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  • 今夜20:00から生放送!石岡良治×福嶋亮大×宇野常寛「続・高畑勲の遺産をどう受け継ぐか」2019.9.17/PLANETS the BLUEPRINT

    2019-09-17 11:2011時間前
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    今夜20時から生放送!
    「PLANETS the BLUEPRINT」では、
    毎回ゲストをお招きして、1つのイシューについて複合的な角度から議論し、
    未来の青写真を一緒に作り上げていきます。

    今回のゲストは、批評家・石岡良治さんと、文芸批評家の福嶋亮大さんです。
    戦後日本アニメーションに多大な影響を与え、昨年この世を去った高畑勲監督。
    彼がアニメーション業界に遺したものとは、一体なんだったのでしょうか。
    そしてその遺産は、どう受け継がれるのでしょうか。
    現在国立近代美術館で開催中の回顧展を踏まえ、改めてその功績について議論します。

    【合わせてご覧ください】
    高畑勲監督追悼企画 -アニメにとって高畑勲の遺したものとは何か-
    https://youtu.be/FHvDC2xDHAc


    ▼放送日時
    2019年9月17日(火)20時〜
    ☆☆放送URLはこちら☆☆
    https://live.nicovideo.jp/watch/lv321613894

    ▼出演者
    石岡良治(批評家、早稲田大学准教授)
    福嶋亮大(文芸批評家、立教大学准教授)
    宇野常寛(評論家・「PLANETS」編集長)
    ファシリテーター:中川大地(評論家/編集者)


    ハッシュタグは #ブループリント

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  • 【特別寄稿】森田真功 ヤンキー・マンガと「今」

    2019-09-17 07:0015時間前
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    今朝のメルマガは、森田真功さんのヤンキーマンガ論をお届けします。ヤンキーマンガの全盛期は平成初頭であり、近年は再評価やリバイバルが盛んですが、最近の漫画誌では新世代のヒット作も次々と登場しています。令和のヤンキーマンガは何を更新しようとしているのか、『東京卍リベンジャーズ』『六道の悪女たち』『鬼門街』といったタイトルから考えます。

    平成と重なり合うヤンキー・マンガの歴史

     ヤンキー・マンガの「今」の話をしたいと思う。「今」とは、もちろん、2019年の「今」を指しているのであって、つまり、令和元年となった「今」現在のことにほかならない。ヤンキー・マンガというと、おそらくは昭和のイメージが強い。昭和のイメージで語られる機会が少なくはない。それは俗にヤンキーと呼ばれる不良文化のスタイルが80年代に一般化し、広く定着したためである。しかし、誤解されがちではあるのだけれど、ヤンキー・マンガを代表するような作品の多くは、実は昭和よりも平成として区分される時代に親しまれ、人気を博していったのだ。

     先駆的な『湘南爆走族』(1982年〜1987年)や『BE-BOP-HIGHSCHOOL』(1983〜2003年)を別にすれば、たとえば『ゴリラーマン』(1988〜1993年)や『ろくでなしBLUES』(1988年〜1997年)『BAD BOYS』(1988年〜1994年)や『今日から俺は!!』(1988年〜1997年)『カメレオン』(1990年〜2000年)や『湘南純愛組!』(1990年〜1996年)「クローズ』(1990年〜1998年)や『疾風伝説 特攻の拓』(1991〜1997年)『ウダウダやってるヒマはねェ!』(1992年〜1996年)など、ヒット作の登場が80年代の後半から90年代の前半に集中していることは、ヤンキー・マンガのムーヴメントがあくまでも90年代に属していたことの証左になるのではないか。80年代は、確かに昭和に含まれる。と同時に、平成元年が1989年の西暦と一致している点を踏まえるなら、昭和の終期と平成の始期とを80年代は兼ねていたことになる。それ以降の90年代は正しく平成というERA(時代)のなかに置かれるべきものであろう。

     ヤンキー・マンガは、昭和の終わりに勃興し、日本的なサブ・カルチャーの一角を為すほどの支持を得た。その支持は平成の間中ずっと続き、およそ30年経った令和の現在もまだ支持され続けているというのが、ここでの前提である。当然、いちジャンルの歴史において停滞や不調がないわけではなかった。が、2007年の『クローズZERO』をはじめ、いくつものヤンキー・マンガが実写化、メディア・ミックスされるたびに話題を呼んだ。2019年に実写化が成功した『今日から俺は!』は記憶に新しいところだと思う。ある意味、それらは過去のヒット作がリヴァイヴァルしたにすぎない。リヴァイヴァルに適した需要が世間にあったともいえる。他方、現在進行形で連載されている作品には、そうしたリヴァイヴァルとは必ずしも合致しえない魅力が見つけられる。それこそがここでの本題なのだった。

