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na85さん のコメント

 よしりん師範、木蘭師範、時浦師範代、みなぼん編集長、スタッフの皆様、今週も楽しいライジングの配信をありがとうございます。軽いネタと言いながら重厚な思考の裏付けが必要なゴー宣が純粋にすごいと思います。
――「そもそもマチョイズムでロリコンというのは両立しないではないか。男尊女卑・男根主義で女をガンガン従える男と、少女にしか勃起しない男というのは、両極にいる男のタイプのはずだ。」
 暴力や権力・権威を使って女性を弱い立場に落とし込み従わせておきたいマッチョと、端から低年齢の弱い少女にしか興味を示さないロリコン、この二つは対象や行動様式は真逆でも、女性を従わせたいという志向は同じだと思えます。そして絶対女性に手を上げないと心に決めているよしりん師範は当然どちらとも無縁であると断言できます。そもそもこの女性に手を上げないという決意は凄いことだと思います。女性の脳は左右の半球が男性より太い脳梁でつながっているため論理と感情のバランスが良く、エピソード記憶も残りやすいため口喧嘩をすれば勝つのは大概女性です。余程の信念と瞬発力がなければ説得を諦めて押し黙るか手を上げてしまうことになると思うわけです。マッチョとはコンプレックス全開で女性記者のぶら下がり取材に切れる安倍のような人です。フェミは本来安倍のような権力をまとったマッチョをこそ叩くべきなのに、ギャグのために偽悪的にマッチョを演じるよしりん先生を責めるとは判ってないですね。好好爺的にAKBに嵌ったらロリコンって言うに至っては浅すぎます。
――「人生に安定を望む女は堅実な男が好きだし、冒険を求める女は男の才能に惚れる。」
 安定を望む女性は法で縛られた契約関係=結婚を望み、冒険を求める女性は実存を得られる恋愛を志向するという以前あった論点につながりますね。男の色気も才能も女に見られていることで発揮されるのですから、いずれの関係でも男は見られるように努力すべきだし女はその努力を見てほしいと思いますね。こんな時代だからこそ。
――「わしの妻は勘三郎や猿之助が好きで、その後継者に今一つ満足してないのを顕わにし、女がいないからだと言っている。それは仕事にだけ埋没している最近のわしへの警告だろう。暗に女を作らなきゃダメよと脅しているのだ。」
 これは『大東亜論』の頭山満の奥方の言葉にも通じる部分があり、ますます師範が頭山と重なってきました。ゴー宣道場が玄洋社に重なる部分があっても、願わくば来島恒喜を演じる人が現れなくても良いように歴史が進展してくれることを祈ります。
 木蘭師範の実体験や実感を伴った神話解釈は大笑いしつつも、その人間理解の深さにいつも唸らされます。スサノオってダメ男な上に暴力で女性を従わせるタイプのマッチョ神ですよね。それが英雄神にまで変われたのですから櫛稲田姫という女性の力がいかに重要な役割を演じるかが窺い知れます。英雄神の芸=武勇なのでその肥やしは最高の女性神を守るという一点でしょうから。墜ちていくスサノオのココからの復活劇と、成長した天照・スサノオ両者の和解劇を楽しみにしています。

 『開戦前夜』も『大東亜論』『AKB48論』『女性天皇の時代』もますます楽しみです na85
No.24
141ヶ月前
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第34号 2013.4.16発行 「小林よしのりライジング」  『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。  毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、AKB48ブームから現代社会を掘り下げる(本当は新参ヲタの応援記!?)「今週のAKB48」、よしりんの愛用品を紹介していく「今週の一品」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、珍妙な商品が盛り沢山(!?)の『おぼっちゃまくん』キャラクターグッズを紹介する「茶魔ちゃま秘宝館」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』、秘書によるよしりん観察記「今週のよしりん」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※男の才能、生かすも殺すも女次第!?