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群馬県邑楽郡大泉町 『CASA BLANCA』のブラジル料理ビュッフェでもっと気軽にブラジル料理を
さてさて、前々回の『ロディオグリル』と前回の『プリマヴェーラ』で、2回に渡って大泉町でいわゆる「シュラスコ」を味わえるお店を紹介してきました。
いわゆる「シュラスコ」と言うと、鉄串に各種の肉を刺して岩塩で味付けして、じっくり火を通したものを店員さんが目の前で食べたい量を切り分けするスタイルが主ですが、マイペースで食べられない可能性があるのが難点ですね。
肉が来るペースが早い分には、店員さんが肉を持ってきた時に断るのは大丈夫です。
他にもたいがいの店では「お肉パス!」のサインを表すものがテーブルに置いてあります。
これは『ロディオグリル』の例ですが、右上のコマのようなものがサインになっていて、緑の方を上にしておくと「お肉ちょうだい」、赤の方を上にしておくと「お肉いらない」の表示になります。
お店によっては、これに「焼きパイナップルください」サインが追加になったりしますが、大体はこの手の意思表示のためのアイテムが置いてあります。
でも、お肉が来るペースが遅い場合はしょうがないですね。『ロディオグリル』はペースが早くて、『プリマヴェーラ』はペースが遅い傾向があります。
しかし、「シュラスコ料理」を謳っている店でも、いわゆる普通のビュッフェスタイルで肉料理が用意されているスタイルのお店もあります。これならお肉も自分のペースで食べられますね。
今回はそんなビュッフェスタイルでブラジル料理を味わえるお店、『CASA BLANCA』を紹介します。
以前は倉庫だった場所を改装してできたお店です。ここもスーパー内に料理店が併設されています。その他にエステサロンなどの店も併設されています。
中に入ると、まずいくつかの店があり、その奥に食品スーパーがあります。その左奥に行くと料理店の入り口があります。あなたが日本人ならば、まず店員さんが「タベホーダイ?」と聞いてきてくれるので、「はい」と応えればそのまま席に案内してもらえます。
「あれ、ビュッフェ以外に何かあるの…?」と思いつつ席に着くと、いわゆるプレートランチみたいなのがあるようですね。それ以外にも、持ち帰りの弁当も買えます。
会計票を見ると、”バイキング90分”とちゃんと書いてありますね。他には…”BENTO”…そう、ブラジルでも弁当は「ベントー」なんです。”PLATO”がプレートランチですね。
テーブルには、南米家庭料理を紹介する敷紙が置いてあります。大事なのは「フェイジョン(豆)とライスを合わせて食べよう」というところですね。後は食べ方は自由だ!
裏面を見ると、「おすすめの食べ方」というものがあります。
「フェイジョンとライス」、「ファロッファ」、「ヴィナグレッチ」の説明です。ヴィナグレッチは前回、前々回でも説明したとおり、お肉をさっぱり食べたりするのに欠かせない万能ソースです。もちろん野菜にかけてもOK。
それでは早速、ビュッフェの様子を見てみましょう。
手前にガーリックパンとファロッファ、そして調味料が見えます。四角いパイが「パステゥ」(パステルとも)ですね。これにヴィナクレッチを入れたりして食べます。その奥には、野菜類が並んでます。
左に行ってみると、フランスパンがあります。これは切ってありますが、以前は丸ごと置いてあって、オリジナルサンドを作ることができました。
その下には豚の皮を揚げた「トヘスモ」です。おやつにもよく食べられるものです。
さらに左に行ってみると、マカロニとかニンジンとか、他にはウズラの卵のヴィナグレッチ和えが見えます。これら全部取り放題!
