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大量の電子書籍をスマートフォンで快適に読む(ハードウェア編)
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大量の電子書籍をスマートフォンで快適に読む(ハードウェア編)

2014-12-10 19:32

    大量の電子書籍をスマートフォンで快適に読む

    スマートフォンで大量の電子書籍を持ち歩き、いつでもどこでも読める環境を作ることにした。私のパソコンでの読書環境はこういう感じ、これになるべく近い環境をスマートフォンで再現する。

    読む書籍は近代デジタルライブラリーで公開されている資料で、こういう風にダウンロードしている。これをいわゆる自炊ファイルという形式に変換して読む。

    環境を作る方針としては次の3点になる。

    • パソコンの環境をスマホでなるべく再現する
    • 全く同じは無理なのでパソコンとは少し違う良さも持たせる
    • 今後一年間は使い続けることが出来る

    結果としてはかなり最高すぎる環境となって、ディスクの容量さえ許せば5000冊くらいまでは余裕で対処できると思う。

    わりと長い話になるので、

    みたいな感じで三つに分けることにして、今回はハードウェア編、わりと真面目に環境を構築したので、この記事はかなり長いです。

    端末はスマートフォンで

    Kindle なんかの電子書籍専用端末は、作ってる人が想定している読書だと快適なんだけど、そうでない使い方をするとすごく使い難い。これは kindle に限らず全電子書籍専用端末に共通で、例えば私が欲しい『片手で持ててポケットに入り外部メモリを使え超高速で閲覧し超高速で検索できる電子書籍専用端末』はこの世で販売されていない。

    タブレットならば、たまにそういう機種がありそうだけど、片手で持つのが厳しい。

    好みの問題なんだろうけど、そもそも私はタブレットの存在意義があまり分かってない。紙の本の時代から、大きな書籍は手に持ち空中で位置を保持するのが難しいと感じていて、書見台などを導入していた。だからタブレットは机に置いて使うことになるんだけど、これだとノートパソコンのほうが読みやすいし速く読める。遅くしか読めない機械には興味があまり出ない。

    紙の本を読んでいた時代には、自動ページめくり機の購入を考えていたような特殊な嗜好の持主なので、この辺りは個人の好みによるところが大きいと思うけど、とにかく私の用途にタブレットは向かない。

    色々と調べてみて思ったのは、電子書籍を快適に読めるハードウェアを手に入れることができるかどうかっていうのは、残念なことに現状だと運頼みだということだ。自分の読み方に向いたハードウェアが、その時に販売されていれば買うことができるし、なければ無理という感じ、色々思うところはあるけれど、本の市場規模だとか、他の趣味とは少々違う消費のされ方などの要因もあって、仕方がない。

    そんなわけで現状だと最も良い電子書籍端末は、スマホということになる。スマホに付いてるカメラより性能が良い製品は大量に販売されている。音楽プレイヤーもやはり同じ、ところが電子書籍は趣味として確率していないから、片手で持てるスマホよりも優れた再生プレイヤーが販売されていない。このあたりのことはここにも書いたけど、スマホから選ぶより他ない。

    スマホは人気商品で、大量の機種がある。だから自分に合った機種が存在する可能性が高い。

    スマートフォン以外に用意したハードウェア

    スマートフォンは後で選ぶことにして、最初に快適な読書の実現のために必要な周辺機器を購入した。

    microSDXC

    モバイル機器で電子書籍を快適に読む最大のポイントは、パソコンと同じライブラリを用意することだと思う。

    だからその時に最大容量の製品を調べ、自分のライブラリが全て入るか計算する必要がある。無理なら諦めるし、あれば買うみたいな感じになる。

    幸いなことに現在 microSDXC の最大容量は 128GGB ある。結果的に24000冊分くらいのデータを持ち運べることが分かった。

    NAS を用意してストリーミングで読むというのも考えたんだけど、WiFi 経由で接続すると microSDXC 128GB のほうが概ね速いか同じくらい。ついでにNAS の環境を整えるより安くて楽で安定している。いつでもどこでもほぼパソコンで読むのと変わらない感じで読む環境をゲットするためには、まだまだ NAS でのストリーミングは微妙な気がしている。

    microSDXC 自体の性能の差はあるにはあるんだけど、所詮はスマホだから誤差程度だろうということで、一番安い商品を選択した。



    Team microSDXC カード UHS-1 40MB/sec (128GB)

