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Vijuttoke19年6月号「raith.」インタビュー
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Vijuttoke19年6月号「raith.」インタビュー

2019-06-17 20:00

    L→R Bass.ゆきと / Drums.ヤミ / Voice.真希 / Guitar. 緋月


    raith. 3rd Single 「與喰い」 2019.6.26 リリース 決定!

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    1. 與喰い
    2.ヨミビトシラズ
    3.シュレーディンガーの記憶

    価格 : ¥1.500[+税]
    発売日 : 2019/6/26



    LIVE SCHEDULE
    6月6日 池袋BlackHole
    6月20日 Shinjuku Club SCIENCE
    7月1日 高田馬場AREA
    7月15日 池袋BlackHole
    7月20日 池袋CYBER
    7月22日 高田馬場AREA



    Vijuttoke初登場!!!!
    シーン注目のバンドraith.の3rd single「與喰い」が
    6月26日にリリース決定!


    ■初めまして。まずはメンバーさんの自己紹介をお願いいたします。

    真希 :Vo.の真希です。
    緋月:部屋の隅で体育座りするのが趣味のギター緋月です。
    ゆきと:ベースのゆきとです!!!バンドでは曲を作ってます!!
    ヤミ:ヤミって いい ます  ぬの かぶって ぼう ふっています

    ■結成の経緯についても教えてください。

    真希 :raith.再始動ということで、ボーカルを探していたようで、偶然にも僕に声が掛かったんだ。メンバーのみんなと初めて顔合わせしたときを今でも覚えてるよ...懐かしいね。
    緋月:ゴミ溜めでこの世界の不条理を悲観してる時にゆきとくんの「バンドやろうぜ!」に誘われて。
    ゆきと:ギターの緋月さんと知り合いのライブを見に行った帰りに、僕らもバンドやりたくね?ってなったのが始まりですかね…(笑)そこから今こうやって本気でバンドができているので、あの日なんとなくライブ見に行ったのは何かの導きだったのかもしれません!
    ヤミ:ごはん が いっぱい たべられるときいて

    ■raith.のコンセプトについて教えてください。

    真希 :あえて一言でいえば、死。
    緋月:ロゴ見ていただければ分かると思うんですけど、命を刈り取る死神です。
    死ぬ時ってある意味その人の集大成で、しかも一番強い気持ちが残る場面だと思うんです。幸せな感情で迎える死は、もう言うこともないくらい美しいけど、悲しいだったり、辛いだったり、怨みだったり、逆に生きたいって欲望だったり、、残念ながら世の中には負の感情の死も溢れていると思うので、そういった感情を曲にして、残念ながら共感はできないけど、痛いのは貴方だけじゃないよって手を差し伸べられたらなって思ってます。
    ゆきと:皆んなの負の感情や闇の部分を刈り取る死神、をコンセプトに活動してます!
    ヤミ:し
     
    ■6月26日に「與喰い」がリリースになります。今回はどんな1枚になっていますか?

    真希 :人間の恨み、哀しみ、怒り、全ての負の感情を内包した作品。
    緋月:ズバリ、the raith.な一枚になったと思います。真希くんの歌詞的にも表現的にも激情と艶やかさを持ったボーカル、その後ろで、うねりつつも繊細なメロディを弾くBa.ゆきとくん、気持ちいいところでリズム支えるDr.ヤミくん、それから唯一無二の僕のGtサウンドで、聴いた人が一発でこれがraith.なんだってわかってもらえるような一枚です。
    ゆきと:今回は今までとはガラッと歌詞だったり雰囲気を変えて新たなraith.というバンドの名刺となるような1枚になってます!
    ヤミ:せつない   はげしい  めろい

    ■過去の2枚のsingleと比較してraith.としての進化はどういう部分で表現されているのでしょうか?

    真希 :楽曲のテーマ、サウンド共により深くrefineされていると思う。raith.とは何かが聴くだけでわかるような、代名詞的作品に仕上がっているね。
    緋月:着飾らないところだと思います。過去2枚の作品も正直かっこいい、めちゃくちゃいい作品だと思うのですが、どこか取り繕っているというか格好つけすぎているなと。ただ今回の作品は死というテーマ的にも楽曲的にも飾らないで、素直に自分たちの想いもやりたい事も詰め込めて、進化というより深化できたとだと思います。
    ゆきと:曲やMVなど全体を通してメッセージ性が強くなったところが1番進化した所だと思います!
    ヤミ:たたくのがたいへんになって やみそう

    ■リード曲「與喰い」のMVはなかなか衝撃的な内容になっていますね?この曲に込められたメッセージとは?

    真希 :全ての虐げられし者への啓示であるとともに、嘲笑う者に対する呪いを込めた作品。叶わなかった命、弱き者たちの思い...彼らの願いはいずれ果たされるだろう。
    緋月:歌詞にあるように「弱き者たちよ、この世に神などいない、気づいたでしょう?」だと思います。結局どれだけ苦しんでてもそれはその人だけの痛み、痛いって事に気づける人はいても救えるのは自分だけ。極端かもしれないけど、自殺、自己犠牲、殺人、命を賭して自分を救う姿を見て、苦しんでる人が自分の為に一歩踏み出す勇気を届けられたらなと思います。
    ゆきと:怨みや怒りは1つの所に収まらず巡っているんて、そしてそれにはきっと救いがあるという事を臓器提供をテーマに想いを込めてます。
    ヤミ:ひとをのろわばあなふたつ  

    ■M-2「ヨミビトシラズ」はどんな楽曲になっているのでしょうか?

