希蝶さん のコメント
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第473号 2023.7.4発行 「小林よしのりライジング」
『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。
毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行)
【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」…ニセ旧皇族の竹田恒泰が、公論戦士たちがツイッター上で連日「宮さま詐欺師」と批判し続け、これをまとめて総合プロデューサー・ちぇぶがゴー宣道場ホームページにアップしていることを、「名誉棄損だ」と訴訟をチラつかせ始めた。竹田は以前にも、これと全く同じといっていい形で、ツイッター上の批判を「名誉毀損」として裁判を起こし、地裁・高裁で全面敗訴、最高裁で上告棄却という「完敗」を喫している。竹田は裁判の勝ち負けなどどうでもよく、訴訟費用や、訴訟に伴う時間や労力の負担に耐えられない一般市民が、訴訟リスクを恐れて言論を萎縮するようにさせることが目的なのである。典型的な「スラップ訴訟」という手口を使う宮さま詐欺師・竹田恒泰に対して怯む必要はない!!
※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…先日、参政党の神谷宗幣参院議員が党公式のYoutube動画のなかで「一番やるべきことは宮家の復活」「天皇陛下に側室を持っていただいて、たくさん子供を作っていただく」と発言し、ドン引きされている。参政党は、高齢者からは相手にされていないが、Youtubeやtwitter、TikTokなどで情報を発信して、若年層ほど多くの人が投票している。演説会では「日本男児」「大和撫子」「大和魂」「テレビは真実を報道していない」などの言葉が飛び交い、党内には若者向けや女性向けのサークルが作られており、参加した者は、自分が日本人であることが心地よくなるという。これらの光景、私は、某所で見たことがある。竹田恒泰が主宰する「竹田研究会」だ!参政党と竹田研究会の意外な共通点とは?
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」…天皇の仕事は女性に押し付けていいものではない?ロシアにおけるワグネルのように、中国国内でも反乱が起きる可能性はある?「風間公親 教場0」、風間はなぜ教場に行ったの?グラビアアイドルのプール撮影会がポリコレによって中止になった件をどう思う?広末涼子のW不倫スキャンダルをどう見ている?市川猿之助の件のように、俳優が事件を起こすと出演作品を軒並み放映中止にする風潮は当然のことなの?…等々、よしりんの回答や如何に!?
【今週の目次】
1. ゴーマニズム宣言・第502回「竹田恒泰スラップ訴訟」
2. しゃべらせてクリ!・第429回「アメとムチで、よしりんに傑作描いてもらうぶぁ~い!の巻【後編】」
3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第296回「『参政党』と『竹田研究会』の意外な共通点」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 編集後記
第502回「竹田恒泰スラップ訴訟」 公論イベントSpecial「愛子さまを皇太子に」開催まで3週間を切った。
「男野系子」が参戦するという「SPA!」掲載の広告も大反響で、応募者が殺到して早々に締め切ることになったが、かなり落選者を出さなければならないかもしれない。落選した人、応募を見送った人は、ニコニコ生放送とYouTubeLIVEで行う完全無料生放送で楽しんでいただきたい。
この戦いは勝たなければならない。そして、勝つと確信している。
その確信を強くしてくれているのが、公論戦士たちによる「論破祭り」の連戦連勝、圧勝に次ぐ圧勝だ。
男系派の論客はひとつ何か言えば、たちまち反論の集中砲火を浴びる。しかもその反論の仕方がひとつひとつ全て違って、あらゆる角度から論破されまくるのだから、怖くて仕方がないだろう。最初は虚勢を張ってマウントを取りに来ていた言葉の勢いが、明らかに弱々しくなっていくのが見えるのも愉快なところだ。
中でもニセ旧皇族の竹田恒泰については、公論戦士たちがツイッター上で連日「宮さま詐欺師」と批判し続け、これをまとめて総合プロデューサー・ちぇぶがゴー宣道場ホームページにアップしている。
すると竹田は6月26日、ツイッターに
「詐欺師」というのは名誉毀損に該当します。削除をお勧めします。リツイートや拡散するのも同様です。見かけた方はリツイートした方に教えてあげてください。最近は言論空間での誹謗中傷は社会問題となっていて、侮辱罪も厳罰化されました。
と投稿、続けて27日には
【訴訟予告】警告しましたが対応がありませんので、サイトの運営責任者である有限会社よしりん企画と執筆者「ちぇぶ」への訴訟を準備します。
と投稿した。
議論もせずに、いきなり訴訟をチラつかせ始めたのだ。
そもそも竹田に対して「宮さま詐欺」とか「いるいる詐欺」とか言い出したのはわしが最初だし、ゴー宣道場サイトも、ちぇぶが総合Pを務める公論イベントも、わしが主催者であることは誰にもわかるはずだ。
それなのに竹田は「小林よしのり」だけは避けて「よしりん企画」と「ちぇぶ」をターゲットにしているわけで、これだけでも竹田の卑怯さとヘタレぶりが露わになりすぎていて、何の脅しにもなっていない。
