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「僕らが好きな事を『好き』って思える人たちと、一緒に楽しみたい」
声優の山下大輝さんがそう語るトークバラエティ「山下駱駝」。「俺を好きなのはお前だけかよ」の作者・駱駝さんとの、気負わず、ゆるく、くつろいで楽しめる新番組へのインタビュー。中編は、やらせ無しでメールを最速で番組に送ってきた三澤紗千香さんの話も飛び出して……!?
「山下駱駝」ニコニコチャンネルに入会すると、1月10日に生放送されたアーカイブ配信がいつでもご覧いただけます。【チャンネルに入会して購読】
(取材・文:かーずSP)
「山下駱駝」には意味を見いだそうとしないで欲しい
───これからの番組の予定はどんな感じになりそうでしょうか?
山下:「月曜から夜ふかし」みたいに、いろんなテーマで持論を展開していって、結局どっちかわかんないよね、まいっか!っていうノリになるかも(笑)
駱駝:永遠に答えが出ないトークとかしたいよね、うどん派 VSそば派とか。
山下:それ、結論が出なくて二人とも死んで終了だよね?(笑)
駱駝:勝者がいない『Wガンダム』の最終回みたいな。
───そんな不毛なバトルを、今後見れるかもしれない?
山下:そうですね。まず前提として、「山下駱駝」には意味を見いだそうとしないで欲しい。
駱駝:そうそう。期待しないでほしい(笑)。
山下:僕らもそこまで、力(リキ)を入れてやる感じでもないかなって思ってるんで(笑)。「一人でも多くの人を登録させて、楽しい番組にして頑張るんだー!」っていうのがもう要らないんです。
駱駝:僕らが好きなことをやっていて、それを好きって思える人たちと、一緒に楽しもうってニュアンスです。
山下:「一言一句聞き逃がすものか!って肩を張るんじゃなくて、聞きたいところは聞いて、面白がってくれればいいなー。
───お二人に共感したい方が楽しめる番組作りですね 。
山下・駱駝:そうそう。
───駱駝先生は、ラジオのメインパーソナリティは初めてだそうですが、堂々としてらっしゃって、緊張しているようには見えませんでした。
駱駝:緊張は特にしてなかったです(笑)。まあ別にビビる必要はないからじゃないですか? 正直な話、炎上してもいいかなと思ってるから……。
───ええっ!その心は?
駱駝:別に炎上しても損をする職業じゃないと思ってるんで。
───ご自身の作品が面白ければOKってことですか?
駱駝:はい。古い考えかもしれませんが、個人的には人間性で勝負というよりは、作品のみで勝負をしたいと思っているので、別にそこ以外はどうしようもなくてもいいと思ってます。
───こういう相方だと、もうドキドキじゃないですか? 暴れ馬ですよ?
山下: でもこういう人だから、放牧ですよ(笑)
番組に最速でメールを送ってきたのは三澤紗千香さん!
───パーカーが気になります。放送でも触れていたとおり、山下さんが文字を決められたそうですね。
山下:100くらいフォントが送られてきて、でも達筆で力強いものが多かったんですよ。習字でどっかのプロが書いたような、「山下ッ!」って立木さんが読みそうな……。
駱駝:CV 立木文彦(笑)
山下:いやいや、こういう力強さじゃないなーと思って。一番ダラけてる文字どれだろうって探して。
右利きなのに左手で書いたみたいな、そういうゆるいフォントどれだろうって探してたら、これが一番でした。
───ネコとラクダのマークも凝っています。
山下:僕がネコ好きなので、そこからなのかな。で、ラクダは駱駝。
───マスコットのゆるキャラみたいなのは今後追加されるんでしょうか?
山下:いや、どうなんですかね……三澤さん?
駱駝:マスコットは三澤紗千香さん(笑)。
───または三澤さんにデザインしてもらったり。
山下:じゃあ三澤さんに描いてもらいますか。
───今日の放送でも、準レギュラーになりそうな存在感を示していました。
山下:そうですね。それぐらいのインパクトを残していきました、彼女は。
駱駝:三澤さんのメールは笑ったなー、マジで送ってくると思わなかった。しかもメールをくれた人たちの中でも、やらせじゃなくてマジで最速ですからね。
山下:三澤さんの行動力がシンプルにスゲー!って思いました。本当に送ってくれたんだ!みたいな(笑)
───例えば「山下駱駝」のテーマソングを作って、三澤さんにも発注するって話も番組内で検討されていました。
駱駝:歌とかナレーションで参加してもらったり。
山下:ちょっと変則的な参加だけど、可能性はあるかもしれない ……って、さっきから三澤さんの本職じゃない稼働がエグい(笑)。
───今後のゲスト候補、どういう方が可能性ありますか?
山下:僕らが呼んで、あの番組のテンションのまま喋られる相手って言ったら、内田雄馬とか、やっぱり三澤さんとかになってきちゃうんで、候補者は絞られてくるんですよね。
駱駝:そうそうそう。「俺好き」メンバーの確率は高いですね、話しやすいので。
山下:一緒に1クールやると、お互いに慣れるので、話しやすさがだいぶ違うんですよね。
本業で力を入れている一面は別の場所で見てもらって、「山下駱駝」では力を抜いている部分を見せたい
───お二人が意気投合したのはどんな部分でしょうか?
駱駝:あ、俺いまお腹すいてて、サンドイッチ食べてます(笑)
山下:どうぞどうぞ(笑)。まさにこういうところで、(「俺好き」のアフレコ現場で)駱駝には気兼ねなく話していいんだなって気づいて、ガンガン脚本について質問できるようになりました。
駱駝:俺は山下と一緒にご飯に行く時に、気を使わないで済むってのが楽なんですよね。同業者さんだと、楽しくはありますが、どうしても少し気を遣ってしまう場面があるので。
───声優同士でも、そういう事が起こるんですか?
山下:そんなことはないですよ。同じ作品に出演していたら、やっぱり共通の話題がありますんで。
これは個人的な憶測ですが、小説家って、その作品を創作するのは一人じゃないですか。声優は、作品に携わっているキャラクターの数だけコミュニケーションの場が増えるので、まずそこの前提条件が違うんじゃないかな。
駱駝:作家同士って共通の話題がありそうで、あまりないんですよね。
山下:一緒に作品を作っていくことは基本しないからね。
駱駝:そうそう、だから「あの映画、面白かったよー」くらいしか共通項がない。 他のライトノベル作品については、話していいのかいけないのか判断に悩む時がたまにあって(笑)。あと俺が山下と仲良くしようって決意した瞬間があって、「俺好き」第1話の山下の演技を見て、「これは演技をしっかりやってる人だな」って印象がすごい強かった。だから、この人と仲良くしたいと思った。
山下:素直に受け止めたらいいのか分かんないですけど。
駱駝:シンプルな言い方だけど、一生懸命やっているのは大事なことですよ。山下の、仕事への姿勢が好きになったから仲良くしているんで。
山下:突然、なんか「情熱大陸」みたいな流れになってビックリしてるんだけど。
駱駝:ちょっとは良い話もしておこうと思って(笑)。
───仕事では一生懸命やる二人が、あえて必死にやらないギャップが「山下駱駝」の魅力でしょうか?
山下:一生懸命やっている方の僕は、形として出来上がってるものが別の場所で公表されていますから。本業での力の入れ方はそっちで見てもらって、力を抜いている部分を「山下駱駝」では見せられればいいなって。
駱駝:一生懸命は他の仕事でやってるから、ここは手を抜くよみたいな。
この続きは……【第三回】山下大輝&駱駝スペシャルインタビューに続く!
公開は2月13日(土)予定です!
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