邦題にまたダッサイ副題ついてて、「ふたつの心をつなぐ旅」。
いや、正確には、そのフォントが気に入らないんだけどね、いかにもハートウォーミング映画っすよー!みたいな色使いとかね。
それはさておき、先々週公開された白黒映画ですけどね。
好きだわ。やっぱ、アレクサンダーペイン監督。
前作の「サイドウェイ」「アバウト・シュミット」もよかったけど、たぶん自分の好みなんだと思う【ロードムービーもの】が。
くそ田舎のクソじじいとクソばばあとさえない青年という
ふだんはあまり会話のない家族が、くそ田舎を旅するお話。
飲んだくれで、寡黙な親父をブルース・ダーンが演じてて、あの【ジャンゴ】に出演してたとは思えない、また違った演技で、こんなジジイいるいる。って感じ。
てか、自分の家族にかぶせて観ていた観客は多かったんじゃないかと思います。
寡黙なんだけど、こだわりがあるというか、頑固な一面もあり
急にバアーっと怒り出したり、でも、妙にしょぼくれている一面や
びっこひきずって、体もちょっと弱ってきつつの、白髪をすこしハゲ散らかし、
逆にババアになるほどに、あけっぴろげな母に、いつも怒られている田舎のジジイです。
そう。いるでしょ。
最初のシーンから大好きで、ハイウエイを徘徊老人と化しているウディ(ブルース・ダーン)に、警官が呼び止めて
p「なにしてる?こんなとこ歩くな!(ちょいあきれ顔)どっから来たんだ!」
ウディ「…」(親指をたてて後ろを指す。
p「どこへ行こうとしてるんだ!」
ウディ「…」(人差し?指で前を指す。)
これが、実際はモンタナからネブラスカを行こうとしているんだから
もうボケているというか、手におえないわけ。
でも、息子は結局、仕事を休み、いっしょに1200km近くをスバル車で旅する[韓国のkiaとかスバル・日産などが安い車として出てきて、最後ウディがほしがったのが、フォードの中古トラックという。。なんか、出資してるのかしらんが、アメリカの車社会の落ちぶれた感じが分かる。話はそれるけど、韓国のkiaは映画とかよく見るし、テニスの全豪オープンでもコートにでかでかと掲載されたり、たしかコートのネットの端にもプリントされてたんじゃないかな。なんか日本車勢も出資して頑張れよって思う今日この頃)
とにかく、すごいいい映画(ババアがパンツを墓にみせつけたり、要所要所での昔はビッチだった発言を自慢してくるところとか、周囲のクソじじいたちも金ほしさ丸出しとか、いとこが車にしか興味なくて、話が通じない感じとか、最高なんだけど、
ラストの父に車とか空気圧縮機とかをプレゼントして、
さいごに父の威厳をちょっぴり取り戻したり、息子との距離がちょっと縮まって【ハートウォーミング】なとこになるのとか
元ヒキニー、現フリーターの自分からしたら、
それぐらいのお金を常に持っとかないと、親孝行もできないんだなと、卑屈にとらえてしまい
もっと仕事がんばらんといけんぞ!と映画館を後にしたのでした。
しかし、家に帰ってからも、
今超はまっているBanishedっちゅうゲームを夜更けまでして、次の日バイトに遅刻しそうになるんだけどね・・・。って、おい!
楽しいぞバニッシュド!シムシティとかシミュレーションげーが好きな人はおススメ
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