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~デレステプロデュース日誌~ スピンオフ「渋谷凛担当Pの手記」
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~デレステプロデュース日誌~ スピンオフ「渋谷凛担当Pの手記」

2021-02-02 14:14
    この頃の無理が祟ったか、体調を崩してしまった。38度2分の熱、これを書くのさえやっとだ。やるべきことがあちこちにあるのに、己の身体は布団に縛られている。全くもどかしく、腹立たしく、そして申し訳なく、ただただ天井を仰いでいる。

    明後日の本番までに治るだろうか。ステージ裏に立っているだろうか。渋谷凛の背中を、黒川千秋の背中を、押してやれるだろうか。トライアドは新曲を引っ提げ、まさにこれから始まろうというところ。裏方さえ誰一人として欠けてはならぬ。そう釘を刺されたばかりというのに。ああ、加蓮担当Pに叱られるのが待ち遠しいほどだ。奈緒担当P、慰めのメールをありがとう。

    彼のメールには、こうも綴られていた。
    『例の臨時Pはキミの見込んだ通りの男だ。現場に復帰した傭兵のようだ』
    相変わらず彼の例えはよく分からないが、要はプロデューサーとして申し分ない働きをしたということなのだろう。何度か凛の現場補助をお任せして確信を得ている。あの人なら千秋を任せられると。

    自分勝手な話だが、そろそろ兼任は厳しくなってきたのが現状だ。凛の仕事は格段に増え、またニュージェネの解散という大きな転換期だ。故にこれまでも、凛を優先せざるを得なかった。千秋は何も言わないが、きっとすべてお見通しなのだろう。それがより辛い。

    臨時P、少し予定より早くなってしまいましたが、黒川千秋をよろしくお願いします。彼女をトップアイドルに導くのはあなたです。いずれ臨時ではなく、正式に346に入社していただきたいほどです。何卒。

    千川さんすみません。スケジュールが複雑になってしまいました。重ねて恐縮ですが、代わりにこの旨、お伝えいただければと思います。あの人の連絡先をまだ知らないもので。

    あ、天井のシミも見慣れてきたなぁ。

    <<以下、作品の注釈>>
    *デレステプロデュース日誌、突然のスピンオフです。
    *デレステプロデュース日誌とは、2020年6月21日より始めたデレステにおいて、私がゲーム内で感じたことなどを多分に脚色した「創作的プロデュース日誌」です。時系列等、事実と異なる場合がありますのでご了承ください。
    *なお(神谷奈緒ではない)、「私」はデレマスをやっておりません。その点も併せてご理解いただければ幸いです。
    *プロローグはこちら
    *ピクシブでも公開中です。
    https://www.pixiv.net/novel/series/1341160

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