NBAファイナルの感想
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NBAファイナルの感想

2013-06-22 16:34
  • 17
皆さんお久しぶりです。
どうも更新が滞ってしまっていて、もしかして楽しみにしてくださっていた方がいらっしゃったのなら本当に申し訳ないです。



動画のほうの更新は非常に時間がかかるので大変なんですが、ブログのほうは割りと手軽です。本来ならブログはもっと更新していこうと思っていたのですが、諸事情によりちょっと敬遠してしまいました。なにが怖いって・・・試合結果のネタバレです!!ほんとに申し訳ないんですが、こればっかりはもう怖くてしょうがないw 自分の楽しみを奪われる恐怖から、逃げ出していました((((;゚Д゚))))


というわけでもう恐れるものはなにもない!また気ままに書いていきたいと思います。



さて、NBAファイナル・・・終わってしまいましたね。
みなさんどんな感想を持たれたでしょうか?
僕はNBAの集大成を感じました。
おそらく2000年代で最強のチームであるサンアントニオ・スパーズ
おそらく2010年代で最強のチームであるマイアミ・ヒート
2つの大きな時代がたった1度だけ、2013年ファイナルという舞台でクロスオーバーした歴史的なファイナルだったと思います。20年の集大成。そんな風に感じました。

今シーズン、いつだったか忘れてしまいましたがスパーズがヒートとの試合で主力4選手の出場を回避・休養するシーンがありましたね。結果的には一方的に負けで終わり「敗退行為だ!」と非難されることに・・・なるとおもったんですけどねえw まさかの好ゲームを展開してしまい、からくも勝利したもののマイアミは驚愕したことでしょう。ポポビッチとはこれほど驚異的な存在なのかと。
あの試合でスパーズは隠し、ヒートは苦しんだ。そしてそれがファイナルへの伏線になっていたとすると、そのへんのバックグラウンドまで含めて本当にこの2013年ファイナルというのは歴史的なシリーズだったのではないかと思います。

いまだからでかい口で言いますけどウェスタン・カンファレンスで一番のチームはサンダーではない、スパーズだ!というのは常々思っていたので、僕としてはそういった意味でも納得のシーズンだったりもしますw




この前にあったカンファレンスファイナル・・・。審判のひどすぎるジャッジに両チームが苦しめられた東のカンファレンスファイナル。強すぎるスパーズにまったくアジャストできず散っていったグリズリーズの西のカンファレンスファイナル。正直、僕はどっちもあまり楽しめませんでした。高い金だしてNBA.TV入ったのにチキショーとおもっていたんですが、なんのその、すべて吹き飛びましたよ。このファイナルの盛り上がりに!






マイアミ・ヒートにとって最大の誤算はボリス・ディアウの存在といっていいでしょう。彼の世間のイメージは「なんでも屋」止まり、どちらかというとサンズ時代にナッシュと組んで平均20点近く叩きだした時のオフェンス力のイメージが強いのではないでしょうか。しかしこのシリーズにおいてスパーズで最も優れたディフェンダーはレナードでもグリーンでもなくディアウだったと思います。屈指のペネトレイターと対峙しても抜かれない凄まじいオンボールディフェンス能力、想像を超えるクイックネスと高いバスケットIQによる的確なカバー、フロアバランスを補うという意味でも最高の選手になっていました。たしか年俸クソ安かったとおもうんですけどね、スパーズはほんとに上手いなぁ選手の運用が。

ずば抜けたシュートセンスで一躍有名になったグリーン。目立ったプレーはしないが、苦手のないボール扱い周りと、足腰が強くディフェンスが良いこと。そして何よりアウトサイドシューターとして完成しているという点が非常に素晴らしい選手です。彼を上手く凧として使い、シリーズ通じてペネトレイトを成功させていたトニー・パーカーは、今回のファイナルで最もアンストッパブルなスコアラーでした。僕は彼にノリス・コールをつけるべきだ、ネイト・ロビンソンを抑えた時のように、とそう考えたのですが周囲の人間がパーカー(ロビンソン)を活かそうとする姿勢に、ブルズとスパーズでは大きな差があったと思いますし、パーカーにはレイアップ体制に入ってからのフェイントのバリエーションがロビンソンの4~5倍くらいあるような気がしました。結果的にコールもチャルマーズも彼には太刀打ちできず、レブロンがつく時間帯が最も長かったですね。(余談ですがレブロンは今シーズン、ディフェンスオブザイヤーも取ってしまってよかったとおもいます。)