    真希 :これはとある叶わぬ魂が置いて逝った、宛名さえもわからぬ手紙...。
    緋月:同じ死がテーマでも、與喰いは激情を表現している分、ヨミビトシラズは悲しみや切なさといった艶やかさを表現した楽曲になっています。死ぬほど好きとかよく耳にする下らない言葉ですけど、本当に死を賭して人を愛する事の美しさ切なさを感じて欲しいなと思います。
    ゆきと:とにかく暗く激しく悲しくした曲です!基本的に暗い楽曲が多い僕達ですが、更に暗くしてバラード?まではいかないですが、聴かせる楽曲になってます!
    ヤミ:えもい  
     
    ■M-3「シュレーディンガーの記憶」ここに出てくるシュレーディンガーとは物理学者の方のことでしょうか?

    真希 :物理を学んだことのある人ならお馴染みの人物だよね。シュレーディンガーの猫ではなく、記憶というところがポイントかな。
    緋月:みんな知っているシュレーディンガーの猫は、観測者がいて始めてその事象が決定されてそれまでは可能性が枝分かれしている、という事ではなくて、実は、すでに観測する前から事象としては決定しているから、この仮説は成り立たないという否定の思考実験。問いに対しての答えとしては物理学者のシュレーディンガーさんを出しているのですが、正しく否定としての意味としてとるか、実験の過程として捉えるかは聞き手の皆さんに感じ取って貰えればと思います。
    ゆきと:お名前お借りました!(笑)本当か嘘か記憶なんてモノは曖昧にしてしまえば、だれも知らなければその事実は無かった事になるんじゃない?頭振って消し去ろうって曲になってます!
    ヤミ:あなた  
     
    ■raith.のLIVEの魅力ってどんな部分だと思いますか?
     
    真希 :暗くて、重くて、どこか哀しげで...言葉にするのは難しい、raith.にしか醸し出せない世界観を体感できること。
    緋月:圧倒的なライブ感だと思います。一瞬の隙もないくらい毎ライブ俺たちの全てをぶつけているので、足を運んでもらって実際に肌で感じてもらいたいです。
    ゆきと:勢いがあってカッコいい所じゃないですかね?(笑)
    ヤミ:だーく  で  おもい  が  たまに ぽっぷ

    ■LIVEで大切している事を教えてください。
     
    真希 :raith.の表現する世界に心の底から浸れること。それはファンに限らず、演者の僕たちにとっても大切なことさ。
    緋月:命を燃やそうと思ってます。やっぱり本気で届けたいと思ってる曲も本気でやるからこそ始めて伝わると思うので、、届けたい相手であるバンギャルちゃん達もめっちゃ元気なんで、それに負けたら本気度が伝わらないかなと。俺とお前らどっちが先に足腰ガクガクになるか勝負みたいな(笑)
    ゆきと:CD音源では味わえない生の音や僕達のステージパフォーマンスで臨場感や迫力を出せるようにしてます!
    ヤミ:ぐしょぐしょ に なること
    おきゃくさん の かお を みること
    まき くん の えむしー  を ちゃんときくこと

    ■今後のヴィジョン聞かせてください。

    真希 :大それたヴィジョンなんてものに僕は興味はないかな。千里の道も一歩から。まずは目の前のライブに全力を尽くすこと。それをひとつずつ積み重ねていくことで自ずと見えてくるんじゃないかな。
    緋月:今回の作品である意味俺たちも吹っ切れてありのままのraith.を出せたので、今後も引き続き俺たちのありのままを俺たちの音楽に乗せて届けたいと思います。
    ゆきと:raith.というバンドの先がいい意味で暗闇すぎて見えないですね…(笑)誰が見てもカッコよくて僕達の伝えたい事をしっかり表現していきたいですね!
    ヤミ:おにく  いっぱいたべたい
     
    ■ありがとうございます。最後にVijuttoke読者にメッセージをお願いいたします。
     
    真希 :死とは一時の夜の訪れに過ぎない。いまを生きる人間は、その一夜に向けて、刻々と眠りの準備をしているに過ぎないのだ。いつの日か闇は優しく、貴方を心地よい眠りへと誘うだろう。いづれ夜は明け、眠りから醒めたそのときに、心地良く眠れたと思えたならそれでいい。僕たちの役目はそこにある。死を司る存在、それこそが僕たちraith.なのだから。
    緋月:いよいよ丸裸のraith.の作品「與喰い」発売されます。当たり前だけどこの世界は汚くてあまりにも悲しくて、そんな中で懸命に足掻いて命を輝かせている貴方に是非手にとって欲しいです。俺たちは全部ありのままを受け止めるので、汚くて醜くて美しいありのままの貴方を、貴方の痛みを是非ぶつけてきてください。
    ゆきと:今この雑誌を手にして僕達のページを最後まで読んでくれたというのは多分なかなかの奇跡だと思います!だから!文字だけじゃ伝えられない事ばかりだから実際に生raith.を感じにライブに足を運んでください!後悔はさせません!!
    ヤミ:やんだら ねましょう
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