• 個人がメディア化してヤラセは監視される時代『科学者のニュースの読み方』vol.50

    2013-11-04 12:00
    『科学者のニュースの読み方』vol.50
    ■個人がメディア化してヤラセは監視される時代

     筆者はほとんどTVを見ないのですが、「ほこたて」とかいう番組の概要くらいは知っておりまして、流れ着いたこの度の番組打ち切りまでの経緯の話でネットの有意義な使われ方がまた実現しているなと思った次第です。

     この番組、あらゆる自慢の技術を対決させたときにどうなるかというもので、どんなにくだらない勝負でも、さすがにTVの演出抜きで開発者はプライドをかけていることは同じく技術者として察せたりします。ソースは紛失してしまったのですが伝え聞いたところによると、対決者の一方が編集によって放送内容が事実とまったく異っていることをネットで公言したそうで。捏造、若干強引に言い換えてみて「矛盾」を自ら作ってしまったあたり皮肉なもので す。例によってフジテレビだったので特に古くからのネット住民には格好の攻撃対象となりまして、大炎上ということのようです。

     この度のネットの活躍は、報道の監視としてはたらきました。これはフジテレビの本件のような例に限らず、印象操作が局面を大きく左右するものにはだいたい使えるもの。例えば先の衆議院議員選挙から始まったネット解禁でアンチ運動から発生するデマに対しそれを正す手段を得ました。政治家が自分の発言のごく一部を切り抜かれて趣旨の違う内容で報道されたときに全文起こしに誘導して誤解を解消する例も。これらはすべて個人がメディア化することで、旧来からのメディアがその優位を失っていることが明らかになった典型ですね。筆者もツイートやこのブロマガで、報道されにくいものについて発信できるあたり、しょうもない影響力ながらメディア化できています。ちょうど先日堀江さんも同じようなことをおっしゃっていたのを思い出しました。

     個人がメディア化することには、うまく伝えられるかは別として性格が現れるものなので発信だけにとどまらずそこからコミュニケーションに発展する例が多い。メディアアクティビストの津田さんがどれかの本で書いていましたが、「発信しなければ得るものもない」というのはこのあたりを意味しているのだと思います。

    ■むしろ電王戦は今が本編

     将棋電王トーナメントが見たいのですが、用事がたくさん入った今週末。中継アプリで棋譜を追いかけられるのですが、やっぱりニコ生で賑やかに見たいなーと思いながら、博多から羽田への便を待っている執筆現在でした。ところで電王の称号をかけた戦いですから電王戦とはこれのことを指すべきで、人対ソフトのほうは電王戦の派生イベントと位置づけるほうが正しいと思うのですよね。しかしそんな些細な疑問はいいとして、筆者もだんだん人らしい手、ソフトらしい手の違いがなんとなくですがわかるようになってきて楽しんでおります。

    ■PCが19ヶ月で亡くなりました

     自宅のPC, DELLのAlienware X51の初代版がわずか19ヶ月で亡くなりました。症状は、突然電源が落ちること。それも日に日に頻度は大きくなっていまして、システムの問題ならリカバリで復旧するだろうと思いきや、再発したのでこれはもうマシンの問題でしょうと。ニコ生を流しながら寝落ちたり、ゲームを長時間やったりとかなり酷使しましたし本体もなかなかスリムですので、熱で基盤がやられたんだろうと。基盤かどうかはっきりせずとも、原因を突き止めてそこだけ直しても他の部分も劣化しているだろうしツギハギで使っていくことになり好きではないので、わりきってさっさと新調することに。日本メーカーは信用しておらず、どうせネット購入が標準で店頭で値引きが効くものでもないのは知っていましたが、インテリアでもあるので現物を見たいと思いまして量販店へ。
     さすがに短命だったAlienwareを再び買う気にはなれず、HPに絞ってベテラン販売員さんと相談してスペックを決定。肝心のグラフィックスはGTX760です。水冷式がとても魅力的でしたが、スペックダウンできない上にちょいと手の届きにくい額だったので断念。熱伝導率は気体と液体では3桁違いますからね。次は狙ってみようと思います。一応送料3,150円がフリーになったので、店頭に来て結果オーライでした。納品予定は来週半ば。しかし思わぬ出費です。先日購入した車に比べれば安いものに見えてしまっていけませんね。
     ところでブロマガはiOSのSafariからは更新できないので、今は研究室でこそこそやっての投稿でございます。