     2010年代のヤンキー・マンガには二つの潮流があった。『湘南純愛組!』と舞台を同じくする『SHONANセブン』(2014年〜)や『カメレオン』の登場人物をカムバックさせた『くろアゲハ』(2014年〜)などに代表される続編もの。そして、実在している人間の若かりし日を描いた『デメキン』(2010年〜)や『OUT』(2012年〜)『ドルフィン』(2015年〜)などに代表される自伝ものが、2010年代の前半にヤンキー・マンガのシーンでは大きく目立っていたのだ。それらも過去のとある時代を参照しているという点で、リヴァイヴァルの領域に入るのかもしれない。しかしながら、このような傾向とも以下に挙げていく作品は異なっている。

    トレンドと融合した『東京卍リベンジャーズ』

     さしあたり、三つの作品を取り上げるつもりでいる。まず挙げたいのは『新宿スワン』(2005年〜2013年)を手がけた和久井健の『東京卍リベンジャーズ』(2017年〜)である。『東京卍リベンジャーズ』に触れる上で看過できないのは、タイムリープの仕掛けだ。タイムリープ、ループ、リプレイなどのアイディアを通じ、物語の中に周回の要素をもたらすというのは、近年のフィクションにとっては凝っておらず、むしろスタンダードな作法であろう。ドラマ、映画、小説、マンガ、いずれの媒体に関わらずなのだが、厳密にはSFのジャンルとは見られない作品にあってさえ、時間の行き来を繰り返すことで、何らかの帰着を得るパターンのものは珍しくない。タイムリープの能力を手に入れた主人公が、近い将来に亡くなる初恋の女性を救うため、過去に戻り、彼女が死に至る原因を突き止めようとする。これが『東京卍リベンジャーズ』のあらすじになるのだけれど、率直にいって、ありがちなパターンと受け取ることができてしまう。安直さがある。反面、そこに不良とされる人間のテーマを落とし込むことで、一つの特徴が生まれているのも確かなのであった。

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    ▲『東京卍リベンジャーズ』


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  • 大西ラドクリフ貴士 世界の〈境界線〉を飛び越える――Q&Oサイト「ヒストリア」の挑戦(前編)(PLANETSアーカイブス)

    2019-09-13 07:00
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    今朝のPLANETSアーカイブスは、Q&O(クエスチョン&オピニオン)サービス「historie(ヒストリア)」を立ち上げ、国際情勢や歴史認識に関する議論を、新しい切り口で可視化しようとしている大西ラドクリフ貴士さんに、ネット右翼問題をはじめとする人々の認識の断絶、〈境界線〉の問題を、ボトムアップから更新していく取り組みについて、お話を伺いました。
    ※本記事は2017年7月10日に配信された記事の再配信です。

    もしジョン・レノンが生きていたら、彼もきっと作りそうなプロダクトを

     ――最初に、ラドクリフさんが取り組んでいる活動についてお伺いできればと思います。

    ラド 5年ほど勤めた前職のRecruitを退職して、the Babels(バベルズ)という新しい会社をこの4月末に立ち上げました。社名は旧約聖書に登場する「バベルの塔」にちなんでいます。この会社のコンセプトは「もしジョン・レノンが今生きていたら、彼もきっとつくりそうなプロダクトを。」です。もし彼が生きてたら、きっと音楽よりもインターネットやスタートアップに夢中になっていたんじゃないかなと、僕思うんですよね。ジョンのプロダクトを勝手に妄想すると、自分のプロダクトの設計思想と近いものを感じていて。だからthe Babelsのコンセプトを人にわかりやすく伝えるときには、もしジョン・レノンが生きていたら彼もきっと作りそうなプロダクトを僕らは手がけていくんだ、と話しています。

    また、僕らは「インターネットから世界平和を作るスタートアップ」とも名乗っています。現在の世界には、人種や宗教やジェンダーといった、さまざまな目に見えない境界線が張り巡らされています。その、トップダウンで作られた境界線の内側に陣取っている人たちは、外側の人たちを無意識に色眼鏡を通して見て批判し、どんな酷いことでも言えてしまう空気がある。その結果、表面的なイメージに引っ張られて、判断や意志決定がされてしまいがちです。

    でも、それって、非常に20世紀的だなあと思っていて。20世紀までの負の関係性を22世紀にまでダラダラ持ち込ませてたらダメだと思うんですよね。21世紀のあるべき姿から逆算したときこの世界に最も欠けているのは、「境界線の向こう側への想像力」だと思うんです。「色眼鏡を外す力」といってもいいのかもしれない。人々の境界線の向こう側への想像力を育てる仕組みを作りたい。それで会社を立ち上げました。

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    ――具体的に、どのような事業を手がけようとしているのでしょうか。

