クリスマス・イブ
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クリスマス・イブ

2015-12-23 00:00
    (撮影 きゃんでぃーさん)

    1983年(昭和58年)、山下達郎さんのアルバム『MELODIES』収録曲として発表された「クリスマス・イブ」。(同年12月にシングルとして発売)。Wikipediaによれば『1980年代に国内で発売された楽曲で売上が最も多いシングル』だそうです。
    昭和ロマンチカでは、2年目に入ってすぐの12月に、初めてのクリスマス曲として演目に加わりました。それ以降、毎年、新しいクリスマス・ソングを増やすようにしています。

    おそらく。私の同世代(前後以上)の方が、この曲を聴いて思い起こすであろう映像があります。
    JR東海の「クリスマス・エクスプレス」のCM。
    「クリスマス・イブ」が流れる中、遠距離恋愛のカップルが新幹線のホームで再会する様子を描いたCMでした。
    1989年(昭和64年/平成元年)~1992年(平成4年)の間、この時期になると放映されていたシリーズ作品。バブル崩壊が91年2月なので、ホントに日本が一番キラびやかであった時代のCMと言っていいと思います。
    当時、クリスマスシーズン、有名ホテルは1年前には翌年の予約を入れなければ取れないと教わりました。都庁移転前、西新宿の高層ビル群の足元はまだ薄暗く寂しかったけれど、そこから見下ろす夜景は、現在よりも光の量が圧倒的に多かったように記憶しています。

    この曲は、すでに日本のクリスマスソングの定番と言っていいと思います。なので、曲を知ってる世代は、現在進行形で下へ下へと拡大している事と思います。これほどの広範囲をカバーしているのですから、各世代によって抱くイメージも、かなり違うのではないかと推測いたします。

    現在の私は、1時間に何本もないローカル線のお世話になり、過疎地のしょぼいイルミネーションを眺めています。あの時代そのものが幻想だった、とも近年感じてます。
    それでもやはり。91年、表参道を飾ったイルミネーションの、あのLEDでない光の華やかさが、曲と共に思い起こされる幸運に感謝する次第です。

    それはさておき。

    いつの頃からか、ロマンチカではその時々の演目選定にあたっては、季節感を大切するようになりました。思えば、まだレパートリーが少ない頃、真夏に「なごり雪」のリクを演った際に抱いた、強烈な違和感が動機かもしれません。

    結果として、私自身が「あー今年も山達のクリスマスを弾き語れるなぁ。」と季節が一巡した事を実感するようになりました。夏は夏で「今年も、みゆきの夏休み、練習せんと。」とも
    ひょっとして、この感傷は、長く通っていただいているリスナー諸氏ほど、共有していただいてるかもしれません。

    「クリスマス・イブ」ロマンチカ初演から、その次の年。
    体調不良が原因で、その年のクリスマス枠を覗いて頂けなかったリスナーさん、月光さんの事を思い返していました。(事情をわざわざお知らせいただきました。)
    前年の夏前より熱心に通って頂き、冬、この曲を演る事をすごく喜んで頂いた、山下達郎好きのリスナーさんでした。よく入れてくれた「やみさんやみさんやみさんやみさんやみさあああああああああああーーーーーー」、そんな絶叫失神系のコメントを記憶しています。
    前のクリスマス時期に「88888」をくれたリスナーさんが、健康が理由で今年は居ない。そういった事で、一年や季節の巡りを感じるのは、やはり寂しいものです。
    ロマンチカは私を含め高齢者が多いわけですが、病気や事故でのお別れなぞは、なるべくなら少ないほうがいいに決まってます。
    月光さん。いつかどこかで再会したいリスナーさんの一人です。ここに書き置きます。

    演奏について。

    原曲キー A 
    昭和ロマンチカでは、Cで演ってます。

    ギターアレンジの肝は、印象的なイントロと、間奏のアカペラ部分をどう表現するか、だと感じました。
    曲に取り組んだ最初の年は、まだエクスプローラ(エレキ)での弾き語りでしたので、イントロ部分は、オクターバーというエフェクターを掛けていました。現在はエレガットでの演奏なので、ちょっとエフェクターは使えない感じです。12弦ギターだとソレっぽさが出るかもしれません。

    間奏部分をどうするのかは、超難問でした。間奏と言うより、ココは曲の“核心”ですね。
    私の場合は、そのままハップルベルの「カノン」を入れ込んでます。現状では間奏部分テンポを少し落とす事にしました。そのほうが、バロック音楽っぽいからです。
    その影響で直後のBメロ『まだ消え残る~』も、間奏のテンポを引きずってしまっているのですが、これは止む無しといったところでしょうか。原曲でベースが、インテンポ八分で刻んでいるのもまた、この曲の重要な構成要素であると承知の上の判断です。

    いっそ思い切って、そのまま「パーパラパーパー パラパラパラパラ」声一本ってのも、この曲に対する愛情というか、拘りが感じられてイイかも知れませんね。(私は、やるつもり無いですが。念のため。)

    長くなる事をお許しいただき、ついでに毒を吐きますが。
    どれほど、情感たっぷりに、美しい歌声で弾き語っても、この箇所を避けた演奏は、タコの入ってないたこ焼きと同じだと私は考えます。そういった類はこの時期、多く見かけるわけですが、その度、「別に山達でなくてもええやんw」と思う次第です。
    それならば潔く、弾き語りには“不向きな曲”として演らないという選択もありかなと、不肖私ごときからのご提案です。 いい曲だなと思っても、弾き語るのには難がある曲は世の中には沢山ありますからね。

    先日、スラップ奏法(もどき)で、この曲に挑戦している弾き語り主を見かけました。「なんというアプローチ!」と感心しました。
    私の、キー1音半上げ、でも唄はそのオクターブ下(4音半下げと言うべきか)という妙なアレンジも、演奏技術と見合いながら現状では最適と思われるポイントを選択したつもりです。(唄の低さについては、住環境も影響している事を述べ加えておきます。)

    上手く表現できているかどうかは別にして、ギター1本という制約のある弾き語りの事、いろんな方の様々な創意工夫に来年も出会いたいものです。

    最後になりましたが。

    「メリークリスマス!」

    (また来年も、演れるとイイなぁ…。)




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