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「山下駱駝」第17回舞台裏潜入レポ(後編)
声優の山下大輝さん、ライトノベル作家の駱駝さんによるトークバラエティ「山下駱駝」、最終回が5月10日に生放送されました。番組のアーカイブは【こちら】からご覧いただけます。「頑張らない」「期待しない」「やる気がないかもしれない」は楽屋裏でも健在でした。打ち合わせという名の雑談トーク、後編をどうぞ!前編は【こちら】から、お読みいただけます。
■作家にとっての担当編集、声優にとっての音響監督。仕事相手に恵まれている二人楽屋裏レポの前編のとおり、駱駝さんがノリノリで語るノロウイルス体験記。そこから一転して、なぜか雑談で、「アニメ映画『バブル』」の話に派生しました。その音響監督である三間雅文さんを、山下さんが絶賛されています。山下「三間さんは芸能人の方に演技指導するのがとても上手で、僕が出た『SING/シング:ネクストステージ』も三間さんなんですよ」駱駝「でも俺、吹き替えで見ないんだよね、字幕派だから」山下「見て見てそれは(笑)、役者の人たちみんな頑張ってるんだから!」駱駝さんへのノータイムのツッコミに全員が大笑い。山下「三間さんは相手によって伝え方を変えるんです。相手の気持をくんで、演者さんを気持ちよくさせて、パフォーマンスを上げてくれるんです」駱駝「そこ重要だよね」山下「そうそう、『この人にはこういう言い方をした方が、気持ちよく演じてくれる』ってパターンをたくさん持っている方だから、めちゃめちゃ教え上手なんですよ!相手を褒めつつ方向を変えさせることもできるから、役者さんのモチベーションも上がるんです」駱駝「ライトノベルの編集者だと、三木(一馬)さんもそれに近いね。指摘が上手なのは大事!」第6回【#006 山下駱駝】のゲストに出演された、駱駝さんの担当編集・三木一馬さん。そのお仕事について駱駝さんが言及します。山下「仕事ができる人って、相手を導くのが上手なんだろうね」駱駝「だから三木さんが、マジで方向性を変えることを提案したら、本当にこの企画をダメなんだなってわかる(笑)」山下「あはは」作家にとっての担当編集、声優にとっての音響監督。それぞれ道は違えど、導かれる相手に恵まれているお二人、ということなのでしょう。■「山下駱駝」カメラ担当さん、早朝から並んでガトー・エシレ ナチュールをゲットそんなこんなで本番30分前。打ち合わせに戻りました。担当編集「いつもは『チャンネル会員になってください』とお伝えするんですけど、今日は最終回なので特に言いません。ただチャンネル自体は残すので、アーカイブも会員限定で見られますので。ニコ生はほとんどこの形が多くて、なぜなら特番をやることも結構あるんですよ。番組が終わった後に、特番をやる可能性が意外と高い」だそうですよ、皆さん! 「山下駱駝」の特番にも期待が持てますね!担当編集「最終回なんで、いつもより放送時間が伸びちゃっても大丈夫です。その分、たくさんメールを読んでいきましょう!」ということで10分前になり、全員がスタジオに移動しました。カメラやマイクの最終チェックをしながら、駱駝さんとスタッフさんが雑談しています。駱駝「私、筋トレの勉強も兼ねてパーソナルトレーニングを雇ってます。ムキムキになりたいわけじゃないけど、ほどほどにマッチョになりたい。細マッチョじゃなくて、ほどマッチョ(笑)」スタッフさんにスタイルを褒められた駱駝さん、本日2度目の筋トレトークです。スタッフさんがチーズケーキをお二人の目の前に置くと、駱駝さんが山下さんに話しかけます。駱駝「前に山下が食べてみたかった。ミスター何とかケーキってあったじゃん?」山下「Mr. CHEESECAKE(ミスターチーズケーキ)ね。あれから超有名になっちゃって、セブンイレブンに期間限定でアイスコーナーに置かれていたね」そして山下さんの前に、待望のガトー・エシレ ナチュールが置かれます。カメラ担当「私が並びました。整理券の番号が11番で、9時15分でラストだったので結構ギリギリでした」並んだのはカメラ担当の方。