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がんTさん のコメント

毎日新聞6月18日の「安保法制 私はこう考える」という随時掲載コラムで、よしりん先生の意見を拝読しました。
見出しの「戦争する覚悟あるの?」は私にとって朝一番の刺激的な文言となりました。
文章のポイントとしては短い中で、
出るかもしれない戦死者を「どうやって弔うの? 靖国神社にまつるの?」
イラク戦争について「総括をしないばかりか、罪悪感すら感じていない」という点が私には「よしりん先生の意見」という特色として印象に残りました。
締めの「わしはもう、うんざりだよ」、簡潔かつ的確です。先生「だめだこりゃ」とも付け加えたかったのかなと、勝手に想像してしまいます。
「私の立ち位置」という図で、安倍政権と日米同盟を「評価せず」に置き、村山談話を「評価せず」と「評価する」の中間点に置いたことが(愛読者が言うのもおかしいのですが)やや意外でした。比較対象としてのことだと思いますが、現在は20年前より悪い方向へ向かっているという表現に取れました。
No.63
114ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
(号外 2015.6.15発行) ゴーマニズム宣言 「砂川判決は対米従属の決定的証拠である!」  集団的自衛権行使を認める安全保障関連法案に関して、6月4日の衆院憲法審査会に参考人として憲法学者3人が招致され、全員が「違憲」と断言した。  特に自民・公明・次世代が推薦した長谷部恭男早稲田大教授まで「違憲」と断言したのは与党には大ダメージとなったが、そもそも普段の長谷部教授の意見を知っていればこの結果は自明だったわけで、要するに自民党の議員どもは憲法なんか関心もなく、どの学者がどんな学説を唱えているのか調べもしなかったのだろう。  その前日には、憲法研究者173人が安保関連法案は違憲であるという声明を発表(6月11日現在では226人に増えている)。  慌てた菅官房長官は「全く違憲でないと言う著名な憲法学者もたくさんいらっしゃる」と発言した。  これに対して6月10日の衆院特別委員会で辻元清美衆院議員が「違憲じゃないと発言している憲法学者の名前を、いっぱい挙げてください」と当然の質問をすると、菅が挙げたのは百地章、長尾一紘、西修のたった3人。それをさらに辻元が突っ込むと、菅は「私は数じゃないと思いますよ」と居直った。  自分で「たくさんいる」と言っておいて、たくさんいないとわかると「数の問題じゃない」なんて言っても、ガキの言い訳にすらならない。  翌11日には、平沢勝栄衆院議員が「合憲」とする憲法学者として10人の名前を挙げ、「『合憲だと思うが名前を出すことは差し控えたい』と言う方も大勢いた」と付け加えた。  200人を超える憲法研究者が実名を出して「違憲」と表明しているのに、「合憲」を唱える人は10人以外実名が出せないという。これでは「合憲」は実名じゃ言えないほど根拠が乏しいと認めたにも等しく、頭の悪すぎる発言としか言いようがない。   この安保関連法案は本来、憲法改正なしに成立させることは無理であり、改憲しないまま強行すれば憲法は形骸化し、立憲主義は破壊される。  これは改憲・護憲の立場には関係ない。改憲派でも護憲派でも、憲法に意義があるという考えを前提にする立場のはずだ。立憲主義を守るべきとするマトモな憲法学者であれば、今の安保法案は「違憲」と言うに決まっている。「合憲」という憲法学者がいたら、それは日米同盟のためなら憲法の形骸化も可とするインチキ学者でしかないのだ。  国会に招致した憲法学者が全員「違憲」と断じた事態を受け、政府は9日の衆院憲法審査会で安保法案を「合憲」とする見解を野党側に示した。  その根拠として挙げたのが 昭和34年(1959)の 最高裁砂川事件判決 (以下「砂川判決」)なのだが、ここで砂川判決が出てくるのがデタラメの極みである。  今回は、砂川判決とは何だったのかを説明しておこう。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!