備忘的メモ
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備忘的メモ

2018-02-19 23:11
    【動画sm32761350で、モデルの周囲に出る影対策についての備忘的メモ】

    ●なぜ影ができるか
     モデルは、動画を作りやすくするため、モーフで衣装変更できるようにしてあるが、単純にモーフで衣装材質を透明化(材質モーフで「非透過度」を0)しただけではエフェクト(SSAO)使用時に影ができるので、併せて、頂点モーフで最小化しているが…




     腕ボーンに追従するようウエイト設定してあるため、腕を動かすとそれに合わせて動き、影ができてしまう(矢印部分)。これは、透明化&最小化してあるブレザー衣装の影で、SSAOエフェクトを使用していると、このような影が出てしまう。

    ●解消方法
    ・SSAOを使わない
     使いたい…
    ・個別にエフェクト設定を外す
     MMDのエフェクトファイル割り当て設定で、モデルのサブセットを展開し、影が出てしまう材質(ここでは、ブレザー衣装)だけSSAOの設定を外せば、とりあえず影は消えるが、この設定はシーンごとに切り替えができないので、ブレザー衣装に戻すことができなくなってしまう。

     そこでネットで検索してみたところ、im2405282を見つけた。
     要は、材質のテクスチャを透過にすればいいとのこと。
     実験的に、UVモーフで、ブレザー衣装の材質テクスチャを透過にするものを追加してみると…


    消えました!
     まだ他の長袖セーラー服などの影が若干残っているが、この方法で消えることが分かったのでおって作業する予定。


    ●透過UVモーフ作成の具体的手順
    1.透過テクスチャファイルの作成
     材質に適用しているテクスチャファイルの横2倍の長さのキャンバスに、
      本来のテクスチャ
      透過部分
    を半分ずつ配置した新しいテクスチャファイルを作る。

     完成図は、こんな感じ。



     まずはPMXエディタでモデルを開き、ターゲットとなるテクスチャファイルを確認する。



    ※霞樹莉2号機は「新型フラン制服コス」改変モデルのフランちゃん装備を外しただけなので、デフォルトでは金髪。ちなみに髪色は材質モーフで茶色になる。

     今回は、ブレザー(「上着」材質)を透明化するので、「上着」のテクスチャファイル名を確認。



     このテクスチャファイルをフリーのペイントソフト「GIMP」に投げ込み(GIMPを起動し、その中にテクスチャファイルをドラッグアンドドロップ)、上部メニューの「画像」→「キャンパスサイズの変更」をクリックする。



     もともとのテクスチャファイルの画像サイズは512×512なので、横幅を倍の1024に変更する。
     変更すると、その下の完成プレビュー画面が横に伸びるので、本来のテクスチャを左にドラッグして寄せる。
     できたら、その下の「サイズ変更」ボタンを押して確定する。



     サイズが横2倍になり、増えた部分は自動的に透過になる(チェッカーフラッグのような模様が透過の部分)。 
     これをpng画像で保存する。
     上部メニューの「ファイル」→「名前を付けてエクスポート」をクリックする。



     下にある「ファイル形式の選択」の左横の「+」をクリックすると保存形式の一覧が出るので、その中から「PNG画像」を選択し、上部の「名前」欄でファイル名を決め、最下部の「エクスポート」ボタンを押して保存する。これで透過テクスチャファイルの完成。



     

    2.作成した透過テクスチャファイルをモデル材質へ適用
     PMXエディタに戻り、「上着」材質のテクスチャファイル名を1で作成した透過テクスチャファイル名に書き換える。


     透過テクスチャファイルを適用すると、ブレザーが上のようになってしまう。でもとりあえずはこれでOK。

    【参考】
     なぜ上のようになるかというと、これが変更前のテクスチャの状態。
     ※PMXエディタのプラグイン「UVエディタ」で上着テクスチャを開いたもの。

     
     1で作成した透過テクスチャファイルを適用すると、こうなる。


     見てのとおり、「テクスチャとして認識される面積は同じ」なので、「横幅2倍=横幅1/2圧縮」という感じになっている。
     さらに、適用される頂点の位置はそのままなので、おかしな見た目になってしまう。
     
     これを正常な状態にするには、頂点の位置を横1/2に圧縮して左に寄せればいい。
     完成イメージ図はこれ。


     右側が透過部分なので、「頂点の位置を右側にスライドさせるUVモーフを作る」というのが最終目的。
     ちなみに、UVエディタはテクスチャの状態を確認するために使用しただけで、完成イメージにする作業は、PMXエディタだけで可能。
     【参考おわり】


    3.テクスチャ適用状態の修正
     まず、テクスチャに適用される頂点位置を横1/2に圧縮する。
     PMXエディタ上部アイコンの「動」をクリックして「オブジェクト操作」を表示。
    1)上部メニューの「選択」が「頂」(頂点)になっていることを確認して、上着材質全体を四角く囲うようにドラッグして頂点を全選択する。
    2)オブジェクト操作ウインドの下のほうに並んでいるタブの右端、「UV」をクリックする。
    3)上部のプルダウンメニューから「スケール」を選択し、「値設定」の下にある入力欄の上段に「0.5」、下段に「1」を入力して、「値設定」をクリックする。
    ※上段が横、下段が縦。つまり、選択した頂点位置を横に0.5倍=1/2するということ。 


     横に0.5倍したら、次は、頂点を左に寄せる。
     「スケール」になっているプルダウンメニューを「移動」にし、今度は上段に「-1.25」、下段に「0」を入力して「値設定」をクリックする。
    ※スケールと同じく、上段は横移動(負の値は左、正の値は右に移動)。下段は縦移動で、0は移動しないということ。



     そうすると、選択頂点が完成イメージ図のように「テクスチャ上で左に移動」し、下のようにテクスチャが正常に適用された状態になる。


    ※どちらも場合も、頂点の全選択を忘れないように!(よく忘れるので…)


    4.上着材質を透過させるUVモーフの作成
     これでモーフ作成の準備が整った。
     PMXエディタの「モーフ」タブのモーフリストの適当な場所で右クリックしてメニューを表示させ、「新規モーフ作成」→「頂点/UV」をクリックする。


     モーフ編集画面が表示されるので、モーフの名称をつけ、種類「UV」を選択。パネルは「右下(その他)」にしておく。


     モーフは上着材質にのみ適用するので、上部メニューの「絞」をクリックして「頂点/材質マスキング」を表示させ、上着材質のみを表示。


     さらに、上部メニューの「動」をクリックして「オブジェクト操作」を表示。さきほどと同じように、「UV」タブをクリックして、プルダウンから「移動」を選択する。
     上着材質の頂点を全選択し、上段「1.5」、下段「0」としてから「値設定」をクリックする。これで、完成イメージ図の右側の透過部分に頂点が移動した。


     最後に、モーフ編集ウインドの「反映」ボタンを押すと、「相違頂点数」に数字が入り、モーフとして反映される。反映ボタンの下にあるスライドを右方向に動かすと、右側のモデルにモーフの適用状態が表示される。
     問題なければ「新規追加」ボタンを押して確定させる。
     これで透過UVモーフの完成。


     モーフ一覧に透過UVモーフが追加された状態。
     通常のブレザー衣装のテクスチャとそれを透過させた状態をモーフ操作により変更できるので、あとは、セーラー服を表示するモーフとグループにするなどして使う。


     結論:PMXエディタは神。
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