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汽車と電車のはなし
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汽車と電車のはなし

2015-10-12 05:31
    ニコニコニュースに「自分が田舎者だと痛感した瞬間」という記事が上がっており、その中でも「汽車と言ったら笑われた」という部分について多くのコメントがあったのでここについて書きたいと思います。

    http://news.nicovideo.jp/watch/nw1836873?news_ref=nicotop_topics_rank
    元記事:自分が田舎者だと痛感した瞬間

    元記事の内容は、北海道在住の方が東京旅行の際に
    「今、ここまで『汽車』に乗って来たんですが、○○まで特急の汽車で行くには、切符はどこで買えばいいですか?」
    と駅員に尋ねたら汽車と言ったことを馬鹿にされたような印象を受けたというようなことです。
     田舎育ちの方は、JRのことを汽車と呼ぶ習慣がある方も多いと思いますが、都会の方は汽車と言ったら蒸気機関車を思い浮かべるのではないでしょうか。きっと。このギャップはなぜ生まれたのでしょうか。以下は私の説です。

     明治時代に新橋-横浜間が蒸気機関車で営業運転を日本で初めて実施しましたが、年号が変わらないうちに国鉄では電車を大都市圏で走らせていました。ところが地方では昭和になってもまだ蒸気機関車が走っていました。ですから、都会と地方では「汽車」のイメージに半世紀以上の開きがあるわけです。都会では、蒸気機関車が走っていたのは曾ばあちゃんか下手したら曾々ばあちゃんの世代になります。一方田舎ではばあちゃんの代くらいまではバリバリ蒸気機関車が活躍していて、母ちゃんもばあちゃんが汽車汽車というのを聞いてそれを引き継いでいたなら自分が汽車汽車と言っていても不思議ではありませんな。田舎者は、自分らの代でやっと汽車から電車に切り替わるくらいだと思います。
     ところで、地方都市では国鉄で蒸気機関車が活躍していながらも路面電車は走っていました。そんなわけで、田舎では汽車とはJR(国鉄)を指し、電車といえば路面電車を指す言葉となっているわけです。

     記事のコメントには、「北海道は電車じゃなくてディーゼルで走ってるから汽車なんだよ」という声がいくつか上がっていましたが、それは誤りだと思います。ディーゼルは気動車ですし、北海道でも札幌近郊は電化されています。ただ、札幌の人でも未だにJRを汽車と呼ぶ人は多いです。勝手な推測ですが、その理由を考えてみます。まず、ドアが片開きの車両しかないので汽車感がある。第二に、デッキ付き車両が多い。第三に、汽笛が汽車っぽい(ピヒョオオオオォォォォォってやつ)。第四に、電化区間でもディーゼル車が走ってて電車と区別がつかないので電車であることに気づいていない。第五に、「ジェイアール」という発音が長くて言いにくい。こんなところでしょうか。特に第四、第五の理由は地方都市全般に当てはまると思います。

     しかし、近年は電化の遅れていた九州、四国、北海道でも路面電車のあるような都市ではJRも電化が進んでいます。そんな中で、ぼちぼちJRのことも電車と呼ぶ若者が増えてくるのではないかと思っています。僕も中学生くらいまではJRのことを汽車と呼んでいましたが、最近ではレールの上を走るものはなんでも電車と呼ぶようになりました。気動車をそう呼ぶには抵抗ありますが、相手を見て言葉を選びます。
     余談ですが、沖縄にはモノレールが走っており、僕はこれのことを電車と呼んでいますが、沖縄の人に「電車で行こうよ」などというと、「モノレールな」と一々訂正されます。どうも沖縄の人は動力源が電気であれば電車と呼んでいいことを知らない人が多いようです。まぁ、そりゃ内地でも変わらんか。

     こんなところですかね。なにかあったらコメントください。以上チラ裏でした!
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