    ■iPad miniは退化した

     上記のPC購入のついでにApple製品のコーナーに寄って、iPad AirとiPad mini Retinaを触ってきました。iPad Airは見事です。よくここまで軽くなりました。新生活のスタイル次第では今持っているiPad miniから買い換えてもいいかもしれない。しかしiPad mini Retinaはどうかというと、厚く重くなっていますので劣化です。Retinaディスプレイは確かに要望こそ多かったんでしょうけども、実は重要性としてはそれほどでもないと思うんですよ。日本の家電業界のTV分野と似たようなもので、これ以上画質は勝負しても仕方ないというか。基本性能より機能で進化してきたApple製品ですが、ここにきてTouchIDも搭載しない無進化なものを出してきたのはひどく残念です。
     ちなみにですがSurface Pro2も触ってきましたが、きわめて使いにくく不憫で仕方ありませんでした。どう考えてもiPad AirかMacbook Airのほうがよいです。
  • 広告
  • 発つ鳥は跡を濁そうが濁さなかろうがどちらでもいい『科学者のニュースの読み方』vol.49

    2013-10-26 07:00
    『科学者のニュースの読み方』vol.49
    ■発つ鳥は跡を濁したっていい

     雇用の話が少し盛り上がってきたようで。まさに進行形で転職中な筆者も思うところをいくつか。


     この記事は筆者にはわからなかった辞めない人の心理的な部分が説明されていて、同意はしないけど理解はできました。筆者は2年くらい前まで、ブラック企業というのは隠れて不法な取引をしてぼろ儲けしている反社会的な活動をしている組織のことだと思っていたので、労働環境が苛酷なくらいでそう呼ばれていることに驚いたりした人です。当時から、そういう企業をどうして辞めないのかわからない人で、IT業界の著名な方に多い意見とだいたい一緒でしたが、これで少しわかりました。

     そんな今の筆者は、私立大学の教職員から外資の企業への転職。ひとまず内定をいただいたばかりです。
     現職は有期契約とはいえかなりの低給料ですが仕事がわりと少ないので、労力程度の対価はもらっています。正確にいうと、年齢と役職で決まっているので頑張っても対価が変わらない点ではブラックかもしれませんが、自ら本当の窓際に座っている筆者は気にするほど働いていない。問題は大学業のビジネスモデルが狂っているのでジリ貧が目に見えていたことです。着実に客、すなわち受験者が減るので自然に卒業者の質が落ち、大学ブランドが崩壊していくだろうと。一応新興国からの留学生が増えてきた印象はありますがまだ少なく、なんだかんだ日本企業だなと思うのでした。細かい見解は「大学は教育機関の体を成していない」をご参照ください。根底をたどれば本学に限った問題ではないので、大学を移ることは解決にならない。
     思えば学内外問わずオープンな講義ならぜひ聴講したいと思える大学教授って、諸外国にはいても日本にはいないんですよね。内容はどうであれ林先生のような(筆者はあまり好かないのだけど)「ぜひ一度聴いてみたい」と思える先生ってものが大学教授にいないのは残念ですよ。

     話を戻して、この現状は打破せねばならんだろうと考えまして、転職活動しました。ここでわりと簡単に行動に移せたのは、相応の危機感があったからですね。今まさに指導しながら一緒に研究を進めている学生に申し訳ない気持ちなどないし、家族含め知人の視線など気にもしない。しいて言うなら恋人に心配されましたが、決心を伝えたら応援に変わってくれました。すべてただ自分の考えに従って動いたにすぎません。さきほどの記事を読んで、合理主義ってこういうとき便利だなと筆者自身で思ってみたり。みなさんもっとずうずうしくなったほうがいいですよ。種よりも自らの個体を最優先に守る。そのほうがよっぽど進化した生命であるヒト科らしいではないですか。発つ鳥は跡を濁したっていいではないですか。美学だかなんだか知らないですが、日本人の謙虚さは世界から見たら理解不能な愚行です。転職したエピソードなんてググれば山ほど出てくるわけで、そういうのに勇気づけられようとしないのかな。