前回の「「山下駱駝」第16回舞台裏潜入レポ(後編)」で、山下さんに長野県のドンキホーテというハンバーグ店をお勧めしていた方でもあります。駱駝「わざわざ朝早くに買いに行ってくださったんですね! うわー! ありがとうございます!形もおしゃれなのよ! 丸の内でしか買えなくて、普段行く場所じゃないので……マジでありがとうございます!僕たちだけで食べるのも申し訳ないから、ぜひスタッフの皆さんも食べてください!」嬉しいもの、楽しいもの、面白いものはみんなと共有したい……そんな山下さんのポジティブな素敵マインドが、最終回も炸裂しました!■沖縄のセミエビで終了する番組、世界初では?山下さんが箱に入ったガトー・エシレ ナチュールをチラチラ見ながら、楽しそうにウキウキ、気になってソワソワしているときに、本番が開始されました。山下「いったん最終回って言ったら扱いが超いいの!(笑)」スイーツでテンションが上がりまくっている山下さん、本番中に写メるほどでしたね。前半のフリートークは、写真を撮られるのが苦手の駱駝さん、異世界転生、悪役令嬢など、普段どおりトークも盛り上がりました。後半ではメールもたくさん読むことができ、ペンネーム「きさ」さんを探し求めて、メールBOXを空にする勢いの二人には大笑いしました。溢れんばかりの情報量で1時間20分があっという間に経過。そろそろ終りが近づいています。ここで山下さんが、沖縄のセミエビについて熱く語ります。リンクや画像を貼ろうと思ったのですが、ちょっとグロいので止めておきますね。気になる人は「セミエビ」で検索してみてください。閲覧注意です!山下「名前やばいでしょ! 見た目もやばいのよ、蝉がすごいファットになった感じ。でもエビなのよ。地元でしか食べられない。東京にはもって来られないぐらいレアな高級食材らしくて……」駱駝「お届けしたのは駱駝と!」山下「山下大輝でした!」山下「バイバーイ……沖縄行きたいな……」駱駝「沖縄いいよね……」山下「……本当に終わったし! あははは!」担当編集「最終回なんで、もうちょっと続けても良かったんですけど(笑)」駱駝「そうなんですね。1時間20分回ったし、いいかなって。じゃあ今から、もう1回カメラ回しましょうか?(笑)」担当編集「いやいやもう大丈夫です(笑)」山下「皆さんお疲れ様でした!」お辞儀をする山下さんに、パチパチパチ……外から聴こえる救急車のサイレンに負けない、盛大な拍手が湧き上がります。カメラ担当「セミエビは、ふるさと納税だと冷凍もので届くんですよね」山下「お詳しいですね」担当編集「実家が寿司屋をやってまして」山下「へー! だから魚介類にはお詳しいんですね」なんて雑談をしながら写真撮影になりました。スタジオから出ていく時に、もう一度、丁寧に頭を下げる山下さん山下「最後にすごくいい記念になりました、本当にありがとうございました!」最後にスタッフ全員が整列して、一人ひとりとご挨拶しながら楽屋で戻られました。次回は、最終回が終了した後におこなったインタビューをお送りします。こちらも時間ギリギリまで、たっぷりとメールの質問に答えていただいてます。お楽しみに! -
「山下駱駝」第17回舞台裏潜入レポ(前編)
ついに、この日を迎えてしまいました……声優の山下大輝さん、ライトノベル作家の駱駝さんによる一風変わったトークバラエティ番組「山下駱駝」が、涙涙の最終回……とはなりませんでした!「頑張らない」「期待しない」「やる気がないかもしれない」をコンセプトにした、いつも通りのゆる~い進行。これぞ「山下駱駝」クオリティ!アットホームな雰囲気で、実家に帰ったような安心感に包まれる山下駱駝も、今回でFirstSeasonが一区切りとなります。5月10日に生放送された番組のアーカイブは【こちら】からご覧いただけます。今回はラストということで、いつも以上に豪華なスイーツと放送延長で盛り上がりました。ところがその裏側では……キーパーソンの不在で現場は大揺れ!?最後まで話題に事欠かない楽屋裏レポ、前後編でお届けします!
