているのかは分かりませんし、
原作も読んでいないのでこの先の展開なども知らないです。
あくまでアニメ版「銀の匙」を見ての個人的な感想や
実際に現場ではどうなのか?など補足説明的なお話もしたいと思います。
なお原作者の荒川先生が農家のご出身である事は存じております。
記事内では細かい指摘が増えてしまいがちなので
揚げ足取りのように見えてしまうかもしれませんが
作品を貶める意図はありませんのでご理解ください。
と、段々長くなる前置きはここまで。
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銀の匙・第2期最終話の感想などです。
放映スケジュールや仕事の都合上、記事の更新が遅いのはご容赦ください。


最終話で気になったシーン

本屋

札幌駅横の紀伊國屋書店ですかね?
私が札幌にいた頃はまだ店が出来たばかりの頃で一度しか入ったことないですね
無駄に綺麗でしたw
オーロラタウン店?(テレビ塔の近く)にはよくお世話になっていましたけど。

旧友との再会

「お前変わったな」って言われるのは嬉しいんですが
中年になると「お前太ったな」って言われる事が増えます。
…凹みます。ヤメテネ

兄貴の部屋

チラッとしか見てませんが本棚に牛のフィギュアがあったような…w

親父の計画

子供に「金の心配をするな」と言えるだけ溜めるのがいかに大変なのかは
ある程度年を取らないと分からないんですよね。

夢と対になる片輪

重い言葉ですねぇ。
本人の努力ではどうにもならない事が意外と多いというのも、
「学歴」に求められているのが単なる「頭の良さ」だけでは無い事も、
案外知らないまま育ってしまう人が多いかも。私を含めて。

経済動物以下

より利益や効率を追求すればするほど、
見切りが早くならざるを得ないというのは
家畜も人も変わらないのかもしれません。

このくだりから先生との家畜の奴隷発言と
多摩子さんからのツッコミ近辺の繋ぎはとても良かったですね

食器を…

八軒君の律儀な性格に笑ってしまいますが、
親の躾ってこういうところに出るんですよね。
ちなみに北海道では「食器をうるかす」といいます。
私は社会人になるまでこれが北海道弁だとは知りませんでした。

野菜が安い

ほんとの直売だとアホみたいに安いです。
スーパーとか道の駅みたいな場所は場所代やら輸送費やら乗りますけど。

ここで食ってけ→宴会

この「お・も・て・な・し」精神とフットワークの軽さは田舎独特なんですが
最近だとあまり見かけない光景ではあります。
私が子供だった頃は地元でもこんな感じの集まりがしょっちゅうあったのですが
結局は人が減った事と残った人が軒並み高齢化してしまった事が一番大きいんでしょうねぇ
田舎でも昔ほど近所付き合いは多くありませんし。

家のご飯も感想貰えると頑張っちゃう

おかん…ごめんよ

野菜のパッケージに農家の顔写真があると安心する

地元のスーパーの直売コーナーだと、品名シールに農家の名前書いてるんですけど
私でも半分ぐらいは知ってるので安心は安心なのですが
「確か同級生の親だったかな」とか「あいつ家継いだのか」などと
妙なところが気になったりします。

季節によりますけど、長ネギ5本1束100円とか白菜1個丸々で100円とかなので
他の店で野菜を買えなくなるという弊害がありますw

雪降りそうだから片付け

冬場は基本的に「屋外に物を置いておく」という事ができませんから
秋まで屋外に置いていた物を倉庫やら車庫やら牛舎やら家の中やらに移すのですが
普段「そこら辺に置いとくか」で割とアバウトに済ませていた事が
『外に置いてたモノ→倉庫入れるか→倉庫で「そこら辺に置いとくか」だったものが邪魔』
みたいな感じで、この時期に一気にしわ寄せが来てかなり慌てる事が多いです。

駒場君の就職先

他の農家で働く道を選びましたね。
牧場再開を考えているならやっぱりそうするか、酪農ヘルパーやるとか。
経験積みながらお金返して…先は長いですけど見つかってよかったです。


不定期コラム?「他人に言える『好き』」

私の高校時代、友人から言われた言葉に
「他人に胸を張って好きだと言えるモノがあるのは凄い事だ」
というのがあるのですが、この言葉には幾つかの意味があると思っていて、

1つは「他人に胸を張って何かを好きだと言う為には、その事について深く知らなくてはいけない」
ということです。作中で御影家のひい婆ちゃんも
「好きなことやりたいなら好きなことについてきちんと勉強しな。」
と言ってましたが、好きな事について学ぶのって苦にならないですよね。
好きな事に関してなら努力が努力に感じづらくなるものですが、
それって実は結構凄いことだと思うのです。

2つ目は「他人の目を気にせず己の意思表示が出来る強さ」です。
例えばですが、アニメやゲームが好きな人が他人に胸を張ってそれを言えるでしょうか。
人から理解され辛い趣味や嗜好を他人に胸を張って言えるでしょうか。
相手のリアクションが気になったり、人から良い印象を持って貰いたいと思う本能の方が
どうしても強くなりがちで口に出しづらい事も多いと思います(思春期の頃は特に)

自分の夢や将来も似たようなもので
例えば「銀の匙を見て(読んで)農家になりたい」と思っても
最初は周りから笑われるかもしれませんし、逆にナメるなと怒られるかもしれませんし、
気恥ずかしさもあって口に出すのが憚られる事もあるでしょう。

でも真剣に調べて、努力して、農業に関する知識や経験を得て
他人に胸を張って「自分は銀の匙を見て農家になりたいと思った」
と言えるようになった頃には多分周りは笑いも怒りもしないでしょうし、
いつの間にか随分と目標に近づいているはずです。

もちろん他人からの評価を意識することも大切ですが、
「自分の中にブレない価値観を持つ事」はとても意味のあることで、
学生生活には「イジメ」やら「不登校」やら「自殺」やらの言葉が並ぶこともありますが、
基本ロクデナシでイクジナシの私が妙な方向へ突っ走らなかったのも、
思春期という難しい時期にそういう部分を肯定して貰えたことで
友人のこの言葉にすごく救われましたし、今でもこの時の友人の言葉に支えられていますし、
できるなら今度は私が「他人の『好き』を肯定できる人間」になりたいと願っています。

あとがき

銀の匙2期も遂に終わってしまいました。
この感想記事も遅れながらではありましたが何とか書き終える事ができました。
今回も1期目同様、沢山の方々に見て頂きコメントして頂きありがとうございました。
(朝起きたら突然凄い数のニコレポ通知が来てたりして相変わらず心臓に悪いのですがw)

今期は離農やら後継者問題など、重いテーマが多かったので
前期ほど脳天気に楽しむとは行かなかったのですが、毎週楽しく見させて頂きました。

原作の消化具合などは分かりませんが、いつかアニメ3期目もあると期待して
この記事を終わりたいと思います。

ではまた
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食器のことについては親が驚いているので、寮生活で身についた習慣だと思いますよ。
成長を実感する瞬間の一つだったのでは。
86ヶ月前
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