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~デレステプロデュース日誌~ 〇月〇日「サイキッカーの 堀裕子が しょうぶを しかけてきた! ▼」
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~デレステプロデュース日誌~ 〇月〇日「サイキッカーの 堀裕子が しょうぶを しかけてきた! ▼」

2020-08-07 14:00
    今日は事務所が慌ただしかった。なんか最近できたなんとかっていう新ユニットがどっかの市とコラボすることになったとか、一日市長がなんだとか言っていた。変に巻き込まれるのも勘弁なので、事務所を離れロビーへ向かった。明日のスケジュール調整云々ぐらいならそこで充分であろうとの判断だった。

    開けたロビーの、整列した長椅子の中のひとつに、少女がポツンとひとり。見れば、手元にある銀色の細長い物体を凝視している。明日ともに仕事をする堀裕子に間違いなかった。

    せっかくなので挨拶でも、と声をかけてみると、不意に彼女のキラキラとした目が先割れスプーンから私の方へ向けられた。ちょっとビビった。

    「やってみますか!」
    かなりビビった。
    「あ、えーっと…明日キミの臨時プロデューサーとして……」
    スプーンを渋々受け取りながら、代わりに名刺を差し出した。
    「ああ!あなたがそうだったんですね!てっきりサイキック勝負を挑まれたのかと!」
    今まで挑まれたことがあるような口ぶりである。
    「ではどうぞ!」

    どうやら私がやらないと先に進めないらしい。担当Pは「会えばわかる」とか言ってロクに説明してくれなかったなぁ。せめてサイキックのやり方だけでも教えてほしかったなぁ。

    ひとまずスプーンの継ぎ目あたりに親指を当て、力を込めてみた。小学生の頃の記憶が蘇るような蘇らないような、というかやったことあったかな。彼女の熱い視線が突き刺さる。指の腹にじわじわと、今までに感じたことのないような、むず痒いような温かみを感じる。もしかしてこれがパワーなのか。サイキックなのか。今なら!今ならこのスプーンを曲げられる気がする!サンキューユッコ!!

    「あ!ユッコちゃん、ここにいたんですね。探しましたよ」
    突然の千川さんの声で、私は我に返った。手元のスプーンは真っ直ぐだった。
    「セクシーギルティーにすごい仕事が決まったんですよ~」
    と言われながら、堀裕子は連行されてしまった。スプーンを返すのは明日でいいか。

    明日……。

    スケジュール調整が済んでいないことを思い出し、私は目の前が真っ暗になった。

    <<契約内容>> 派遣先:(株)346プロダクション
    業務内容:臨時プロデューサーとして、所属アイドルの現場補助
    契約期間:3か月毎に更新、最長年数未定
    休日:週2日、変動制、派遣先に依存
    各種手当:派遣先に依存

    <<以下、作品の注釈>>
    *この日誌は、2020年6月21日より始めたデレステにおいて、私がゲーム内で感じたことなどを多分に脚色した「創作的プロデュース日誌」です。時系列等、事実と異なる場合がありますのでご了承ください。
    *なお(神谷奈緒ではない)、「私」はデレマスをやっておりません。その点も併せてご理解いただければ幸いです。
    *プロローグはこちら
    *ピクシブでも公開中です。
    https://www.pixiv.net/novel/series/1341160


    更新は一週間以内を予定しております。名刺ID:dd312f77b6


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