個人的にもしスパーズのMVPをあげるならレナードですね。彼はリバウンドがとれるしシュートも決まるしディフェンスもめちゃくちゃ良い。ついでに3Pもかなり決めていました。でも彼にオールラウンダーという印象はないですよね、おそらく細かくスカウティングすれば弱点が多くある選手なのでしょう。それでもスパーズは彼の良いところだけを抽出し、弱点をひた隠しにすることに大成功しています。そしてその信頼に応え、彼は結果を出し続けました。情熱と献身さを併せ持っているし、うーん、良い選手です。


一方、ヒートはバティエのシュートが入らず苦労しました。シューターとしても実績を作りつつ合ったバティエの、コーナーからのショットが冗談みたいに入らない。ディフェンスは優秀ですので、本来ならバティエをコート上にずっとおいておきたいくらいなのに、オフェンスで完全な穴になってしまい使えない・・・!外のシュートが入らないのはバティエだけでなく、チーム全体に蔓延している雰囲気でした、たまらずスポールストラHCはシュート好調のマイク・ミラーをスタメンに入れるという采配でなんとか食いつないでいきました(個人的にこれは彼の今シリーズで最大の貢献だと思います)しかしどうでしょう、Game7で最も得点を伸ばしたのはバティエでした。なんと6/8の成功率で沈めます。いままでの失敗はなんだったのかw このあたりはさすがプロですね。

一方で「シュートはいらない病」の影響をモロに受けてしまったのがウェイド。怪我も軽くなく、満身創痍だったでしょう。それでも彼のプレイスタイル的にペリメーターからのプルアップジャンプシュートは必須テクニックであり生命線です。しかしこれがGame6まで尽く入らない!いやもっと言ってしまえばGame7の前半戦まで落としまくっていました。しかししかし・・・さすがウェイド。マイアミの魂はそこにありました。シュートが入らないのならば!と言わんばかりにインサイドからのショットやリバウンドで貢献し始め、ペースをつかむとついにジャンプシュートを取り戻します。後半ではほとんど落とすことなく決めてしまいました。バティエもそうですがこの修正能力の高さは他のチームではなかなかありえないものだと思います。
そしてボッシュも、一時期なぜか3P一辺倒になった時期があり謎の動きを繰り広げていましたが、Game6以降ではインサイドでリバウンドにブロックにと大貢献。密集地帯でパスを受けて打てるという点、スキルフルなフィニッシャーとして見ればこれ以上の存在はいません、そんな存在価値を思い出してくれたような気がします。またダンカンへのディフェンスもGame6以降劇的に改善され、すべてのフェイクを読みきってフィニッシュを叩くシーンすら見られました。スゴイ。
彼らの成績はポストシーズン全体で見れば出来は決して良くはないでしょう、「レブロンは良いけど他の主力選手が全然ダメだ」なんて批判もあったとおもいますが、でも彼らは苦しいながらになんとか仕事をこなしてきましたし、最後の重要な場面では決定的な役割を担いました。ここは「さすが!」と言いたいとおもいます。

苦しみを結果に繋げたウェイドとボッシュ

そしてやはりレイ・アレン。Game6は僕のなかの「NBAファイナル名試合ランキング」、確実にTOP3の中に入ります。3Qでは13点差?くらい付けられ、そこから怒涛の追い上げを開始しますが最後の最後でギリギリで追いつけない。ファンが諦めそうになったそのとき・・・、アレンが命を繋ぎました。目前まで迫った死、抗いようのない試合終了、そんな場面であのショットを躊躇わず打ち、決められる。そんな選手はレイ・アレンの他にはいませんでした。
結果的に昨年オフシーズンの「レイ・アレンがマイアミに!?」という驚きはあのGame6のショット1本にすべて集約されていったわけですね。これだけのドラマを一人で描ける人間、レイ・アレンは偉大です。


最後に決めたのはやはりレブロン・ジェイムスでした。試合を決定づける最も重要なジャンプシュートを沈め、スパーズを撃破。今シーズン、レギュラーシーズンとプレーオフ両方で圧倒的パフォーマンスを見せたレブロン。Game6ではついに彼のヘッドバンドが解き放たれ、真の力を解放しました(?) ヘッドバンドがとれたレブロンは「誰?」とか言っちゃいけません。しかしなんだったんでしょうねあれは。第三の目でもついているのでしょうか。
Game7では3Pをしっかり決められたというのが大きかったとおもいます。どんなに良いゲームをしていても外の調子が悪いと、大体のチームは苦しみます。勝利のための最低条件はやはりフリーのショットをしっかり決めること。そういう基本ができて、この結果に繋がったのだと思います。


4Q残り40秒で打ったフックショットを外し、頭を抱えるティム・ダンカンの姿。フロアを両手でドン!と叩く姿に驚いた人は多かったのではないでしょうか。彼は感情を人前で見せることを良しとしません。それでも一目をはばからずベンチでうなだれる彼の姿は、一つの時代の終焉を予感させるものでしたでしょうか。僕はそうは思いませんでした。来年必ずダンカンは何かをやる。そういう余力が絶対にあると、確信しました。まだまだスパーズは間違いなく強豪のままです。年齢なんか関係ありません。ダンカンにはまだまだオッサン選手の希望としてがんばってもらわねばなりません!



