公式サイト掲載レポートのアーカイブです。part5の続き
「VTuber Fes Japan 2021」ラストには熱いメッセージと感動が!
2日間に及んだ「VTuber Fes Japan 2021」もいよいよ終盤。VTuberユニットHIMEHINAが深いテーマの「命に嫌われている(バラードver.)」に続き、コロナ禍で変化する社会を鋭くえぐったオリジナル楽曲「水たまりロンド」を披露すると、その突き刺さるほどに磨き抜かれた言葉、心に染み入る透明感の強い歌声、熱さと冷たさを兼ね備えたメッセージの共演に、「これは泣く」「もうなにも言えねぇ」「ただ泣いてる」と大きく感情を揺さぶられたコメントの数々が。
そして最後は「みんなもキーボードを叩き割る勢いで盛り上がってね!」と「ヒトガタRock」で会場のテンションを爆上げすると、鳴りやまない拍手はアンコールへと続きます。このアンコールに応えたのは、富士葵、電脳少女シロ、燦鳥ノム、獅子神レオナ。選曲はボカロの歴史を変えた名曲「メルト」です。バンド演奏の重厚な楽曲アレンジと調和する4人の歌声は、見たこともないほどの弾幕コメントを呼び込む最高のフィナーレを飾りました。
昨年出された緊急事態宣言の影響から一部企画の中止・延期を経てようやく開催に漕ぎつけた、今回の「VTuber Fes Japan 2021」。このFesは「VTuber」という大きなムーブメントが、既に深く根を張り巡らせた懐の深い“文化”にまで成長していることを伝え、VTuberの歴史へとその名を刻みました。
part7へ続く