昨夜の「AKB48 SHOW!」は神回だった。
色んな意味で面白かった。
市川美織と白間美瑠のコントが可笑しくて
本気で大爆笑してしまった。
白間の低音発声レモンが可笑しくて、
みおりんの最後の低音発声もちゃんとオチが
付いていた。
いつもこの番組のコントの脚本を考える人は
上手いと思う。
NMB48の『らしくない』が何かに似てると
ずっとムズムズしてたのだが、
浜田省吾の『悲しみは雪のように』のメロディーラインに
そっくりだと、やっと気づいた。
スルメ曲だったようで、やっとこの曲を好きになった。
NMBは全員が可愛いくて気持ちがいい。
白間も矢倉も可愛いし、昨日は藤江れいなも
よく目立っていた。
みおりんの顔もちゃんと映ったし、実に満足な
カメラ・ワークだった。
最後の小嶋真子と大和田南那の『ミニスカートの妖精』も、
初々しくてまさにアイドルの「萌え」を思い出させてくれる
パフォーマンスだった。
そして高橋みなみの説教部屋に出た北原里英の
涙の告白が、久しぶりにAKBの競争社会の過酷さと、
その中で自分の立ち位置を絶えず考え直さなければ
ならないメンバーの葛藤を顕わにしてくれて良かった。
わしも数年前までの、社会的認知の坂を駆け上がっていく、
遠心力が働いたAKBの時代が懐かしくて、
今のAKBには不安がある。
限界まで膨らんだヲタ市場を気にする求心力に転換して、
平等主義が目立ってきた。
求心力に向かう中での危機感が、
努力より瞬間風速としての話題性に傾く風潮を作り、
あっという間に過去の人扱いされる初期のメンバーは
虚しさを感じるだろう。
「真面目は報われない」という感覚は、
開拓者の心理である。
きたりえは開拓者のメンバーの一員であり、
荒れ地を切り拓いたブランドの平地の上に、
今の膨大な数の本店支店のメンバーがいる。
だがAKBはやはり「グループ・団体」のパワーであって、
芸能界における「個人」のパワーは弱い。
AKBは「個人」の成功のための通過点ではあろうが、
「グループ」としての野望が薄れたときが危ないのだ。
渡辺麻友の早い回復が待ち望まれる。
瞬間風速としての話題性に頼らない「グループ」の
顔として、社会に向けて存在感を示すメンバーは、
やはりまゆゆ・ゆきりんしかいないようであるから。
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