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PLANETSチャンネルでできること

宇野常寛が主宰するPLANETSのウェブマガジンです。政治からサブカルチャーまで独自の角度と既存のメディアにはできない深度で情報発信しています。
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メルマガ

  • ロボットアニメはなぜティーンズの「性と死」を描けるのか|石岡良治(後編)

    本日のメルマガは、批評家・石岡良治さんの「今世紀のロボットアニメ」論をお届けします。 「ガンダム」をはじめとして、作中における「死」や「性」的なシーンがしばしば視聴者に衝撃を与えるロボットアニメ。そうした描写を可能にする、ジャンル特有の機能とはどんなものなのでしょうか。 前編はこちら。 (初出:石岡良治『 現代アニメ「超」講義 』(PLANETS、2019)) ロボットアニメはなぜティーンズの「性と死」を描けるのか|石岡良治(後編) 「宇宙世紀ガンダム」を支え続けるガンプラ市場  現時点(2019年執筆時点)における『ガンダム』テレビシリーズ最新作『鉄血のオルフェンズ』の反響について、ひとつ興味深いことがあります。視聴率やソフト売上という点では必ずしもブランド力に見合っていないとする見解もあるのですが、主役機「ガンダム・バルバトス」をはじめとして、ガンプラの売上という点ではそれなりに好調だったという事実です。  そもそも1980年代のロボットアニメブームはほぼ『ガンダム』の存在や、再放送中に爆発的に売れた「ガンプラブーム」の余波という側面があるのですが、プラモデルというホビーの世界が、ア...

    6日前

  • ロボットアニメはなぜティーンズの「性と死」を描けるのか|石岡良治(前編)

    本日のメルマガは、批評家・石岡良治さんの「今世紀のロボットアニメ」論をお届けします。 20世紀のロボットアニメブームを概観し、ブームの要因となった特徴と今世紀におけるアニメファンと「ロボットもの」との距離感について考察します。 (初出:石岡良治『 現代アニメ「超」講義 』(PLANETS、2019)) ロボットアニメはなぜティーンズの「性と死」を描けるのか|石岡良治(前編) 戦後アニメ史と並走してきたロボットアニメ 「アニメーション」一般から区別される意味での日本の「アニメ」が、1963年1月1日放映開始の『鉄腕アトム』にはじまるという見方は比較的共有されていると思います(もっとも当時は「アニメ」とは呼ばれていなかったわけですが)。興味深いのは同年秋に『鉄人28号』(~1966)もアニメ化されていることで、数多いアニメジャンルの中でもロボットアニメは、日本のアニメ史とほぼ重なる歴史的広がりを持っています。とはいえ現在ロボットアニメとみられる作風の原点は『マジンガーZ』(1972~1974)でしょう。このあたりの事情は、宇野常寛さんの『若い読者のためのサブカルチャー論講義録』(朝日新聞出版社)で...

    2023-01-24

  • 身体というフロンティア|最上和子

    本日のメルマガは、舞踏家・最上和子さんの特別寄稿をお届けします。 数々の公演やワークショップを通じて「身体」の探求と模索を行う最上さん。今回は稽古場で「身体」の内側と向き合うことで得た、「自意識」が後退していく体験について綴っていただきました。 (初出:『 モノノメ 創刊号 』(PLANETS、2021) バナー画像出典:「 FULLDOME HIRUKO 」) 身体というフロンティア|最上和子  私のしている舞踏は自分の外側に動きの形をつくるのではなく、まず最初に自分の身体の内部と徹底的に向き合う。世界にはバレエ、日舞、フラメンコ、伝統芸能、民族舞踊などたくさんの舞踊があるが、そのどれとも違い、方向が逆になっている。それは踊りをする前に内部を見出すという大きな課題があるからだ。  身体の「内部」とはどういうことか。私の行っている基本の稽古に「床稽古」というのがある。身体の力を抜いて一〇分間床に横たわり、一〇分かけて立ち上がり、次に一〇分歩く。一行程三〇分のこの稽古で身体と意識状態に驚くべき変化が起こる(起こらない場合もあるが)。  まず身体の力を抜くのが難しい。抜いたつもりになっているだけという場合がほと...