■ミート矢澤のお弁当でテンション爆上がり!しかし、番組の大黒柱が欠席してピンチ!?本番の1時間半前に私がスタジオ入りすると、スタッフさんが小道具を用意しているところに遭遇しました。山下さんのサインって、今まで飾ってなかったですよね? 最終回だから? スタッフさんに本日のセットのテーマをお訊きしました。「愛は山下駱駝を救う」チャンネル会員みんなの愛で、山下さんと駱駝さんが救われるってことでしょうか!? 正直、適当に思いついた回答って感じもします……!ふと気づくと、ゆーやんさんの席に、駱駝さんの担当編集さんが座っていて、メールの仕分けをしていました。担当編集「今日は、ゆーやんさんのスケジュールが合わずに欠席なので、僕が代わりに進行するんですよ」いつも放送作家で盛り上げ役のゆーやんさんがご不在という、アクシデントが勃発! 波乱万丈の山下駱駝、ただでは終わらせてくれません……!担当編集さんが進行役となり、私もいっしょに楽屋に入ると、駱駝さんがお弁当をガッツリ食べてました。これが、あの有名なミート矢澤のハンバーグ&ステーキ弁当! 最終回ということで、スタッフさんのお二人へのねぎらいがマックスです。───駱駝さん、本当にストイックを止めたんですね。や「でもタンパク質は摂ってますよ。最近は可変型ダンベルが便利で、トレーニングには重量が大切だったことに気づいた」さすが! 筋トレトークはブレてません。そこへ番組Tシャツに着替えた山下さんが楽屋入りしました。か「最終回ですね、よろしくお願いします!」や「よろしくお願いします! でも最終回ってかしこまるよりは、自然体でいきます!」担当編集「今日はゆーやんさんがいないので、僕が進行になります。ゆーやんさんはゲラ(※)がうまいんで、僕らスタッフ陣で、さっき笑い方の練習したんですけど、『はっはっはっ』て引きつった感じみたいになっちゃって……」※ゲラ=ゲラゲラ笑う声を入れること。お笑い系の番組において、雰囲気作りになります。駱駝「ゲラはめちゃくちゃ重要ですよ」山下「そうですね。役者さんが笑っていいのかな?って一瞬、躊躇しても、笑っていいんだなって安心させてくれるんです」ということで、担当編集はじめスタッフさんたちや僕も、ゲラゲラ笑いで参加していました。いつもと笑い声の違いにお気づきいただけましたか?■山下さんが食べたいおやつ5選、リスト大公開!最終回記念ということで、今回のおやつは、お二人の希望するスイーツになりました。駱駝「結局、山下のお菓子は何にしたの?」山下「ガトー・エシレ ナチュールっていうの、スタッフさんが丸の内の限定に朝並んでくれたらしくて!」番組冒頭から盛り上がったこちらです。山下さんとスタッフさんのご厚意で、私もひと欠片いただきました。芳醇で濃厚なバター味が存分に堪能できて、死ぬ前に食べることができて多幸感いっぱいです!山下「東京駅の近くのエシレの専門店にしか売ってないらしくて、食べたいんですけど半ば諦め気味だったんです」担当編集「うちのスタッフが並んでくれました」山下「ありがとうございます!」駱駝「私の指定したケーキは、そんなに苦労してませんよね?」駱駝さんがリストエストしたのは「ふらの雪どけチーズケーキ」でした。担当編集「でもAmazonと楽天を見たら『15日後に発送』とかになっていて、ダメ元で道産子プラザに電話したら「ありますよ」って軽く言われました(笑)」山下「駱駝がリクエストしたのがチーズケーキって聞いたから、チーズかぶりにならないように、チーズ系で2個入っていた候補を2つ入れ替えました(笑)だから「AND THE FRIET(アンド ザ フリット)」を入れて、しょっぱいのも入れたほうが良いかなって」担当編集「山下さんから頂いた、お菓子の候補のリクエストがすごくオシャレなんですよ。