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ボーカルミックスダウン講座 vol.11 〜 オケの加工、マスタリング。そして完成へ 〜
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ボーカルミックスダウン講座 vol.11 〜 オケの加工、マスタリング。そして完成へ 〜

2013-03-22 23:25
  • 3

本当にごめんなさい、
最終回をアップしたつもりですっかり忘れてました orz

というわけで、なんだかんだとやってきましたが
(だいぶ間もあいてしまいましたが orz)
ついにボーカルミックスダウン講座、最終回です!
最後はオケの調整と、マスタリングについて。

■ オケ加工の必要性                         

今回は『歌ってみた』などのミックスを想定しているため、
オケはすでに2Mixになっているものを利用することが前提です。
大きな変更はできませんが、ちょっと手を加えることによって
さらにできあがりを良い物にすることができます。

『歌ってみた』の場合、元曲はVOCALOIDが歌っている事が大半です。
つまり、人が歌っている場合とは違う前提で
ミックスされている事が多い、という事になります。

私の感覚ですが、VOCALOIDは人の声に比べて、
どうしても細くなり、迫力が無くなってしまう傾向があります。
逆に言えば、オケはそれを補うため、
低域〜中低域が強く出ている場合が多いです。

さらに、配布されているオケはマスタリング済みである事が大半で、
ボーカルとミックスする場合、
その辺も考えてちょっと調整をしてやる必要があります。

■ オケへの処理                           

具体的に何をするかというと、
ボーカルとぶつかる音域を少し削ってやる
という事が必要になってきます。

ここは曲や、オケの状態にもよるので何ともいえませんが、
だいたい500Hz〜800Hz、1.4kHz〜2kHzのあたりを
軽くイコライザーで削ってやりましょう。
それにより、オケの中にボーカルがいる場所が生まれます。

具体的には、こんな感じでしょうか。


これにより、ボーカルとオケがぶつかることが少なくなり、
結果的に聞きやすいミックスとなってくれます。
また、マスタリングをかける際にも、
一カ所に音が集中しなくなるため、音圧を上げやすくなります。

難しいのは、どれくらい削るのか、という部分。
削りすぎると、ボーカルがない部分で音に違和感が出ます。
この辺は本当に曲によるとしか言いようがないので、
いろいろ試しながらやってみてください。

■ マスタリング                           

最後の仕上げ、マスタリングです。

ポイントなどは以前の講座のマスタリング編を見て頂くとして
ちょっと変えなければならない部分もあります。

それは、
必要以上にトータルコンプをかけない
という事です。

配布されているオケはマスタリング済みである場合が多く、
すでにトータルコンプがかかっている状態です。
ここに、普段と同じようなマスタリングをしてしまうと、
2重にコンプをかけてしまうことになり
オケの音が歪んだり、割れたようになってしまう事があります。

ここも曲やオケの状態による部分ではありますが、
ゼロからミックスする場合よりも
トータルコンプは弱めにかけるようにしたり、
コンプはかけず、最後のマキシマイザーだけで調整したりする方が
最終的な仕上がりがよくなることがあります。

音圧を上げることも大事だとは思いますが、
聞いて音が歪んでいたら台無しです。
何事もやりすぎないよう、注意しましょう。


ちなみに、今回の曲はオケにマスタリングをかけていなかったため、
普通通りにマスタリングをしています。
設定はこんな感じ。(画像の順番でかけています)





もしマスタリング済みのものであれば、
赤色のコンプを弱めにするかバイパスし、
最後のマキシマイザーで調整するような感じになると思います。

■ マスタリング後の調整                       

マスタリングをかけた後に全体を聞いてみて、
どう感じたでしょうか?

マスタリングをかけると音圧が上がるため、
今まで目立たなかった部分が耳に付くようになる場合があります。
例えば、リバーブ感が変わったり、
歌とオケの音量バランスが変わって聞こえてきたり。

全体がなんかごちゃごちゃしてて音が濁っている
というような状態の場合、
リバーブのリターンをちょっと減らすと解決する場合があります。

マスタリングをするとリバーブ成分が強調される事が多く、
リバーブの残響が多すぎる状態になっているわけですね。
私の場合も、今までこれで問題が解決した事が多々あるので、
ちょっと試してみることをオススメします。

また、マスタリングをかけた段階でボーカルが大きい(小さい)場合、
すでにオートメーションを書いているため、
一括での音量調整が難しい場合があります。
その場合、ボーカルの最後にかけているプラグインの出力を調整し、
バランスを整えるようにしましょう。
そうすれば、オートメーションの音量変化を残したまま、
全体的な音量を上下させる事ができます。

■ 完成!                              

ついに2Mixの完成です!
それでは、ちょっと聞いてみましょう。

【2Mix、ミックスダウン処理前】

【2Mix、マスタリング完了後】

当たり前ですが、全然違いますねw
一つ一つの処理は細かい事だとしても、
全体を通してみるとここまでの違いが生まれてしまうわけです。

ボーカルは歌モノの要であり、一番重要な部分です。
そして、一番差別化がしやすい部分でもあります。
今回の講座の内容を踏まえて自分なりのやり方を見つけ、
声にあったミックスダウン方法を見つけてください。

■ まとめ                              

ボーカルミックスダウン講座、いかがでしたでしょうか?
(途中で更新止まっててホントごめんなさい orz)
マイクの選び方にはじまり、一通り私のやり方を紹介させて頂きました。

今回の講座は歌ってみたを想定して行いましたが、
通常の曲のミックスや、VOCALOID曲であっても
基本の流れは同様ですので、ぜひ試してみてください。

講座に対する質問・疑問・感想だけでなく、
皆さんのご意見などもお待ちしておりますので、
このブロマガのコメント欄、またはTwitter(@voyager2fat)まで
ガンガンお寄せ頂ければ幸いです。

それでは、また次回!


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ティ…T-rackS祭りじゃあああああああああああああ!(ドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコ
103ヶ月前
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先生・・・WAVES祭りが・・・してみたいです・・・orz
(翻訳:WAVES Mercury が欲しい)
103ヶ月前
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ミックスダウン講座ものすごく役に立ちました
今はもう更新していないようですが
もし、機会があったらぜひ役に立つテクニックいろいろと
教えていただきたいです!!
87ヶ月前
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