    1万円以上して値段が高い気がするけど、近代デジタルライブラリーからダウンロードした古書群を買うと、microSDXC より1000倍くらい高い上に全て持ち運べないし保管する場所が必要にあなる。それ考えると安いと思う。

    速度については、こんなもんです。



    電子書籍を読むという用途では、十分実用的に使えている。

    充電器

    ワイヤレスで充電できる Qi 充電器も用意した。

    Aukey   Qi充電パッド(円形)

    なんでワイヤレスで充電したのかというと、充電を意識したくないからで、読んでない時には充電器の上に置いておく習慣を付けてしまえば、感覚的には無限バッテリーをゲットしたような感じになる。まだ一台しか導入していないから、便利さ半減なのだけど、複数台用意しておいて部屋のそこかしこに置いておくと、ますます無限バッテリー化するような気がしている。

    もう理由の一つは Micro USB を抜き差しするのが嫌だからで、一日一回接続し一回外すと考えると、最低でも年間で730回は Micro USB に触る必要がある。嫌なものに触っていると生活の質が悪くなるため、無線で充電できるようにする。

    こちらも安物だけど十分に使えている。

    スマートフォンに求めた機能

    次に本体を選ぶ。

    携帯は適当に選び続け、iPhone 以降は2年使って新しいのが出た買うみたいな感じで使ってきた。そんなわけで、真面目に携帯端末を選んだことがなかったから、かなり変な部分に執着したりしているかもしれない。その辺りはご容赦願いたいところです。

    まず快適な電子書籍読書に必須の Qi 充電器と microSDXC が使えるというのを絶対の条件にした。これだけで機種がかなり絞られてしまう。

    その他、電子書籍専用端末として、検討したのは次の三点。

    • モニタ
    • 丈夫さ
    • 安い

    モニタ

    最適なモニタについては、その人が普段読んでいる端末のモニタに依存してくると思う。私が普段読んでいるのは MacBook Air 11inch の時代遅れのモニタだから、今時のスマホならば、おそらくなんでも満足できてしまう。

    よくて困るものでもないので Qi と microSDXC が使える機種の中で、一番液晶が綺麗なものを選ぼうと考えていたのだが、これがなかなか難しい。

    例えば解像度は高ければ高いほど良い気がしてたんだけど、冷静になると大量の電子書籍のデータを 128GB で収めなければならない。モニタの解像度に合わせて画像を加工するため、あまり解像度が高いと 128GB では収まらなくなってしまう。

    さらに近代デジタルライブラリーの資料だと、画像に余白が発生することが多い。そういう場合は次の図のように必要部分を残して拡大する。




    なるべく奇麗に拡大して表示するためにに、モニタの最大解像度よりも、画像は多少大きいほうが望ましい。

    そんなこんなで、現行のスマホとしては解像度低めの製品を選ぶことにする。他の用途は知らないけど、電子書籍に関しては、その時の最大のディクス容量に合わせて、モニタの解像度を選ぶのが正しい気がする。

    サイズに関しては 4inch の iPhone5 でも、そこそこは読めていたので、これより大きければなんでもいいということにした。

    丈夫さ

    パソコンやスマホが丈夫になれば、使い方も変化する。今回は紙の本と同じくらい雑に扱える製品を考えていたんだけど、本は二階から落としても普通に読める。流石にそこまで丈夫なスマホは存在しない。

