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日本の根性論について
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日本の根性論について

2014-01-30 16:59
  • 10
日本の根性論について

日本人は根性論が好きだからいけないッ!!! というようなお話があります。

今は知りませんけど、僕が小さい頃は日本軍というのは、精神論ばかりで科学的に考えることが出来なかったから、あんな悲惨な戦争になったのだというような話をよく聞きました。

本当に日本という国は根性論や精神論だけでやってきたのかって考えますと、それはどう考えても変なお話です。

日本という国は、明治初期の国内で喧嘩していた時代から、わずか八〇年足らずの間でとりあえずアメリカと戦争するくらいにまでに成長しています。根性論だけでそんなに成長できるわけがありません。逆に言えば根性論だけで、そこまで成長できるのであれば、根性論が正しいってことになる。

そんなわけですから、今回は実際にはどうだったのかっていうのを、資料から観察してみてみましょう。

紹介する資料は、ギリ本を読める程度のあまり教育しか受けていない人向けの歌と、子供向けの本です。子供と意味分からない奴向けに作られた歌ですから、当時の日本の最下等水準がわかると思います。

真田幸村です

いきなりですけど、真田幸村のお話です。

現在の真田幸村がどういうイメージなのかは知りませんけど、明治あたりですと火薬や科学技術に秀でていたから、少数の兵隊で大軍を打ち破ることができたというような解釈がなされています。



これは一八九〇年の児童向けの書籍、この時代から日本には科学というのは重要だというような考え方は広まっていました。ちなみに忍術にしても、心理学や催眠術の一種であるという理屈で解説されています。

これは子供向けの本ですけど、一二〇年前くらいから、子供ですら合理的な理由を求める時代になっていたというわけです。


村田銃です

真田幸村というのは武士ですから、近代の軍隊とはあんまり関係ない。ですから次に旧日本軍の歌を紹介することにしましょう。



『あれは帝国新調 世界無双の村田十と 知らないか トコトンヤレトコトンヤレナ』って書いてあるわけですけど、これがなにかと言いますと一八八八年に作られた村田銃の歌です。

村田銃が世界無双なのは新調したからで、この当時は新しければ新しいほど、素晴らしい製品が作られるというような考え方がありました。沢山の新しい技術を貪欲に学んでいたこの当時としては、かなり合理的な考え方です。

もう一つ村田銃の歌、こちらは日清戦争中に作られた作品です。




銃とか使わなくても殴ったったら終わりじゃ的な根性論の匂いもしますが、先にも書いたようにこれは最下等文化からの引用ですから、極端な表現が使われるのは仕方ありません。

そんなことよりも注目すべきは『堅き心と良き銃と』という点で、つまり立派な精神と良い武器が揃っているから、日本軍は強いというような理屈で書かれているわけですね。

こういう考え方は、太平洋戦争の時代にまで受け継がれていきます。というわけで次は太平洋戦争時に書かれた書籍を紹介します。

太平洋戦争です

こちらは村田経芳が、いかに苦心をして村田銃を完成させたのかという書籍の前書きから、抜き出した文章です。





当たり前ですけど、根性だけで戦争に勝てるわきゃないって、誰でも知ってたわけですね

日本 is 根性論は嘘です

明治時代から始まる日本の怒涛の発展は、教育によるところが大きい。ですから誰もが合理的に物事を考えることが出来ました。この辺りに少しだけ詳しく書きましたから、興味がある人は読んでみてください。

今はどうか知らないけれど、日本がずっと根性論の国だったという事実は存在しません。

それじゃそんな嘘を誰が言い始めたのかって話になるわけですけど、これがなかなか難しい話で、普通の人らが責任逃れのためにそういう主張をしたり、左翼の人らが自分に都合の良いように宣伝したりといろいろです。

『日本 is 根性論』というような嘘を信じていますと、デメリットが多い。

そもそも日本は根性論でクソみたいな話をする人間は、合理的に物事を考えることができない可能性が高い。ですから根性論を振り回す生産性の低い人間になってしまう可能性もやっぱり高い。さらに過去のことを正しく理解するのも難しくなってしまいます。

