高市総務相の「電波停止脅迫発言」に対する抗議の
記者会見を見た。
わしは放送法の手前で、そもそも高市早苗は憲法の
「言論・表現の自由」の意味が分かってないと思う。
「表現の自由」を守らねばならないのは、
権力の側であって、「電波停止命令」で、民間の表現を
規制するかもしれないぞと脅すのは、我々権力者は
「憲法違反をするかもしれんぞ」と言っているに等しい。
狂っているのだ。
安倍首相も、高市総務相も、未だに立憲主義の意味を
分かってないのだから、驚くべき反知性主義である。
自称保守派の論客の中には、「偏向報道が許されると
言うのか」と言ってる馬鹿もいる。
「偏向」か否かは、相対的になって、右から見れば左が
「偏向」しているように見え、左から見れば右が「偏向」して
いるように見えるものだ。
現にわしも、記者会見の鳥越俊太郎の発言は、
「反安倍」に偏向しているように見えたし、「右傾化している」
という意見も、左派から見た「偏向」に感じた。
こういう席ではポジショントークにならないように
気を付けた方がいいのにと、わしは思った。
誰が「偏向」しているか、どこが「偏向」しているかは、
批判のの応酬で、論争の末に、明らかにしていく他ない。
当然、偏向か否か、公平か否かは、権力が
判断することではない。
この記者会見の趣旨に、わしは賛成する。
「電波停止」をちらつかせるのは、自民党がやっても、
民主党がやっても、ダメなものはダメ!
憲法違反になるからダメなのだ。