    2023-01-17

  • 宇野常寛インタビュー<情報過多の時代に市民(=主体)はどうあるべきか>

    明けましておめでとうございます。今年もPLANETSをよろしくお願いいたします。新年最初のメルマガは、PLANETS編集長・宇野常寛の特別インタビューをお届けします。 最後のフロンティアとして20世紀末に登場したインターネットが、逆に人々を閉じ込めている現代社会。その「外部」はどこにあるのか、長いコロナ禍の中で熟成させてきた思考を展開してもらいました。 (初出: 「週刊読書人」2022年11月4日号(3463号) ) 情報社会における市民=主体はどうあるべきか ──パンデミックの蔓延、人々のインターネットへの常時接続、未曾有の状況の前に放棄された思考、民主主義という制度に支持された監視と統制……閉塞した現状をいかにして開くことができるのか。その思考実験が、異人たちの人生と思想を通じ、弛まず繰り返される本でした。 宇野  この本はコロナ禍の中で書かれた本で、その影響はやはり大きいです。ただ、僕の関心はたぶん世間とはかなり変わっていて、このパンデミックがインフォデミックに支えられていたことにあります。たとえば「コロナは風邪に過ぎない」とか、「特定の国家の生み出したウイルス兵器だ」といったデマや陰謀論が随分と流布...

    2023-01-10

  • 凡庸な服は、いかに捉え得るか?──私的な身体技法をめぐる試論的考察|藤嶋陽子(後編)

    本日のお届けするのは、ファッション研究者・藤嶋陽子さんの特別寄稿(後編)です。 否応なく他者の視線に晒される衣服を、人はどのように選んでしまっているのか、現代の情報環境を踏まえながら思索します。 (初出:『 モノノメ #2 』(PLANETS、2022)) 前編はこちら ! ※2022年の配信は本日が最終日です。来年もPLANETSをよろしくお願いします! 凡庸な服は、いかに捉え得るか?──私的な身体技法をめぐる試論的考察|藤嶋陽子(後編) 服に、願いを。  自分の衣服に関する情報を積極的に発信するインフルエンサーたちに対して、これまで述べてきたような情報に触れながら服を選び、服を纏う私たちの実践は、どのように考えることができるのだろうか。  SNSにおいては自分と似た体型や属性のユーザーの投稿画像を眺めて服の情報を得るわけだが、今日ではECサイトでも同様の体験がもたらされている。モノとしての商品そのものよりも、その衣服を纏ったときのイメージを強調するような写真を中心に置くファッションECサイトが特に韓国系通販サイトなどを中心にして増えており、まるでSNS上の投稿のような写真が商品紹介として掲載されている。...

    2022-12-27

  • 凡庸な服は、いかに捉え得るか?──私的な身体技法をめぐる試論的考察|藤嶋陽子(前編)

    本日のメルマガは、ファッション研究者・藤嶋陽子さんの特別寄稿をお届けします。 SNSでの自己表現として用いられる「ファッション」。その一方にある、普段何気なく着る「凡庸」な服からファッションを捉え直します。 (初出:『 モノノメ #2 』(PLANETS、2022)) ==== PLANETS公式ストア クリスマスセール中です ==== 年末年始は本を読んで過ごしませんか? 12/7〜12/26 最大 44% オフ クリスマスセール開催中! (対象書籍) 『モノノメ 創刊号』 『モノノメ #2』 小山虎『知られざるコンピューターの思想史』 高佐一慈『乗るつもりのなかった高速道路に乗って』 購入はこちら! 凡庸な服は、いかに捉え得るか?──私的な身体技法をめぐる試論的考察|藤嶋陽子(前編) 凡庸さを捉える術を模索する  どんなに生活スタイルが変わっても、私たちは服を着る。服というものは常に私たちの生活のなかに存在して、たとえファッションに興味がないと言う人がいても、それは裸で暮らしているということを意味するわけではない。積極的に流行を追い求めて服を買うわけではなくても、みな何かしらの服を纏い、その服は何かしらの理由で購入して、何か...

    2022-12-20

  • 【トークイベント】「論破しない」で総括する激動の2022年|宇野常寛×乙武洋匡×菅野志桜里×駒崎弘樹×若新雄純×吉田尚記(渋谷セカンドステージSPECIAL)

    PLANETSよりトークイベント開催のお知らせです! 「渋谷セカンドステージ」では、渋谷ヒカリエ 8/COURTを舞台に、PLANETSと東急株式会社が共同で、渋谷から新しい文化を発信することをテーマに様々なトークショーを開催しています。今回は激動の2022年について、ゲストの方と議論します。 ゲストは、作家の乙武洋匡さん。 弁護士の菅野志桜里さん。 認定NPO法人フローレンス会長の駒崎弘樹さん。 株式会社NEWYOUTH 代表取締役の若新雄純さん。 司会にニッポン放送アナウンサーの吉田尚記さんをお迎えします。 参加チケットのお申し込みは こちら から。 ▼イベント概要 「論破しない」で総括する激動の2022年(Hikarie +PLANETS 渋谷セカンドステージSPECIAL) 今回は2022年の時事総括を行います。 ウクライナ戦争の勃発や、国内では安倍晋三元首相の暗殺など、政治的には激動と言える2022年。コロナ禍がもはや常態化したなかで、11月にはTwitter社の買収など、身近な領域でも大きな変化が起き始めたこの1年を、(誰かを論破することなく)総括します。 ▼出演者 宇野常寛(評論家・PLANETS編集長) 1978年生。評論家として活動する傍ら、...