もっといいますと、存在しないものをあると信じた結果、根性論に傾いている可能性まであります。

このように昔にあった事実を、過剰に責め立て曲解してみたところで、害悪にしかなりません。

そんなわけで本日は、昔の日本人は取り立てて根性論が好きな訳ではなかったというようなお話でした。
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いや根性主義って平時から根性だけで考えるってことじゃないだろ。
劣勢になった時に「うまい敗戦処理」をどうするか考えるのではなく、根性で転回できるとしてしまうことだろ。ズレ過ぎ。
91ヶ月前
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論拠が弱いな~ 日本軍の精神主義の経緯は「未完のファシズム」あたりを読めば?
91ヶ月前
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第二次大戦前中はヒドい軍国主義の世界であり、
軍部の人間なら当然学んでいた英語ですら市中では敵性言語として排除されていた。
大和魂があれば竹槍でB29やグラマンが落とせると教え込まれマジで信じた子供はたくさんいる。
ついに日本中が軍国主義に染まってから終戦。
まともに食料も無い時代、子供達はろくな教育を受ける余裕も無く(これが後の団塊世代)
軍隊式上意下達の組織論と精神論だけに染まった子供達が成人する頃(50〜53年)になると
朝鮮戦争の特需で特に何も考えずとも儲かる時代がやって来た
団塊の世代が精神論に染まっても何もおかしくないと思うが。
87ヶ月前
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う~ん、これはちょっと……100%じゃなかったから違う論法じゃないですかね……
そりゃ「日本は100%根性論じゃなかったよ! 合理的な人もいたよ!」ってのはその通りでしょうけど、
そんなこと言われたら「合理的じゃなくて根性論の人もたくさんいたよ!」になるでしょう。
こういう側面もあったよって話としては面白かったです。
83ヶ月前
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正確には、合理的なままでは勝機が見い出せないから士気を高める方法で少しでも確率を上げるだな。
83ヶ月前
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はっきり言いますと学者や官僚と軍人(体育会系)とでは全然性質が違います。
それらの資料はインテリ層が作成しているので頭が良いのは当たり前です。
戦時中は軍隊の発言力は極めて高い状態ですから上の方は下っ端を都合良く使うために根性論を使っていました。(合理的に考えたら自分の命が最優先なので戦いなんて出来ませんよね)
そしてその精神は下の方にどんどん伝播していき都合の良い思想をもった国民を作れるわけです。
下の方は本当に馬鹿ですので上こうだと言ったらすぐ信じます。
敗戦国の指揮官がどうなるかは誰でも想像がつきますので敗戦が確定している状態でも引き延ばそうとするのは自然ですよね。
しかし一般人からすると合理的に考えたらきれいに敗戦するべきです。しかしそれでは上記の理由により困りますので嘘の情報を流したり根性論で士気を無理矢理上げていたわけです。
83ヶ月前
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226事件の直後、事件処理のゴチャゴチャで鬼畜米英や大東亜共栄圏、一人一殺といったことを平気で大声で吼える軍人が大日本帝国の中枢に来たことがだ問題。
彼らは敗戦後、自分たちの責任回避のために日本総根性論のようなことを言ったのが俺の認識。
83ヶ月前
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明治時代は謙虚に学んで、合理性に長けていたけど日露戦争の奉天会戦で、マシンガンの弾幕の中本当の意味で根性で突き進み勝ち取った。このせいで日露戦争で勢いづいた軍人が、感情論にとらわれた軍人が反欧米主義に走り根性論が根付いかと思われ。

一例
銃がなくても歯で噛んで敵兵を倒せ。食べ物がなくても雑草を食べて何とかしろ。病気は根性で治せ。(インパール)
オートパイロット(自動操縦)は甘えだからと言ってゼロ戦には搭載せず無駄に疲労させる。
敵軍のマシンガンを戦車に付けると殴られる(ただし後戻りできなくなった時に鹵獲銃として使う)

当時の欧米(イタリアと東欧は除く)の工場と比べても日本の工場はベルコンは甘えだから、一つの工程が終わったらわざわざ別の工場まで運ぶ、工場の人間は力強いから戦場へ行け、でも製品の質は落すなという根性論。
風船爆弾に至っては女子高生に覚せい剤を飲ませて強制労働。

戦後はGHQの指揮下で大きな工場は米国式を導入したけど、製造業で米国を抜いた途端また有頂天になって・・・米国がコンピューター導入しても大企業以外は「んなもんいらねぇだろw」という状態に。
流石に中小企業は2000年に入ると導入するがエクセルにVBAとかマクロを使うなと言ってくる状況。(何のためのコンピューター?)
83ヶ月前
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日本には2つの面があって、もともとの「和をもって尊しとなす」から連綿と続く和の考え方、そして中国から来た「勉強して立身出世し歴史に名を残す人になりなさい」という個人主義的な考え方がある。

平時にあっては和のほうが優先される、つまり自分では何事も決定せず、空気を読み、周りに合わせ、責任逃れに終止する、リーダーも責任者もいない非効率で無責任な集団が良しとされる。それに対して黒船がやってきたりして危機になると、中国の考えが芽を出して、吉田松陰とか高杉晋作みたいなのを生み出して、偉人がリーダーシップを取ってガンガンやる日本が現れる。

聖徳太子の呪いから解き放たれて大陸的個人主義を中心に回ってる時の日本は強い。科学的思考を縦横に駆使して世界に進出できる。けれども危機を脱すると、和をもって尊しとなすが主流となり出る杭は打たれて精神論がはびこるバカの国に戻ってしまう。そして「敵の捕虜になると村八分にされて田舎に帰れないのでバンザイ突撃する」とか「弾丸がなかったら銃剣があるじゃないか。銃剣がなくなれば、腕でいくんじゃ。日本男子には大和魂があるということを忘れちゃいかん」みたいなのがまかり通るようになる。

逆に軍組織自体は「世界最終戦争に生き残るために独断で満州を侵略する」とか「昭和維新のクーデターを起こせば天皇親政になってすべてが解決する」みたいな、吉田松陰の一派的な後先も何も考えない、異様な危機意識と行動力で動いてる。維新の偉人達への極端すぎる尊敬と、全体で空気が醸成されればどんなに狂ってても構成員は逆らわないという和の心がミックスされて、最高にどうしようもない状態に陥っている。

日本の通常の根性論は、「組織のために個人が汗水たらして働くのは当然のこと、出来ないのは努力が足りないから、結果を出すことより頑張っているかの方が大事で、頑張れない人間はいらない人間だから排除すべき」といったぐらいの、日本人であれば大体の人間は肯定するような価値観でしかない。それ自体成果よりも努力が評価される非科学的な仕組みだけれど、戦前戦中の狂気とは別だ。それは聖徳太子と吉田松陰の腐ったところがベストミックスされてどうしようもなくなった状態で、ただの根性論とは違う。

戦後の食うや食わずの危機を脱して、今は淀んだ空気と根性論が支配している和の国日本に戻っているけれど、あの頃よりはマシだと思う。
71ヶ月前
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貧乏だけど精神力で勝つってのが根性論 対米戦やるなら、そう考えないとやってられない
満州事変~日中戦争まで気合の入ってない相手ばっかりで、日本人の根性は世界最高だぜと
自己評価してしまったのも痛恨
もっとも、根性だけでは勝てないが、根性無しでは絶対勝てない。そして根性は金がかからない
54ヶ月前
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