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カレーせんべいさん のコメント

【ザ・議論!】の2回目を読んでいますが、面白いです!
私は今まで「リベラル」の意味もよく分からなかったくせに、なんとなく香山リカなどの連中を想像してしまい、リベラルに対して嫌悪感すらありました(苦笑)
けれども、井上達夫さんがおっしゃるリベラリズムの基本とは「他者に対するフェアネス(公正さ)」であり「自分が他人に対してやっていることを、もし自分が他人だとしても受け入れられるかどうか」という考え方であると知り、すごく心地が良い理念であると感じました。ある意味『道徳的』だと感じました。

しかしながら、井上達夫さんの昭和天皇や東京裁判に対する評価には、私は納得をしていません。
「それは本当に公正な評価なのか?」という疑問がありましたし、
「公正も度を越すと潔癖になる」と感じました。

たとえば、仮に日本が公正や正義を率先して自国の悪を認めて引き受けたとしても、
それを根拠に戦勝国の悪を追求することなどできるのでしょうか?
そこにリアリティを感じることができません。

一方、小林よしのり先生は『常識』を重んじ、
「祖父の目線」を価値の序列の一番にして語る。
それが『自然』だと私は感じました。

「偏頗心」の無い人間などいないと思います。
「自分の子供よりも他人の子供の方が大切」などと言う親などいないと思います。
それは、きっと、日本に限ったことではなく、
世界中の人たちがそういう気持ちなのだと思います。

以上、色々と疑念は持ちつつも、
「他者に対するフェアネス(公正さ)」や「他者と自分との入れ替え可能性」という価値観は、これからの自分の人生の中に取り入れたいと思いました。
井上達夫さんの考えや講義についても、大変刺激的で勉強になっています。
No.110
90ヶ月前
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第201号 2016.11.15発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが見舞われたヘンテコな経験を疑似体験!?小説「わたくしの人たち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…アメリカの次期大統領はドナルド・トランプに決まった。日本のメディアも大騒ぎで、知識人も自己矛盾を曝け出している。多数の有名人を投入し、メディアも味方につけておきながら、なぜヒラリーは勝てなかったのか?当選した途端、トランプの言動は変わりつつあるとも言われているが、果たして彼は「暴言王」か「言うだけ番長」か? ※「泉美木蘭のトンデモ見聞録」…東京都内は2020年のオリンピックに向けて、超高層マンションの建設ラッシュである。しかし、建材も人件費も高騰している現在、そう簡単に一般庶民が購入できるようなレベルの物件ではないはずだ。しかも全国的に空き家問題が深刻化しつつある上、既に様々な問題が起こり始めている。現代日本が抱えるトンデモな住宅事情とは? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!ダイエットのために「半日断食」はどう?トランプが次期米大統領に決まったことは日本にとってチャンスでは?「墓場まで持って行く」秘密はある?よしりんはどんなウソをつく?二人っきりで会っている男女に友情はある?子供よりネコにばかり優しくするお母さんを怒って!自分が生み出したキャラクターに特別な感情を抱いたことはある?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第198回「トランプは『暴言王』か『言うだけ番長』か?」 2. しゃべらせてクリ!・第159回「天高くツノ伸びる秋ぶぁ~い!の巻〈前編〉」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第19回「“民主主義”で崩壊するマンションと空き家問題」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 読者から寄せられた感想・ご要望など 7. 編集後記 第198回「トランプは『暴言王』か『言うだけ番長』か?」  ドナルド・トランプは、ヘイトスピーチをがなり立て、セクハラやり放題の馬鹿オヤジという雰囲気なので、これが自国のリーダーだったら、そりゃあ残念だろう。  けれどもアメリカ大統領なのだからザマミロと思っておけばいい。  ブッシュ大統領のときも酷い単細胞な奴がなったなあと思ってたら、たちまちアフガン・イラク戦争にのめり込んで、米国の国力を著しく弱めてしまった。  そのせいでオバマ大統領は「もう世界の警察官ではない」と言わざるを得ず、世界中の紛争に介入できなくなってしまった。米国は「内向き」になってしまったのだ。  トランプがヘイトスピーチをがなり立てるので、戦争を起こすと思ってる馬鹿が日本のサヨク知識人には多いが、トランプはオバマより「内向き」で米国ファーストなのだから、むやみに戦争なんかするわけがない。  それどころか在日米軍まで本音では撤退させたいと思ってるので、安倍政権はあわてているのである。  トランプの政治的主張に限って言えば、日本にとっては素晴らしく都合がいいのだから、「隠れトランプ支持」だったわしは、彼が「まとも」にならないことだけを祈っている。 「すべてのイスラム教徒のアメリカ入国を拒否すべきだ」 「メキシコは問題のある人間を(米国に)送り込んでいる。彼らは強姦犯だ」 「メキシコとの国境に『万里の長城』を建設し、メキシコにその費用を払わせる」  これらがトランプの暴言の一例として挙げられるが、メキシコとの間の国境は、わしとしては気持ちは分かる。国境が陸続きの国の混乱は日本人には分からないだろう。  だが、他にも人種差別的なヘイトスピーチや、女性差別意識を露わにしているが、まさかここまで暴言を乱発しても、当選するとは思わなかった。よっぽど格差社会の犠牲者たちの不満が膨張していたのだろう。  ヒラリーは富裕層の代表で、体制側・エリート側、既得権益者の側に立つだけで、オバマ政権が変えられなかったものをヒラリーが変えられるはずがないという判断は全く正しい。  自由貿易の犠牲になって崩壊しつつある中産階級や、ブルーカラーのアメリカ人も 「TPP」 を恐れているのだ。せめて 「TPP脱退」 だけでもやってくれればトランプ大統領誕生は日本にとっては天の助けである。  もっとも、アメリカ在住のコラムニスト・町山智浩氏は、そんなトランプの発言について、以前から 「これはすべて演技なんです。ウケるから言っているだけです」 と断言していた。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!