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明治大正時代の安倍晴明
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明治大正時代の安倍晴明

2014-01-07 16:36

    今と昔の安倍晴明は少しだけ違う

    安倍晴明はとても人気のあるキャラで、昔からみんなが大好きです。

    だけど今の安倍晴明と明治大正の安倍晴明は少しだけ違う。

    こういう違いを調べるのはなかなか面白いので、本日は明治大正時代に出版された講談速記本に出てくる安倍晴明を紹介したいと思います。

    まずイラストが違う




    (C)株式会社サイバード



    (C) コーエーテクモゲームス

    これはゲームに出てくる安倍晴明なんだけど、現代の安倍晴明というのはとにかく格好が良い。ところが明治や大正時代だと少しだけ違っていて、安倍晴明は変な顔をしている。



    少年時代の安倍晴明なんだけども、これはあくまでイラストで描いた奴の技術力がなくて変になってるだけの可能性もある。そこで本文を読むともっと酷い。




    汚い画像なので読む気なくすと思いますから、要約しておくと、

    • 10歳の尾花丸(安倍晴明)の身長は7歳程度
    • 赤毛で風呂に入らないから猿っぽい
    • とにかく顔と口と鼻がデカい
    • 服装は全裸の裸足で近所を徘徊する

    といったように安倍晴明は最低最悪の容姿をしている。

    昔の安倍晴明は暴力を使う

    今の安倍晴明に比べると、明治の安倍晴明の外見は悪いかもしれない。しかし人にとって大切なのは容姿ではなく中身であり、明治大正時代の安倍晴明は暴力を好む。



    大幣(神主さんが持ってる棒に紙ついてるやつ)を振り回して人を殴る。どの講談速記本でも最低二回は人を殴る。

    なぜ明治の安倍晴明が暴力を使うのか、陰陽とかよりてっとり早く問題解決できるからです。

    そもそも時代が違う

    このように今の安倍晴明と昔の安倍晴明は、ちょっとイメージが違う。しかしそれも仕方がない。

    昔は偉い人は容姿が変っていう価値観があって、有名なのだと豊臣秀吉が猿っぽいとか孔子の身長2mくらいあって耳が後ろについてたとかいうやつですね。だから晴明が変か容姿になるのも仕方ない。

    それじゃ暴力はっていうと、この頃の面白い物語ってのは武士が活躍するものしかなかった。武士には暴力が付き物ですから、読者は暴力シーンを期待する。晴明も暴力を使わざるを得なかったというわけです。

    ついでにストーリーです

    明治大正時代の安倍晴明という物語のあらすじを、最後に紹介しておきましょう。

    物語の前半は芦屋道満と安倍晴明の陰陽対決、ここでは晴明が暴力で仕事をゲットしたり、暴力で道満に勝利したりと活躍するんだけど、いろいろあって中国から瞬間移動し日本に帰国、権力を活用し芦屋道満を死刑にする。

    ところが肉芝仙人(1000年生きた超すごいカエル)が出てきて、道満を助けて蟇の妖術を授ける。蟇の妖術をゲットした道満は晴明に仕返しをするため、平将門の娘滝夜叉姫や弟法悦、そして鬼童丸と袴垂保輔とともに天下を狙う。

    ところが晴明はそんなことに関わりたくないため、源頼光とその四天王(金太郎とか)たちを御札でドーピングし、道満たちを皆殺しにするという感じです。

    昔の物語に詳しい人は分かったかもしれませんけど、歌舞伎やら読本、その他のジャンルの安倍晴明の物語の断片を組み合わせて、ストーリーが作られています。講談速記本っていうのは日本文化のまとめとしての側面もあったわけです。

    それはそうとしまして、昔は風呂入らない猿扱いされていた安倍晴明さんも、今やとても恰好の良い陰陽師さんになっています。こういう変化っていうのは、なかなか面白いものですね。

    ちなみに真田幸村はこういう感じ
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