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山田玲司のヤングサンデー 第26号 2015/3/29

勝手に春は来る

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先週のくそ忙しい時に、僕のツイッターに妙な質問が来た。
「ある人」のプライベートについて聞きたいらしく、僕が何を知っているか事実関係を知りたいらしい。

そんなもの聞かれても、ちゃんと答えるわけがない。

個人的に僕にプライベートな話をしてくれる人は沢山いるけど、僕を信用して話をしてくれた人に対する「最低限の礼儀」として、僕はその事をネットに流すようなことはしない。
当たり前の話だと思う。

その人が例えどんな事をしていても、僕はそれを変えることはない。
なので、そういう質問には原則的に答えない事にしている。


とはいえ、いきなり無視も無礼かなと思って「関係ないです」と返したら、その人はどうも大騒ぎを始めたらしい。
「関係ないです」というのが、「人としてそういう事に僕は答えません」という意味だということが伝わらなかったみたいだ。

「知っているのに嘘をつくんですね。やましい事があるんですね」

みたいな感じで、その人は大騒ぎを始めた。
誰かのLINEの「個人的なやりとり」なんかを持ち出して、僕を追及する気で盛り上がってる。

繰り返すけど、僕は誰かのプライベートを知っていてもネットでそれを流したりする人間ではない。

ましてや男女の話になったら「事実関係」は当事者しかわからないものだ。
恋愛ってのは感情のものだし、嘘もホントもごちゃまぜのやりとりをするのが「恋愛」だ。
外野が何だかんだ言う問題ではない。気に入らないなら、当人同士で解決すればいいだけの話だ。

なので、「この人を知ってますか?」というリプもリンクも読まないで、すぐに「ミュート」させてもらった。こういうのは趣味じゃないからだ。
ブロックは大人げないし、ちょっとした暴力だと思うので、他の悪口掲示板と同じように「見ないこと」にした。(後にブロックして欲しいと言われてブロックしましたけどね)


すると、今度はそれを「ミュートしてない友達」が僕を心配してくれて連絡をくれた。

おっくんを始め「大丈夫ですか?」「いつでも戦えますぜ!」みたいな泣かせる連絡が沢山来た。
泣ける話だ。ホントに僕は愛されてる。僕の周りは良い人ばっかりだ。

そんな「愛する友」たちも「このまま無視でいいよ」なんて言っていたのだけど、1つ問題があった。
彼らは僕の事を良く知っているので、僕を微塵も疑っていないのだけど、中には「あっち」を信じて「がっかり」してしまう人がいたら可愛そうだね、みたいな話になった。

何しろ僕は「ある人」と女の人と何かするための部屋をシェアしている、とかいうデタラメを書かれてるらしいのだ。

僕は誰とも仲良くする主義なので色々誤解されるかもしれないけど、僕の本やコラムを読んでいれば「あの人」と考えが違うのは誰でもわかると思う。
「わからない人」は「読んでもいない人」というわけだ。


なので、1つだけ言うけど「僕は誰ともルームシェアみたいな事をした事はありません」

そもそも「連携して女の子を落とそう」みたいなノリは趣味じゃないのです。
女性は「単なる女体」ではなくて「人間」で、「心」があるから、雑に扱うべきではない、って話も、死ぬほどしてきました。

誰かと「付き合う」時は、相手に合わせて「自分を変える」「耐える」「待つ」みたいな自己犠牲がセットになるものです。
なので、多くの人と付き合う事は「自己犠牲」も多くなるという事です。
それができない人には「多くの人」と付き合うことはできないし、そういう「自己犠牲」なしで「求めてくるだけの人」とは付き合わなくていいと思うのです。

もちろん恋愛哲学は人それぞれで、これ以外の考えも僕は尊重します。
ただ「僕はそうではない」というだけの話です。