実際、公論戦士たちも全くひるむことなく、変わらぬペースで竹田の論破を続けている。この調子でどんどん竹田を「宮さま詐欺師」と呼んで、その事実を一般常識として定着させてほしい。
たとえ竹田が裁判に訴えたとしても、ダメージを喰らうのは一方的に竹田だけだ。むしろ、訴えるつもりならぜひどうぞと言いたいくらいだ。
実は竹田は以前にも、これと全く同じといっていい形で、ツイッター上の批判を「名誉毀損」として裁判を起こし、地裁・高裁で全面敗訴、最高裁で上告棄却という「完敗」を喫している。
その裁判については、訴えられた戦史・紛争史研究家の山﨑雅弘氏が 『ある裁判の戦記 竹田恒泰との811日間の戦い』 (かもがわ出版)という著書にまとめているので、今回は同書から、竹田がやったことを紹介しておこう。
事の発端は令和元年(2019)11月、富山県朝日町の教育委員会が町内の中高生全員に受講させる「教育講演会」の講師に、竹田を招こうとしたことだった。
山崎氏はそれをツイッターで、こう批判した。
竹田恒泰という人物が過去に書いたツイートを4つほど紹介するだけでも、この人物が教育現場に出してはいけない人権侵害常習犯の差別主義者だとすぐわかる。富山県朝日町の教育委員会が、何も知らずに彼をわざわざ東京から招聘するわけがない。つまり今は教育委員会にも差別主義者がいる可能性が高い。
これに続けて山崎氏は、竹田のツイートから 「韓国は、ゆすりたかりの名人で、暴力団よりたちが悪い国だ。そういう国とは、付き合わないのが一番」「そもそも韓国に、毀損されるような名誉があるのか???」 などの発言を引用、紹介した。
するとその数日後、山崎氏のツイートとの関連は不明だが、朝日町教委は竹田の講演会中止を発表。竹田は、山崎氏が教委への「脅迫」を煽動したから中止にされたと言いがかりをつけ、さらに 「ツイートを削除しなければ名誉棄損で訴訟を起こす。リツイートした者も提訴を検討する」 と脅し始めた。
竹田は今も 「ツイートを削除しなければ訴訟。リツイートした者も同様」 と脅しをかけているわけで、やっていることは全く変わらない。
山崎氏が削除を拒否すると、竹田はツイートの削除と謝罪、そして慰謝料550万円を求めて訴えた。
実際に提訴されると、山﨑氏は弁護士報酬など裁判費用の捻出に頭を抱えた。しかし、竹田の脅しを跳ねつけリツイートを解除しなかった思想家・内田樹氏が支援を表明して「裁判を支援する会」を立ち上げ、裁判費用の募金を呼びかけた。すると2週間で1000万円を超える寄付が集まり、裁判闘争が可能になったのだった。
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!
これも「組織悪」・「集団による暴力」という問題なのでしょうか?正直、「日本人だから素晴らしい」という考えは、ユダヤ教のような思想で(ユダヤ教にはユダヤ教の言い分があるのでしょうが)、「選民思想」以外の何物でもないでしょう。民族・人種にかかわらず、「よい人間と悪い人間がいる」が「真理」であって、そのよいとか悪いとかいう基準にしても、「ある人から見れば親族や知人を不幸なことしかしていない場合もあれば、その人の基準からすれば、彼らのことを思ってやっている場合」もあり、注意をしているようで、あらさがしにしかなっていない場合などもあったりするのでは、とか思います(ただし、それでは「正義は星の数ほどある」になり、「社会」が成り立たなくなるので、そこで、「常識」とか「歴史」とかが必要になり、また「自分」が正しく理解されていないとか、ある意味手前勝手なのかも知れない「ストレス」を感じたりするのかな、とも思います。
話が脱線しましたが、このように見ると。「陰謀論」の「反ユダヤ」とか「ユダヤ思想」ともよく似ていて「俺様は素晴らしい」「選ばれている」という自画自賛から生まれるのかな、と思います。「自信」というだけだったら、それでもいいような気もしますが、「社会」という「集団」を守るなら、それを押しつけるようなことはいけないな、強制しても駄目、「自分だけが正しいと思ったら大間違いだ」…そういう思想にたちかえる必要あり、と。これは、「相対主義」というのとは違うような気がします。「アウフヘーベン」みたいなもので、お互いの立場はあるけれども、(この場合の)上位のものはある、というのではないのかな?
多分、カルトとは、「押しつけ」なのでしょう。どんな情況にもあてはまる「公式」みたいなものがあって、それに外れたものは「異端」になってしまう。そうではない、柔軟な考えを持ちたいです。
しかし、「側室を持つ」・「たくさん子供を作っていただく」は引きますね。ギリシャ神話でも洪水が起こって人間が滅び、生き殘った善良な夫婦が石を後ろにむけて投げたら、新しい人間になった、なんて話があるんですけれども、そんなふうに「人間」ができたらいいですね。何だか、クローン人間みたいな世界かな?(笑)
「しゃべクリ」について、少し記しておきますが、茶魔は「セーラームーン」の映画をよしりん先生にせがんだりはしませんよね?「沙麻代ちゃんと一緒にゆく」にすればよかったのかな?気がついたので、記しておきます。「天罰研」。よんでみたいですね(「厳格」も捜したことがあるのですが、絶版なのだとか…💧)
そんなところです。それでは次号を期待します。少し疲れているのでオドレら正気かの感想は、また改めまして。
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