     そういうわけでここで、後続のために筆者のエピソードを簡単にまとめておきましょう。
    ひとまず応募だけは8社くらいに出しましたが、面接のオファーがきたのは外資企業2社。どちらも即断の2, 3日後くらい。国内企業はすべて書類で落ちました。あまりにはっきりとしすぎて、国内企業への偏見が加速しそうでした。D社なんかからは1ヶ月くらいしてから見送りの返事が来たりしましたが、そんなに待つわけがなくとっくに願い下げどころか、すっかり忘れていましたレベル。照合していないけど、未だに返事をよこさない企業もありそうですね。面接したうち1社は、話をしていて互いに要求がミスマッチしていそうなことを察せて、両者ともに見送りの意思。残った1社の面接は話がはずみ、内定まで進みました。研究室にいただいた休日は全部で2日だけ。

     以上、悩んでいる人への励ましになったらいいなと思います。

    Y. Izutsu / みもそ
    Twitter: mimoso4

    ■車が決まらない

     引越しと同時に車を購入するとなると、ただでさえ面倒くさい初期手続きが更に面倒くさい。保管場所証明(車庫)の取得を大家さんに依頼もしくは承諾してもらうとか、登録の時点では住民票か印鑑証明がないといけない。つまり登録の申請の時点で住民票が移っていないといけない。次の会社からは希望年俸よりひとまわり大きい年俸を提示してくださったので、ちょいと見栄を張るのもありだと考えまして普通車が急に選択肢に入ってきましたし、それなら新車も候補だし、そうなると注文を急がないとと慌しくなっております。

     課税対象だったり大事故をおこしやすいものだから登録があるのはわかるのですが、もっと簡便にならないものですかね。やっぱり住所がIDという古臭い習慣が人々の足を引っ張っているようで、何もかも個人に結びつける仕組みができないかと切望しております。
  • 【お知らせ】今週は休稿します。

    2013-10-15 19:00
     政治はTPP含め外交ばかりでどうしても公開される内容が少ないのでしょう。すっかり話題はアメリカの債務上限のことばかり。ちらほらと民主党より共和党への非難が若干多いような報道が流れ着いてきて、上限引き上げで決まるんではないかと思います。いうても期限は17日でしたっけ、これを書いている15日現在から数えて明後日ではないですか。まさかのまさかで大丈夫なのでしょうけども、ひやひやします。
     筆者としてはこういう決めなければいけないことが決められない状態が生まれる二院制がどうしても気に入らなかったりしますが。もちろん一院と二院の良し悪しは把握しておりますけども。

     という話は言い訳でして、どうも興味をひかれる話題にありつけない筆者です。いえ、ないことはないのですけど過去の繰り返しになってしまって改めて書く意義を見出せなかったりすることなら多々あるのですけど。
     筆者のライフスタイルが変化するかしないか際どいところに差し掛かっておりまして、それに伴うことばかり調べているのも原因かもしれません。あるいはFINAL FANTASY XIVを始めてしまったのも原因かもしれません。そういう話をつらつらと書いてもよいのですけど、本ブロマガの趣旨とは違うし、金をとっているわけでもないので無理して何かを書くものでもないと判断しました。「この件について、いづつはどう考えますか」みたいなことがあれば遠慮なくくださいませ。

     毎週以上の更新を目安にと掲げてはいるブロマガですので、といっても金をいただいているわけでもないのでお詫びというのもおかしく、お知らせといたしました。

    Y. Izutsu / みもそ
    Twitter: mimoso4