    ただし防水の製品を選べば、水に関しては紙の本よりも強い。防水のスマホを選び、衝撃吸収系のオプションを購入すれば、トータルで考えると紙の本と同じくらいの丈夫さをゲットすることが出来る(と思う)。

    上記の理由から、なるべく丈夫で防水の商品を選ぶことにした。

    iPhone は数字が上がるにつれ壊れやすくなっていって、すごい気を使いながら使っていたため、雑に扱えるスマホならどういう使い方になるのか楽しみにしている。

    安い

    iPhone5 は一番高い 64GB を選んでしまい、毎月9000円ほど払っていた。自分で契約したのだから仕方ないのだが、使い方を考えると非常に無駄な出費だった。今回は端末代金はなるべく安く、月額料金も最低限になるようにした。

    いろいろ考えたりキャンペーンを調べたりして、本体の代金は1万円くらい、毎月の料金は5000円くらいで考えた。5000円程度であれば、電子書籍を読むために払っても良い価格だと納得できる。mvno とかと比べると高いんだけど、ガラケーとスマホ二台持つだとか、通信使用量を気にするとかの煩わしいことがないので我慢できる。

    安いというのを条件に入れているのは感情の問題で、納得できる値段なら気持良く使える。あと自分が電子書籍読むのに、月にいくらくらいまでなら払えるのかって考えるのにも良い機会だと思う。

    選んだ機種

    そんなわけで全ての条件をクリアする Torque G01 っていうのにした。



    http://www.kyocera.co.jp

    今のスマートフォンとしては、スペックはあまり良くない。AnTuTu Benchmark の結果はこういう感じ。



    外見は好みでもないけど、丈夫なのがこれしかなくて、画面のサイズも品質も必要にして十分、安いのも良かったし、ずっと iPhone 使ってたので不安あったけど、特に問題なかった。

    この機種はもともと丈夫らしいんだけど、さらに丈夫にしたいので、衝撃吸収フィルムやら傷防止のシールやら貼り付けたり、ホルダーみたいなのを付けたりしてある。実際の所、フィルムやホルダーで壊れにくくなるかは分からないけど、自分で購入して貼り付けたりしていると、なんとなく安心感が出る。いろいろ付けて、重量は 214g になって Kindle Voyage より重くなってしまったものの、安心感はこちらのほうが上だと思う。

    さらに毎月380円払って、安心サポートみたいなのに入ってる。故障したらダルい手続とかあるし壊れないのが一番なんだけど、ボタンの耐久性が未知数なのと、壊れてもどうとでもなるという安心感のために入っている。

    かなり雑に扱えるようになったので、どの程度まで使い方が変わるのか、今後は自分を観察していきたい。

    想定してなかった良かった点

    今回はかなり頑張って選んだんだので、事前に機種固有のダメなところは認識していた。

    例えばカメラ使い続けるとレンズ曇ったり、レンズ曇らなくても写真の画質が異常に悪かったりや、全体的にまとまおらず使いにくかったりだとか、色々な話があったんだけど、実際に買って使ってみると全てが評判通りで、スマホとしてはかなり微妙なんだけど、たまに電話もできてネットもできる電子書籍端末として購入したのでその辺りは問題い。

    しかしいくら事前に調べても、実際に使わなくては分からないことはあるもので、予想していたよりも良かったところがかなりあった。

    結論を先に書いてしまうと、消去法で選んだ Torque G01 は、スマホとしてはどうかと思うけど、異常なまでに電子書籍の読書に向いていた。

    ハードボタン

    画像ファイルを読む場合、縦横比やら大きさがそれぞれの書籍で異なることがある。そのためフリックでページをめくると失敗することがままある。これが非常にストレスだったんだけど、 Torque G01 にはハードボタンが付いている。