今週の「ゴーマニズム宣言」は、中村勘三郎・市川猿之助・中村勘九郎に見る「男と女」の真実!フェミニズム系のインテリたちは、女のことを何一つわかっていなかった! ※作家・泉美木蘭が語る神話の世界「ザ・神様!」。無事、岩屋からアマテラスオオミカミを引っ張り出し、太陽を取り戻した世界。一方、高天原を追放された暴れん坊スサノオノミコトが次に訪れた先では、さらなる悲劇が待っていた…!!誰かスサノオを止めてくれー!! ※過去の名作を紹介する「よしりん漫画宝庫」。今週は、「ほのぼの」とは対極にいる異常天才・小林よしのりが描いた「ほのぼのファミリー漫画」を紹介!マフィアのボス『ゴッドファーザー』を目標にする「家族第一」の父親・並平…一体どんな作品なのか!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第37回「女遊びは芸の肥やし」 2. よしりん企画、その風景・第10回「2台のテレビ」 3. もくれんの「ザ・神様!」・第7回「体罰が通じないスサノオ~尻から黒豆!?オオケツヒメの悲運~」 4. よしりん漫画宝庫・第34回「『ドン並平』ほのぼのファミリーの大暴走!」 5. Q&Aコーナー 6. 今週のよしりん・第34回「ディズニーランドに行きたいの~♪」 7. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 8. 読者から寄せられた感想・ご要望など 9. 編集後記 第37回「女遊びは芸の肥やし」  ライジング版『ゴーマニズム宣言』の号外を今週中に配信しようと思っているので、今回は軽いネタでいく。  仕事の集中力が切れて、コーヒータイムにリビングに行くと、録画していた 中村勘九郎 のドキュメントを妻が熱心に見ている。  オヤジが死んでも博多座を満員に出来たそうでなによりだが、芝居を見てるとオヤジのような茶目っ気が出てないなあと感じる。  妻もそれに同意して、今の勘九郎は真面目でマイホームパパだからと言う。  オヤジの 中村勘三郎 (享年57)にしろ、先代の 市川猿之助 (猿翁)にしろ、色気が凄かった。  先代の猿之助と対談したのは平成6年12月だから、今から19年前だ。猿之助は当時54歳だった。  スーパー歌舞伎でものすごいスピード感のある芝居をやっていて、宙乗りや早変わりなどのけれんを見せる芸に魅了され、超人的な体力だと驚嘆していた。   それが病気をしてから一気に老いて、今は73歳で隠居している。悲しいものだ。対談したのがつい最近のような気がするが、あんなに体力も色気もあった役者が今は隠居で車椅子の身、わしも先は長くないなと思う。  先代猿之助は浜木綿子が初婚で、香川照之が子供だ。その後離婚して藤間紫と再婚した。藤間紫の死後も若い女との噂があった。  役者や芸術家はやはり女と浮名を流してるうちが花だなと思う。色気そのものが才能だろう。 中村勘三郎の葬儀には、昔の女が全部来たという。宮澤りえとは自殺騒ぎもあったし、石川さゆりは最後の女だったらしい。  椎名林檎とも手つなぎデートしていたし、米倉涼子とのデートに奥さんが駆けつけて修羅場になったという話もある。牧瀬里穂も葬儀に来ていたらしい。   「女遊びは芸の肥やし」 などと言ったら、この男女平等・フェミニズムの時代では、馬鹿にされるのがオチだ。  勘三郎から 「浮気はダメ、浮体(体のみの関係)ならいい」 と聞いたとき、妻の好江さんは 「それは素晴らしい」 と答えたという。  妻の好江さんは、朝だけはケンカしないようにしていたという。夜中にケンカしても、朝だけは笑って送り出すという。  妻にしろ、愛人にしろ、女の心掛け一つで男は才能を発揮する。かつて若い女から 「私を含めて3人までなら愛人を持ってもいいよ」 と言われたことがある。よく出来た子だった。  そういう女もいるのだが、フェミ二ズム系の女たちは、理解できないだろう。人生に安定を望む女は堅実な男が好きだし、冒険を求める女は男の才能に惚れる。たったそれだけのことだ。  
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!