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~デレステプロデュース日誌~ 〇月〇日「黒川千秋と新人P」
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~デレステプロデュース日誌~ 〇月〇日「黒川千秋と新人P」

2021-03-21 14:14
    いい加減にデスクの荷物をまとめないとなぁと思いつつ、一向に片付かないのはなぜか。懐かしい書類を掘り起こしては手を止める私だ。こうして年度末には、毎年配置換えがあるらしい。部署をまたいでの異動が決まった美世担当Pはとっくに片付けが済んでいるのだろうと後ろを振り返ると、彼もまた同様に、一枚の書類に手を止めていた。P歴が何年であろうと、思い出にふけってしまうのは変わらないんだなぁと、少し安心した。


    書類を仕分けながら、そろそろ千秋のオーディションが終わる頃だろうかと腕時計を見た。まもなく正午である。飯はどうしようか食堂を堪能しようかなどと考えていたその時、携帯電話が鳴った。■■からの着信だった。

    「お疲れ様です。いや、手ごたえ十分ですよ。むしろ十二分。これはいけるんじゃないですかね」

    彼が主語もなく話し始めるときは、大抵テンションが高いときである。ミュージカルのオーディションが上手くいったということなのだろう。なんなら、合格を匂わすような何かをあちらから言われたのかもしれない。


    電話越しに、かすかだが笑い声が聞こえた。笑い声と言っても、品があり優しさもあり、千秋の声に違いなかった。その声が「大袈裟ね」と言ったようにも聞こえて、私は思わず

    「そうだぞ、慢心は命取りだ」

    と返していた。


    ここはあちらのテンションに合わせてやるべきだったかもしれないという若干の後悔と、不意に出てしまったほんのわずかな対抗心。これらを胸の内に感じてか、その直後に続いた■■からの飯への誘いを私は断ってしまった。そして電話は終了した。


    作業の手はまたしても止まった。事務所は案外静かであった。


    「そういえば…昼飯の相手、探してんだけど」

    わざとらしく手を動かし始めた美世担当Pが言った。

    <<契約内容>> 派遣先:(株)346プロダクション
    業務内容:臨時プロデューサーとして、所属アイドルの現場補助
    契約期間:3か月毎に更新、最長年数未定
    休日:週2日、変動制、派遣先に依存
    各種手当:派遣先に依存

    <<以下、作品の注釈>>
    *SSR獲得記念回です。
    *この日誌は、2020年6月21日より始めたデレステにおいて、私がゲーム内で感じたことなどを多分に脚色した「創作的プロデュース日誌」です。時系列等、事実と異なる場合がありますのでご了承ください。
    *なお(神谷奈緒ではない)、「私」はデレマスをやっておりません。その点も併せてご理解いただければ幸いです。
    *プロローグはこちら
    *ピクシブでも公開中です。
    https://www.pixiv.net/novel/series/1341160

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