    2022-12-16

  • 「平和マーケティング」と21世紀の戦争をめぐる諸問題|藤井宏一郎(後編)

    本日のメルマガは、パブリックアフェアーズジャパン代表・藤井宏一郎さんの特別インタビューをお届けします。 企業や個人が市場での活動を通じて平和を目指す「平和マーケティング」。企業が平和マーケティングをおこなうための動機の作り方、テロの時代以降の平和の形とは何か、じっくりと議論しました。 (初出: 『PLANETS vol.10』「[インタビュー] 藤井宏一郎 企業はマーケティングを通じて世界平和に貢献できるか」 (PLANETS、2018)) 前編は こちら ! ==== PLANETS公式ストア クリスマスセール中です ==== 年末年始は本を読んで過ごしませんか? 12/7〜12/26 最大 44% オフ クリスマスセール開催中! (対象書籍) 『モノノメ 創刊号』 『モノノメ #2』 小山虎『知られざるコンピューターの思想史』 高佐一慈『乗るつもりのなかった高速道路に乗って』 購入はこちら! 「平和マーケティング」と21世紀の戦争をめぐる諸問題|藤井宏一郎(後編) 平和マーケティングが機能する局面を考える ――「積極的平和論」の観点に立つと、とりあえず「SDGsをがんばりましょう」的なところに落ち着くのは仕方ないと思うわけです。それはまった...

    2022-12-13

  • 「平和マーケティング」と21世紀の戦争をめぐる諸問題|藤井宏一郎(前編)

    本日のメルマガは、パブリックアフェアーズジャパン代表・藤井宏一郎さんの特別インタビューをお届けします。 企業や個人など、国家ではない主体が市場での活動を通じて平和創出にコミットしうる「平和マーケティング」。私たちの「戦争」に対する距離感が急激に変化した2022年のいま、改めてその意義を振り返ります。 (初出: 『PLANETS vol.10』「[インタビュー] 藤井宏一郎 企業はマーケティングを通じて世界平和に貢献できるか」 (PLANETS、2018)) 「平和マーケティング」と21世紀の戦争をめぐる諸問題|藤井宏一郎(前編) 「平和マーケティング」とは何か ――今回は、2016年に広島で行われた「国際平和のための世界経済人会議」で藤井さんが紹介した「平和マーケティング」についてお話を伺いたいと思います。これは企業活動や市場原理を活かすことで、現代において、いかに非国家的な主体が平和の創出にコミットできるのかについての問題提起ですね。民間の市場のプレイヤーが「戦争」という国家のアイデンティティに関わるような領域にどう踏み込みうるかという意味で、ものすごく興味深い思想的な実験だと思いました。 藤井  最初に経緯...

    2022-12-06

  • 「分断」から「瓦解」へ――変質する民主主義の危機 ~中間選挙を読み解く3つの視座~|橘宏樹

    現役官僚である橘宏樹さんが、「中の人」ならではの視点で日米の行政・社会構造を比較分析していく連載「 現役官僚のニューヨーク駐在日記 」。 今回は11月におこなわれたアメリカ中間選挙のポイントを解説するとともに、ニューヨーク市民と日本国民の選挙に対する姿勢の違いについて分析します。 橘宏樹 現役官僚のニューヨーク駐在日記 第7回 「分断」から「瓦解」へ――変質する民主主義の危機 ~中間選挙を読み解く3つの視座~  おはようございます。橘宏樹です。ニューヨークでは、11月24日にサンクス・ギビング・デイ(感謝祭)を迎えました。去年に続き今年もアメリカ人の友人宅にお招きいただき、大きな骨付きハムを分け合って楽しい時間を過ごしました。感謝祭の料理と言えば七面鳥がおなじみですが、ハムの流派も多いのだとか。 ▲手製のサンクス・ギビング・ハム。グランベリーなど甘めのソースをかけて食べるのがセオリー。 ▲アラビア文字の書かれたお皿がハムと餃子と団らんを待つ多文化な食卓。 ▲手製のチョコチップ入りピーカンナッツ・パイ。使われたメープルシロップは庭で採れたものだそう。めちゃくちゃ美味しかった......

    2022-12-02