レブロン第二形態。なんか老けて見えるよね!



マイアミのスリーキングスが結成されたとき、「こんなメンバーじゃ優勝して当然だ」という批難にも似た意見が、相次ぎました。でもそういう人達はその過程を想像することができていなかったのだと思います。確かにマイアミは2連覇を達成し、今年はRSで歴史的連勝の末、優勝。どう見たってマイアミが最強のチームであることは疑いようがありません、でもその道中は決して楽な道のりではありませんでした。ただ戦力が集めるだけで勝てるような甘いものではない、今のNBAで優勝するというのは実際非常に難しいです。ましてや連覇なんて。

事実どれだけビッグネームを集めても全然勝ち上がれないチームもいますし、ヒートの前にはサンアントニオ・スパーズというまったく異質のとんでもない力を持ったチームが立ちはだかり、あと1点でマイアミを撃破するところまで迫りました。両チームの実力には「1点分」の差すら無い、というのは、見て来られた皆さん感じていると思います。

何がその差を分けたのか、きっとそれは非常に難しく、当人たちにもわからないかもしれません。ただヘッドコーチという点ではポポビッチHCはレジェンド中のレジェンド、それに立ち向かう若き指揮官、スポールストラHC、という図式(差?)があったのは間違いないでしょう。

思い返してみれば2010年、マイアミ・ヒートがスリーキングスを揃えた直後、真っ先に追加で契約したのがマイク・ミラーでした。「ガードにはチャルマーズがいる、じゃあとはセンターだな」と誰もが思うところでのミラーとの契約。スポールストラHCのビジョンにはすでにファイナルで大活躍するミラーの姿と、センターを不在にしてもやっていける強固なディフェンスシステムが完全に出来上がっていたのです。そんなことができる人が、この世にどれだけいるというのでしょうか。彼はヒートの偉大な伝説を作り上げるその中心に、間違いなくいる人物なのです。

と、オチであまりメディアに褒められないであろうヘッドコーチを称賛しつつ、最後になりましたが・・・

マイアミ・ヒートには新しい時代を築き続けてほしいとおもいます。
ヒート、優勝おめでとう!




しかし日本に住んでいる以上、生放送を見るのは難しいですね。しかも今年はなぜか日本時間の土日に全然試合をやってくれなくて・・・、やむをえず録画して夜見るというひとは非常に多いのではないでしょうか。それまではインターネットからのネタバレに怯えながら過ごさねばなりません。

僕はちょっと生活習慣的に、今勉強してること的に、ネットを見ずに生きていくことが非常に難しくw たとえばツイッターやフェイスブックでネタバレを食らうというのが今年非常に多かったです。こええよ!まじトラウマものです。
結果わかってる試合はやっぱりつまんないです。僕はもちろん結果だけではなく過程も楽しめる人間だと自負していますが、結果がわからないこそ過程の理解度が深まるというのも、ひとつのスポーツの要素です。ネタバレ回避のためにネットを回避する・・・今年は試しにそんなかんじにやってみましたが、うーん、辛かった(笑)なんとかしたいなぁ。来年までの課題。


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他7件のコメントを表示
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更新乙です。

今回のファイナル…まだ試合見れてない…けど結果は知っちゃってるので、まぁそれはそれとして。
ゲーム1・6は見たんですが、なかなかしんどい内容でしたね。
特に6は見ているこちらが疲れる内容でした笑。
チームではなく選手のファンになる自分としては、別にどちらが勝っても良かったんですが、ダンカンおじ様の頑張りにリングを!と思っていたのと、レブロンに調子のらせんな!と言う勝手な思いもあり、何となくスパーズ贔屓で見ておりました。
ただ、今季のファイナル出場中最も好きな選手、レイ様(母子揃ってレイ様と呼んでおります。)が、入らなければ終わりのシュートを沈めて、それだけで自分としては満足です。
いいんです、別に、勝ったとか負けたとか、とても楽しめたんで。
楽しませてくれるNBAに感謝です。
来季も楽しみだ―!

