ローリングストーンズの日本公演を安倍首相が
見に行ったらしい。
反体制・反権力で摩擦を起こすのが、
ロックだったはずだが、
もはや権力にとって安全だと認定されたことになる。
とっくの昔かもしれないが、ロックはもはや
商売以上のものではなくなった。
安倍首相もふざけた男だ。
排外主義を育てるバリバリの権力者のくせに、
物わかりのいい人間を演じるために、
ストーンズも虚仮にしている。
だが誰ももう怒らない。
ミュージシャンも怒らない。
誰もかれもが権力になびくこの時代こそが、
本物を見抜くリトマス試験紙の役割を果たしている。
誰が転がる石のように生きたかが、
やがて問われる時代が来るだろう。