    これを押すとページがめくれるという設定にすると、ストレス皆無で読書することが出来る。さらに異常に画質悪いカメラ用の専用ボタンも付いている。




    こちらもページめくり用に使う。
    ハードボタンは左側面、カメラボタンは右側面に付いているため、左右どちらで持ってもページをめくることができるようになった。

    ハードボタンはフニャフニャで、非常にショボいため、ネットでは文句書いている人が多いんだけど、このフニャフニャさがページをめくるのにはマジ最適で最高だった。

    バッテリーが持つ

    購入時、そのまま使っていた時には、バッテリー普通に持つくらいだったんだけど、京セラと AU のアプリを全部動かなくすると、異常に長持ちするようになる。

    どのくらい持つのか具体的に書くと、ネットで遊んだりファイル同期なんかしながら、一冊本を読んでも70%くらい残っている。実験してないから分からないけど、一回充電して読むことのみに集中したら五冊くらい読めると思う。

    ハイエンドのスマホと比べると、モニタやらCPUがショボかったりするから長持ちするんだろうけど、全く期待してなかっただけにかなり感動的だった。

    デカいバンドを付けることができる

    先にも買いたけど、強度を上げるためにオプションの変なホルダー付けてる。

    http://www.kyocera.co.jp

    元々付いているカラビナとバンドがウザかったんで、長いナイロンベルトを付けたんだけど、偶然にもこれが異常に良かった。

    バンドに指を通すと本体が安定し、落すとか気にせずに電子書籍を読める。ストラップでもいいようなもんだけど、中心にデカいバンドがあるというのが非常に良くて、右手左手でだいたい同じように持つことが出来る。

    ハードボタンが両方に付いているので、右手で疲れたら左手に持ち替えて読むことが可能となり耐久読書みたいな時に非常に便利。

    まとめ

    検討して購入したスマホが電子書籍専用端末として、なにが良かったのか、リストにしてまとめておく。

    • 片手で異常に持ちやすくわりと丈夫で防水で普通に動く
    • 2400冊まで書籍データを保存できる
    • バッテリーのことを考えずに済む
    • ハードボタン付いてるのでページめくりに絶対失敗しない

    こうして見ると私の希望というのは、かなりショボい気がする。しかしこういった選択肢がスマホにしかないというのも残念ながら事実だ。

    それにしても、電子書籍のハードウェアはどうでもいいみたいに考えていたんだけど、たまたま相性の良い機種を選んでしまって、考え方が180度変ってしまった。それなりに良いハードウェアは、読書速度をメチャ向上させる。

    ハードボタンやら背面に取り付けできるバンドとかは、部品単体で見るとゴミだかなんだか分からないようなものだと思う。ところがこれが電子書籍端末にくっつくと、話が変ってくる。

    なにも考えずにバンドに指を通し、指のところにあるボタンを押すと、絶対にページが上手く進む。

    こういう体験をしてしまうと、フリックでページめくるだとか、なにか操作する際に本体を安定させるために持ち方を微妙に変えるだとか、そういったメンドクセーことをしなければならない端末には戻れない。バンドについてはストラップでも同じかもしれないけど、中心に太いベルトがあったほうが絶対に持ちやすい。これはバッテリーについても同じで、とにかく本を選び出し、読むという以外のことを考えずに済むというのが最高すぎる。

    パソコンにある書籍データを、圧縮するにしろ全て入れることが出来るというのも良くて、同期やらなにやら面倒なことをする必要がない。思いついた時に、思いついたように読めるというのは、自由で気分が良い。

    現状だと Torque G01 は私にとっては最高のモバイル電子書籍端末だと思う。

    最後になったがモニタに関して。

    私が読んでいるのはかなり汚い画像なので、ショボい液晶でも我慢できてるかもしれない。過去に 160x160 の解像度、モノクロ画面で当時の青空文庫のほぼ全作品を読破したこともあり、ショボいモニタに耐性が付いてる可能性もある。拡大についてもソフトウェアでカバーできる気もする。

    そんなわけでモニタに関しては、これがベストなのかまだ自信がない。

    続き。


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