    ラド 歴史的・国際的な問題を議論する「historie(ヒストリア)」というwebサービスを作っていて、6月頭に海外向けにローンチしたところです。たとえば、竹島がどこの国のものなのか。広島・長崎への原爆の投下は正しかったのか。さまざまな議論がありますよね。1つの明確な答えが出にくく、国や民族を跨いで複数の観点があってもいいような、そういった問題に特化したQ&Aサービスです。

    ただ、Q&Aサービスってどれも「ベストアンサー」を決めちゃうじゃないですか。the Babelsの会社内部では、自分達はQ&Aではなく「Q&O」(クエスチョン&オピニオン)サービスを作ってるんだと言っていて。これって発明だと思ってるんですけど、歴史とか政治や国際問題って決して唯一の「アンサー」(答え)にならないわけですから、Q&Aじゃダメなんですよね。1つの質問に対して多様な「オピニオン」(意見)を複数同時に見せられる仕組み、UI、デザインを意識してQ&Oサービスを作っています。各ユーザーから寄せられたオピニオンをビジュアライズし、双方の陣営の意見を「見える化」していく。そのことによって、反対意見を持つ人々への想像力を高めるのが目的です。

    ユーザーはひとつのトピックについて、自分の立場を選んでからディスカッションを始めます。さまざまな立場のユーザーから投稿された意見が、並列に並んでいるようなイメージです。Q&Aサイトはベストアンサーを返すことが目的ですが、ヒストリアはアンサーをひとつに限定しない。あらゆる事象を平面ではなく立体で捉えたい。意見が分かれそうな質問をどんどん投げて、意見を立体化させます。システム的にもUI的にも非常に難易度高いんですけど、意見のグラデーションをもっとビジュアル化していきたいと思っています。

    このサービスを、まずは米国西海岸のリベラルな層に届けていきたいと考えています。僕らはまず何よりもオピニオンメーカーを大事にしたいと思っていて、海外のオピニオンメーカーに1人1人メッセージを送るなど泥臭くアプローチすることから始めています。オピニオンメーカーの意見のうち評判の良いものが重点的に反映されるようにしていきます。プロダクトを初めから全て英語ベースで作ったのも、日本よりも先に米国で展開するのも、米国の方が議論の文化が根付いているからです。米国や欧州で議論される場所として根付いた後で、日本に持って来ようと思っています。

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    ▲「historie

    ――挑戦的なサービスになりそうですね。このアイデアが生まれたきっかけを教えてください。

    ラド 僕は多民族が暮らす地域で育ったのですが、そこでは仲が良い関係にある人々も、民族や国家についての議論になると、平気でお互いディスり合ってしまう。そういった状況を解決する方法をインターネットから作れないかとずっと考えてきました。

    学生時代に、世界共通言語をボディランゲージで作るCGMを作っていました。たとえば「お腹が空いた」を表現するボディランゲージを世界中のユーザーにアップして評価し合ってもらい、Facebookのデータから、どの地域・民族で伝わりやすいかを調べて、世界共通のボディランゲージを見つけて増やしていくんです。でもこれって、既に引かれている境界線をいかに飛び越えるかという対症療法的なアプローチにすぎないんですよね。そのとき、そもそもなぜ境界線が生まれているのかが気になったんですね。そこを掘っていくと、どうしても歴史教育にたどり着く。国によってびっくりするくらい教えられている内容が違っていて、そうすると前提が違いすぎますから、子供達が大人になって議論をしようとしても「そりゃ意見も合わないよな」と。

    今の歴史教育の形態は本当によくないと思います。もちろん、国や権力者には国民に信じてほしいストーリーがあって然りなので、国によって教えられている歴史が違うのは、構造的に仕方のないことではあるんですよね。ただ、そのワンサイドストーリーだけが子供達にインストールされている状況がよくない。ワンサイドストーリーだけで教えられると、別のストーリーを受け容れられなくなって、むしろ境界線の向こう側への想像力が減退しますから。世界を減退させるための教育なんてかなりクレイジーじゃないですか。バベルズではいずれ、Q&Oで集めたコンテンツを基に、世界中で提供可能な歴史の電子教科書の製作や、境界線の向こう側への想像力を育てるためのオンラインインターナショナルスクルールの運営をやりたいと考えています。いわば「バベルスクール」ですね。

    宇野 アイロニカルな名前のスクールだね。旧約聖書の「バベルの塔」といえば分割の象徴だから。

    ラド 神からトップダウンで与えられるのではなく、人間たちがボトムアップで手を合わせて乗り越えようとした背景が、僕達の思想に非常に近いと思ったので。 空想的で実現不可能な計画を比喩的に「バベルの塔」と呼んだりしますが、でもどうせスタートアップするなら、そのぐらいがちょうど良い。人類にとって本当に意味のある問題解決に時間を使いたい。 そういう解釈でいいかなと思ってます。

    歴史に対して「食べログ」的なアプローチをしたい 

    宇野 ラドさんがヒストリアを設計するにあたって、CGMという方法にあえて注目したのは、なぜですか?

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