善戦? いや、完敗が妥当かと。個々の技量、試合運び、決定力……いずれもウルグアイが一枚も二枚も上手。世界の強国は概して先手を取ると、受けに回って、格下に「結構やれた」なんて思わせるから始末が悪い。思えば、ザックジャパンもヨーロッパ勢に勘違いさせられた「被害者」だったかと。高密度かつ連動性に富んだプレッシングはもとより、合理化が進んだポゼッションも現代風。もはや堅守速攻の一点張りじゃないんですね。しかも、みんなデカい。困ったもんです。日本は久保クン含め、個々に光るプレーはあったけれど、肝心の組織力で負けていたのが何とも。再三、ゴール前の密集突破を試みる日本の方が「古き良き南米」といった趣で……。嫌いじゃないけど。