三木谷さんに怒っている人は矛先を間違えている『科学者のニュースの読み方』vol.51
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三木谷さんに怒っている人は矛先を間違えている『科学者のニュースの読み方』vol.51

2013-11-11 18:00
    『科学者のニュースの読み方』vol.51
    ■三木谷さんに怒っている人は矛先を間違えている

     筆者は、楽天は楽天市場の使い勝手がひどく悪く最近嫌気がさしてきたところでどちらかというと嫌いですが、その運営コンセプトは素晴らしいと思うし三木谷さんの経営哲学もわりと好きです。

     どうも楽天の優勝セールに便乗して、商品の定価を吊り上げる形で大幅値引きに見せかける店が現れたらしい。普通ならここで「困ったユーザーがいたもんですね」とショッピングモールの運営者である楽天に同情するところでしょうが、どうやら世間のバッシングはその楽天社長の三木谷さんに飛んでいる様子。筆者は彼の会見を聞いたり書き起こしなどを読んではいませんが、どうやらそっけなく反省色のない回答だったらしく、しかしそりゃそうだろうと思っています。三木谷さんに怒っている人は、矛先を間違えている。

     たぶん知らない人が矛先を間違えているんだろうと思うので書いておくと、楽天は出店や取引のプラットフォームを提供しているだけであって、不当な商品価格設定をしているのはそのユーザーである店なんですね。LINEユーザーが事件をおこせばLINEが悪者にされ、niconicoユーザーの事件があればドワンゴが悪者にされるのと同じ見当違い。責任はツールではなくツールのユーザーであるというのは、ファイル共有ソフトの件で判決が出て間もないではないですかと。
     Amazonは店ですが、楽天市場は市場、すなわちショッピングモールです。「Amazonで買った」は(マーケットプレイスでない限り)本当にAmazonから買っているわけですが、「楽天で買った」は実際には楽天では買っていない。厳密には「楽天のxxxxという店で買った」が正しい。楽天を利用したことがある人はわかると思いますが、ウェブで購入手続きを済ますと、その後はなんだか知らない店から「注文の確認」や「発送のお知らせ」といったEメールが来ますよね。あなたは商品をその店から買っているんです。
     来るもの拒まずスタンスのショッピングモールですから、店の信頼の判断は客がしろというのは当たり前です。いまどきこの楽天市場の運営スタンスを知らないのは世間知らずみたいなもので。「xxxx駅近くのxxxx通りの店はうさんくさいのが混ざっているから気をつけな」と同じようなもので、怖い人は手を出さないのが堅実。ついでに書いておくと、Amazonのマーケットプレイスもろくな審査なしで出店できて、筆者も個人で中古デバイスを扱っていますので同様にうさんくさいですよ。
     とりあえず楽天ができることがあるとすれば、そういう卑怯な店に出て行ってもらうことくらい。システムの改善としては店の名前を強調することと、インターフェース(特にページレイアウト)をどうにかすることと、スパムメールを原則送信しないようにすること(当たり前)ですね。

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