ちなみにファリード好きの母はナゲッツの試合を見れないからか、ファリードの名前をすっかり忘れて「テリーヌ?みたいな感じの子。」とたわけたことを言っております。
「このね、リラードて子が頑張ってるよ。レブロンはバンド取ると強くなるんなら毎回取ればいいのにね。」と申しておりました。
家族で誰よりNBA放送を見ているのは母ですw

88ヶ月前
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更新乙です。
いやぁファイナル面白かった!特に最後の二戦は手に汗握る展開でしたね。

セルツファンとしてレイ・アレンのあのスリーは鳥肌が立ちました。老いたこともあり、精度が全盛期に比べて落ちているにも関わらずここぞというときに決めてくれる。四割決めたら一流の3PTシューターはいつ決めるかが大切なのだと彼は私たちに教えてくれたのかもしれない。

ほな、また・・・。
88ヶ月前
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LAC-BOSのトレード実現しましたね。
ただ、Sternコミッショナーが反対して、当初のBledsoe, Jordan,将来のドラフト指名権 - KG, HCのRiversはなくなったので決裂したと思ったんですけどね。
LACは実績のあるHC、BOSは将来への布石ということでしょうか。(結果的に2015年のドラフト1位指名権をもらったようです)
KGはドックがやめたら俺もやめるみたいなこと言っていた気がしたんですが、今後トレードなりされるのでしょうか。
88ヶ月前
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>nanさん
どもです!
試合見れていませんでしたか、お忙しいようですね。胸中お察し致します。しかしGame1とGame6ですと一番おもしろいところはしっかり見れたようですね(笑)今回は正統派に「強い!」というかんじの2チームだったのでどちらのチームのファンでもない方々もかなり楽しめたのではないかと思います。
お母様相変わらずお元気そうでw 友人関係ですらなかなかNBAの話題ってのは通じないものですのに、そこまでNBAみてくれるご家族が羨ましいですw

>クアンさん
レイ・アレンにとっては2つ目のリングになりましたね。彼の契約に1年前にはかなり色々な意見が出ましたが、優勝したいという気持ちが彼を突き動かし、そして結果に結びつけるところは常人には真似できないスゴイことです。心からおめでとうと言いたいですね。あの3Pは「ファイナルで、起死回生の」ということになり、彼のキャリアにおいても最も大きなシュートかもしれません!

>じゃぶさん
おお、気になっていたんですが成立してしまいましたか?クリッパーズファンの方々はwktkでしょうけど僕はBOSファンの方々の気持ちが気になります。ヘッドコーチのトレードはやっぱりイレギュラーですよねえ、できればやめてほしいなぁ。それだけドックの力はすごいということなんでしょうけど、伝統と実績あるセルティックスというチームらしくないトレードだと思います。
KGはどうなりますかね、彼がもし何度も何度も優勝したいなら少しセルティックスに思いを入れすぎたというか長く居すぎた、というような気もしてしまいます。
88ヶ月前
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ヨシムネさん!
いつも動画見てます!次の動画物凄く楽しみに待ってます!自分はヒートファンなので優勝嬉しいです
後バティエはスリーポイント6/8だと思います
88ヶ月前
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ありがとうございます、ヒートファンとのことで、おめでとうございます!スリーピートのためにはこのオフの補強もまた非常に重要になってきますね。
3Pの本数違いましたか、途中まで数えていたんですが。本当にテキトーなので信用しないようおねがいします、そんな人いないと思うけど
88ヶ月前
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>>17
ヨシムネさんは選手についてたくさん知ってるので信用してますよ!
そこでヨシムネさんに質問です
ファイナルではジノビリターンオーバーが目立ちました。自分はそれも負けた一つと見ています。
ヨシムネさんはどう思いますか?
それとレブロンも途中強引に行き不調がありました。こちらもどう思いますか?
88ヶ月前
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>>ryoさん
たしかにジノビリのTOは目立つ場面で続いてしまいましたね、ファンの方々が失望なさったとしてもしょうがないかなというレベルでもありました、原因の一つといっていいと思います。でも逆に言うと明らかなミスらしいミスってジノビリ以外でほとんど無かった気がしますねえ。両チームテクニカルファウルも非常に少なかったですし。

レブロンもウェイドも強引に行くシーンはありましたね。あれが上手くいって自分自身のタッチが良くなり、それが続いて”ゾーン”に入ればそれだけで試合には勝ててしまいます。多少チームリスクとして抱えても良いんだと思います。実際、ウェイドはそれをキッカケに調子を上げられましたし、あのへんの試合の作り方はもう素人目線であーだこーだ言ってもしょうがないことだと思ってます(笑
88ヶ月前
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>>19
ご丁寧にありがとうございます!
ではもう少しだけ質問します!
ずばりヒートとスパーズのビッグ3はどうなるでしょうか?
ジノビリの引退説など
そして自分はボッシュはセンターとしてやっていけるかが不安です
ヨシムネさんはどう思いますか?
88ヶ月前
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ビッグスリーは本人たちのコメントそのままです!
昨年から5番として定着し2年連続優勝したボッシュのセンターはすでに成功してると言えます。そもそもセンターとはなんなのか、というお話にもなってきますので、書くネタも尽きそうですのでこのへんで
88ヶ月前
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