~デレステプロデュース日誌~ 〇月〇日「原田美世」
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~デレステプロデュース日誌~ 〇月〇日「原田美世」

2020-08-13 14:00
    昨日ついに取った例の件は、なんやかんやで私と千秋のコンビとしてもう5つ目の案件となる。未だに担当Pの詳細を知らされていないが、さすがに今回はその人にもご尽力いただきたいところだ。

    さて、今朝は早速その件に動きがあった。先方が急遽、都内で打合せをしたいと言い出したのだ。千秋がオフの日であることを伝えると、今日はPだけでもいいから来て欲しい、とのことだった。当日アポほど迷惑なものはない。ましてや今朝と言えば、人身事故で電車が止まっていたのである。しかし案ずる事なかれ、派遣社員歴うん年の私だ。地を這ってでも行ってやる。

    タクシー代は出ますかと千川さんに尋ねる私を横目で見ていたのが原田美世である(わき見運転)。軽くため息をついた私の前に飛び出したのが原田美世である(急な車線変更)。彼女の右手の中で、銀色の「S」の文字が眩しく輝いていた(思いつかないからここの例えは終わり)。そこに担当Pが割って入った。彼は、助手席に乗せてもらったその日に彼女をスカウトしたという伝説のプロデューサー(渋谷凛担当P談)だ。当然の抗議である。

    二人の押し問答の間から、「S」は空中にしなやかなラインを描いて私の元へと飛んできた。それをギリギリのところで私は受け取ると、「ガソリンは満タンでよろしくね!」と原田美世が微笑んだ。

    駐車場が味気ないセダンに溢れていたおかげで、赤い軽ワゴンはすぐに見つけられた。「S」が輝くキーのボタンを押すと、車はハザードを点滅させて私を受け入れた。思えば、私が今まで運転してきた車と言えば商用バンかマイクロバスぐらいなので、この時は非常に新鮮な気持であった。

    4WD、5MTのその車は、30年近い歴史を持ち、6代目にして初代を思わせる四角いヘッドライトとバンパーよりのリアライトが特徴的だ。その凛々しい顔立ちは、今もなお、根強い人気を誇る。

    他人のゲームを借りた子供のように、はしゃぎつつも遠慮がちに車を走らせる私であった。

    <<契約内容>> 派遣先:(株)346プロダクション
    業務内容:臨時プロデューサーとして、所属アイドルの現場補助
    契約期間:3か月毎に更新、最長年数未定
    休日:週2日、変動制、派遣先に依存
    各種手当:派遣先に依存

    <<以下、作品の注釈>>
    *この日誌は、2020年6月21日より始めたデレステにおいて、私がゲーム内で感じたことなどを多分に脚色した「創作的プロデュース日誌」です。時系列等、事実と異なる場合がありますのでご了承ください。
    *なお(神谷奈緒ではない)、「私」はデレマスをやっておりません。その点も併せてご理解いただければ幸いです。
    *プロローグはこちら
    *ピクシブでも公開中です。
    https://www.pixiv.net/novel/series/1341160


    更新は一週間以内を予定しております。名刺ID:dd312f77b6
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