『東京カレンダー』で連載持ってるのかな?ってくらい、グルメぶりがわかる5選になってました(笑)」山下さんが他に食べてみたいおやつとは!? そのリストを入手しましたので掲載します!1:エシレ・メゾン デュ ブールのガトー・エシレ ナチュール2:KEN'S CAFE TOKYO 特選ガトーショコラ3:yonemura the store トリュフクッキー4:NEWYORK PERFECT CHEESE 看板メニューの包まれているやつ5:「AND THE FRIET(アンド ザ フリット)」の5種類セット山下「これまで食べたことなくて、食べてみたいものをリクエストしました」担当編集「これを知っているっていうのが、すさまじい女子力ですよ!でも最後のアンドザフリットの5種類セットというのが見つからなくて……」山下「多分ギフト用で、店頭に行けばあると思います」担当編集「今回はそんな感じで、オープニングはお菓子を食べながら、いつもどおりしゃべってもらいます」山下「せっかくお菓子を準備してくれたから超嬉しくて、オープニングの15分を余裕で超えちゃいそうです(笑)」担当編集「じゃあ冒頭からおやつトークを長めにしましょう」■駱駝さんのお気に入りパンツはユニクロのエアリズム。山下さんは……?ここで山下さんのマネージャーさんが到着されました。駱駝「急性胃腸炎って聞いたんですけど、山下にいじめられたんでしょ?」山下「おいっ!」まだ本番前なのに、山下さんの神速のツッコミが冴え渡ります。もちろん駱駝さんの「いじり」なので、そのような事実はありません!といいますか、そもそも胃腸炎ではなかったようです。マネージャー「ノロウイルスに感染しました……妹が生牡蠣を食べてノロウイルスにあたって、私も……」この情報、さっそく本番中に駱駝さんに暴露されてましたね。それを聞いた駱駝さん、声のボリュームが2段階上がってヒートアップします。駱駝「俺もノロウイルスかかったことあるけど、あれはマジで大変だった! 一度、山下にも味わってほしい」山下「イヤだよ! いろんな人から辛かったって言われてるのに、ノロにかかりたい人なんて誰もいないから!」駱駝「マネージャーさんからノロウイルスって聞いて、今日の俺はちょっとテンション上がってる」山下「仲間を見つけたってこと?」駱駝「そうそう(笑)。めちゃくちゃ苦しいあれを共感できる仲間が増えたから。ノロウィルスにかかった人間は、家のパンツの枚数が増える(笑)。ちなみに私のパンツは、ユニクロのエアリズムって決めている」山下「よく聞くよね、エアリズムっていいの?」駱駝「うん。エアリズムのボクサーパンツが俺は好き、あのサラサラ感は一年中、穿いていられる!」山下「パンツにはこだわりがなさすぎて、わからない……」駱駝「じゃあブリーフなの?」山下「それ、逆にこだわってる人じゃん! かたくなに意思を貫いてる人じゃん!」駱駝「あははは!」山下「普通にトランクスとかボクサーなんだけど、こないだ杉田智和さんとお食事した時にパンツをもらって、すごい良いパンツだった! 同じのを買い揃えちゃった」マネージャーさんの病床事情に皆さん同情しつつ、打ち合わせが再開……のはずが、なにやら雑談が盛り上がり……!? 次回へ続く! -
第17回「山下駱駝」のアーカイブ配信開始!
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