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山田玲司のヤングサンデー 第288号 2020/5/4

どうぶつの森と伊集院光と・・

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いやーーー・・


自分の国が本当に悲惨なことになっているのに、あいかわらず日本の政府は最悪ですね。


今に始まった事ではないものの、さすがに僕もうんざりしております。



【伊集院光のゲーム実況】


うんざりしながら、いつものようにYouTubeを流しながら仕事しておりましたら、あの「伊集院光」さんがゲーム実況を始めておりまして・・


ゲームはあの「どうぶつの森」!


伊集院光さんのことは、昔ニッポン放送のラジオ番組(「Oh!デカナイト」だかなんか)で登場した時から見ていた。


最初は自分を「オペラの怪人」みたいに名乗っていた記憶がある。


引き籠っていた時期を経て落語家の道に進み、今の場所(好きな仕事)にたどりついた人なので、ぜひ絶望に効くクスリで話を聞きたかった人だった。


その願いは叶わなかったけど、2つ年下の彼の「孤高の闘い」は、時に痛々しく時に熱く、僕は陰ながら彼を応援していたのだ。


何しろ彼は傷つきやすい。


「メンタルが不安定なのでSNSやネットの配信に向かない」みたいにいつも言ってた気がする。

今回のゲーム配信も恐る恐る、探り探りやっているようだ。



いい年して、双方向の(批判をまともに食らう場所)ネットメディアに乗り出すのは勇気がいる。

これはやってる身なのでよくわかる。


とにかく予想してない角度からグサッと刺されるから恐ろしい。


ラジオや雑誌なんかで発表する時は、こっちが傷つくようなコメント(手紙など)は事前に担当者が選別して見ないようにもできるけど、ネットではそれが難しい。


コメント欄をオフにもできるけど、ニコ生やゲーム実況はそういうわけにもいかない。


ちょっとした言葉に傷ついてしまう人には本当にきつい場所だ。


なのに伊集院はそれを始めた。

本人は「遊び」と言ってるけど、この挑戦は気になるので観てみたのだ。


伊集院さんは「自分の姿を画面に出すのか」「ゲーム画面だけにするのか」迷ってる。

「こんなおっさんの顔なんか見てもしょうがないよな」とか「見た目ではマイナスしかないからな」とか言ってる。


「大丈夫か」・・と思って彼の配信を見ていたけど、コメントが実に温かいので、彼も機嫌よくなってきて、ゲームの中で自分が作った家の紹介なんかを始めた。



【どうぶつの森】


彼がやっているゲームは任天堂の「どうぶつの森」だ。


最近の任天堂のキラーコンテンツの1つだろう。


主人公はどうぶつが住む平和な森に引っ越してきて、気ままに暮らす、というだけのゲームだ。

釣りをしてもいいし、自分の服を作ってもいいし、住民達と交流してもいい。


どうぶつが住む世界での「セカンドライフ」だ。

ここでは失業も環境汚染も残業も感染病ウイルスもない。今みたいな時期の気晴らしには最適なゲームかもしれない。


見ていると伊集院さんが夢中で「化石」を掘っている。

このゲームではあちこちで素敵な化石が発掘できる上に、その化石を博物館に寄贈できるのだ。

自分が寄贈した化石で恐竜の復元が進んでいくのだから最高でしかない。


僕も昔このゲームをやった時、この「化石掘り」に夢中になった。


「伊集院・・お前もか・・」なんて、勝手な仲間意識が芽生える。

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【本当の性格診断】


自由度の高いゲームほど、その人の性格が見える。


伊集院さんのゲームもさっそく「本人の性格」が見えてくる。

テレビでは「仮面」の男だけど、彼の「本質の1部」みたいなものがそこかしこに現れる。