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~デレステプロデュース日誌~ 〇月〇日「黒川千秋」
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~デレステプロデュース日誌~ 〇月〇日「黒川千秋」

2020-07-11 13:31
    アイドルと言うのは、キャラを重視する者がいたりそうでなかったりするが、そのどちらも皆総じてストイックである。その根底には『努力』という一言では語り尽くせない複雑かつ繊細な存在が鎮座しているが故であろう。

    さて今日は、とりわけストイックだと事務所内で評判な黒川千秋との初仕事であった。私はあくまでトライアドプリムスの補助という名目であったわけだが、そのバックダンサーとしてステージに立っていたのが彼女である。

    真っ直ぐに伸びた黒髪を空中に舞わせるしなやかなその姿には『美』という一文字がピタリと当てはまるようだ、と観客席でゲネプロを見守りながら私は思った。主役の3人に引けを取らないパフォーマンスである。是非とも担当Pと名刺交換をしておきたいと思い周囲を見渡したが、それらしき姿は見当たらなかった。無精ひげのあの人は舞台監督だし、あの黒Tシャツの一団はスタッフの方々だし、あのスーツを着こなした貫禄のある人は、北条加蓮の担当Pである(その筋のベテランらしく、プライドからか中々有給をとってくれないと千川さんが嘆いていたのはここだけの話)。あ、奈緒担当Pが買い出しを終えて帰ってきた。

    となると、黒川千秋担当Pも休暇中ということなのだろう。もう一人のバックダンサーの臨時Pを加蓮担当Pが、渋谷凛を私が。あれ?じゃあ彼女は?まさか俺?聞いてねぇぞ…。

    臨時プロデューサーとして派遣されてから文字の密度が増した手帳を開き、今日のスケジュールを確認した。『スケジュールは1.5倍書き込め』という弊社(この場合は派遣元を指す)の教訓が役に立ったと言えよう。黒川千秋のスケジュールも軽く書き込んでいた。

    彼女の以降のスケジュールは空いているようだった。P不在の詳細も気になるし、現地解散直帰予定であるし、軽く食事にでも誘ってみようか。あちらも成人してるし問題はないだろう、と考えた。


    ……過去の私は何を考えているのか。誘ってみようとはなんだ。成人しているから問題ないとは、つまり何を問題としたのか!今日の私は何かがおかしい。多分『美』だとか云々のあたりからとち狂っていた。美・サイレントBe silent、黙ってなさいってね。

    ほら、言ってるそばから。


    まあその後見事にフラれたわけだが、私との食事が嫌なわけではなく、もっとストイックというか、反対に心に引っ掛かるような理由だった。もはや前者であった方が良かった気さえしている。
    「黒川千秋とあの人」へ続く

    以下、メタ的注釈です。反転させてお読みください。

    *この日誌は、デレステを始めて間もない「私」がゲーム内で感じたことなどを、多分に脚色した「創作的プロデュース日誌」です。時系列、関係性等、事実と異なる場合がありますのでご了承ください。
    *なお(神谷奈緒ではない)、「私」はデレマスをやっておりません。その点も併せてご理解いただければ幸いです。
    *ピクシブでも公開中です。
    https://www.pixiv.net/novel/series/1341160


    次回更新は一週間以内を予定しています。名刺ID:dd312f77b6
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