OBSの画面リサイズ(解像度縮小)について調べてみた
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OBSの画面リサイズ(解像度縮小)について調べてみた

2014-05-24 09:51
    ニコ生の配信ツールにOBS(Open Broadcaster Software)を利用する際に、取り込んだ画面がどのような方式でリサイズ(主に縮小)されるかを調べてみました。放送初心者の為、間違っている内容があればご指摘いただけると助かります。

    なお、エンコードの設定についてはこの記事では一切触れませんのでご注意を。

    2014/5/25 修正(記述ミスとか説明の抜けている部分とかを少しだけ加筆)

    リサイズはどのタイミングで発生するのか

    OBSで配信を行う場合、設定次第により最大3回のリサイズが行われる可能性があります。

    1. ソースをシーン上に配置したときのリサイズ

    シーン上に画像や各種キャプチャなどのソースを配置した際、ソースにはそれぞれ大きさを設定する事が可能です。ここで元ソースと異なる大きさを設定すると1回目のリサイズが発生します。

    ソースをリサイズする際のアルゴリズムは後述する解像度の縮小とは異なり、設定をすることはできません。

    2. "設定>ビデオ>解像度の縮小" によるリサイズ

    通常、シーン画面の解像度と実際に配信する映像の解像度は一致しますが、OBSではこの二つに別々の解像度を設定する事が可能です。
    OBSの設定画面

    OBSの "設定>ビデオ" で配信映像に設定した値がシーン画面の解像度になります。また、解像度の縮小で設定した値が配信映像の解像度になります。この二つの解像度が異なる(=解像度の縮小が未設定以外の)場合に2回目のリサイズが発生します。


    また、その下のフィルタ設定で縮小に用いるアルゴリズムをバイリニア・バイキュビック・ランチョスの3種類から選ぶことができます。

    ※解像度の縮小が未設定の場合はフィルタの選択はできません。

    3. ニコ生のプレイヤー画面でのリサイズ

    OBSから配信された映像は最終的にリスナーさんのブラウザ画面で表示される事になります。ここで配信映像の解像度ニコ生プレイヤーの解像度が異なる場合に3回目のリサイズが発生します。

    ※以下は2014年5月現在の内容です。ニコニコではプレイヤーの解像度が過去に何度か変更されており、今後も変更される可能性があります。

    ニコ生プレイヤーには3パターンの画面設定があります。


    A. 映像+コメントリスト(中画面)
    生放送の映像部分とコメントリストが両方表示される最もスタンダードな表示形式です。この場合のプレイヤー解像度は640x360となります(16:9の場合)。配信映像がこの解像度と一致する場合、リサイズがかからない為、そのままの映像をリスナーさんにお見せする事ができます。


    B. 映像のみ(大画面)

    コメントリストが無くなり、代わりに映像部分が拡大される表示形式です。この場合のプレイヤー解像度はおよそ808x454となります。ただし色々試してもFLASH内部で座標が微妙にズレてるのか(多分~.5とか座標が整数じゃない値になっているのではないかと予想)微妙にぼやけてしまって綺麗に調整を行うことはできませんでした。

    ※プレイヤーの解像度は映像のアスペクト比によって異なります。ここでは16:9で配信するものとして記述しています。

    ※大画面の解像度について検索して調べたところ810x456という情報が多かったのですが、こちらの環境で実際に配信をして確かめたところ、808x454が一番ドットが潰れずに表示されました。これに関してはやや検証が足りてない気がするのであとで再調査するかも?

    大画面で表示させたときの解像度別スクリーンショット
    見やすいようにあとから画像サイズを2倍に加工しています
    サムネでは画像がぼやけている為、クリック推奨


    C. 映像のみ(全画面)
    映像部分を全画面の状態にして視聴する表示形式です。この場合のプレイヤー解像度は利用者側の環境により変動する為、確定することができません。

    リサイズに用いるアルゴリズムの差

    以下のスクリーンショットはソースをシーン上で縮小した場合と、解像度の縮小の各種アルゴリズム設定を実際に配信上で試したものです。今回はUnityの開発環境画面を配信上で流してテストを行いました。

    縮小方法別の比較
    見やすいようにあとから画像サイズを2倍に加工しています


    それぞれのアルゴリズムの詳細はここでは触れませんが(私自身もそこまで詳しい訳ではないので)処理が高速なバイリニアと比べてランチョスは文字が若干くっきりしているのが見て取れると思います。

    ソースをシーン上でリサイズした場合のアルゴリズムは、この結果からバイリニアを利用しているものと推測されます。その為、単にバイリニアで画像を縮小させたい場合は解像度の縮小設定を利用する必要はありません。

    画面のリサイズにバイキュビックまたはランチョスを利用したい場合は解像度の縮小設定を利用しなければなりませんが、この場合はシーン画面の解像度と配信映像の解像度を特定の比率にしか設定できない為、解像度の選択が制限される事になるでしょう。

    まとめ

    実際のところ、どういう映像を配信上で流したいのかによって設定は変わりますし、他にもフレームレートやPCのスペック的な問題で解像度を低くせざるを得ない場合もあります。

    その制約の中でも、できるだけ良い解像度とリサイズ方法を選択してリスナーさんに見やすい配信を行えるように模索していきたいですね。

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