奥に行ってみると、これはデザートですね。ブラジルプリン、マシュマロ、ココナッツケーキなどです。右の黒いのはキヌアです。「えっあのスーパーフードのキヌア?」そうですそのキヌアです。
左上にも何か見えますね。見てみましょう。
これもデザートですね。缶詰のパイナップルと、自家製のカボチャのペースト状のお菓子です。その下には生のオレンジとレモンがありますね。
飲み物は、とりあえずお水は無料です。奥のジュースは\160ですが、これは追加で支払いすれば飲み放題です。中身はオレンジだったりパッションフルーツだったりアサイーだったり、その時によって異なるので好きなものがある時は飲んでもいいかな?と思います。
飲み物は他にもガラナ、インカコーラ、普通のコーラ、太陽のマテ茶、タイのフルーツジュース、普通のビールにアマゾンビール、スミノフなどのアルコールもあります。この冷蔵庫に入っている飲み物は有料ですので、店員さんに断って注文しましょう。
右側に見えているのは、6種類のアイスが入ってる冷凍庫です。これは食べ放題に含まれてますが、この日はありませんでした。もしかしたら冬の間はお休みの可能性があります。
夏の間に撮った写真があります。メロンとレモンのシャーベットです。他にイチゴ、バニラ、チョコのアイス、オレンジシャーベットがありました。
このレモンシャーベットに、レモンの汁を搾るととてもさっぱりした鮮烈な味になります。焼きパイナップルがないこの店において、重要な口内リフレッシュアイテムとなります。
で、肝心のお肉コーナーですね。これは先ほどのシャーベットの冷凍庫の、さらに奥に並んでいます。
ご飯とフェイジョンのジャー、フライドポテト、蓋がしてありますが目玉焼き、サーモン、皮付き豚バラ肉のローストがあります。
保温のために蓋がしてありますが、それぞれ豚肉、リングイッサ、牛肉、鶏肉、牛肉をシチューのように煮込んだもの、牛バラです。
豚肉は脂身が少なく、ややスモークした様な風味を感じます。
リングイッサは串焼きシュラスコで食べるようなジューシーさはなく、ちょっとパサついた感じが残念です。その分味があっさりしてるので、食べやすくはあります。
これは牛肉ですね。脂身も付いていてジューシー、そして並んでいる肉の中でもスモーキーな風味がして、「肉食べてるぅー!」感があるのがこれですね。
牛バラは大胆かつダイナマイトに焼き上げられた2kgぐらいの塊が数個入っていて、「ナイフで適当に切り取って食え!」という豪快極まるスタイルです。この塊、1つでも食べられたらたいしたものです。
ちなみに、結構脂っこい部位なので切り方には要注意です。脂身と肉部分をバランスよく切り取りましょう。
さてさて、一通り周って食べたいものを盛りつけると、このようになりました。
盛りつけは適当です。左皿の丸いのはコッシーニャです。ジャガイモやキャッサバで作ったコロッケのようなものです。茶色いのは調味料として置いてある醤油です。ちょっと多くかけ過ぎた感がありますが、後から野菜を足す前提で食べましょう。うずらの卵も入ってます。
牛バラには調味料として、ソースをかけました。イエローペッパーのソースのようで、見た目によらず、結構辛さがあります。
他にも調味料があるので、適宜使っていくといいと思います。
牛肉をジャガイモ、ニンジンなどの野菜と煮込んだ、シチューの様な料理です。これもライスと合わせて食べたりするのがいいですね。味はシチューとはちょっと違う感じです。
ビュッフェスタイルなので、適宜食べたいものを食べたいだけ取れるシステムはいいですね。
…ところで、シュラスコを含めたブラジル料理全般に言える事なのですが…。
日本人の舌にはちょっと濃いめの味付けで、その割には単調だったりして、その、ちょっと食べ疲れするというか、食べてて「ちょっと重い…」と感じる事があるんですよね。
ヴィナグレッチでカバーできる範囲にも限界はありますし。
そういう意味でも、「口直しになる何か」があるかを意識しながら食べるのがいいと思います。
たとえば飲み物。ドリンクバーがあればいいですが、ここでは無いのでやはり口の中をリフレッシュできる飲み物を別に頼むといいかも知れません。
そしてこの店には、日本人向けに醤油が用意されています。これも強力な味方です。
店によって色々あるので、自分に合ったものを探すのも楽しみの一つですね。
そしてこの店のいいところは、ブラジルプリン(プジン)が安定して美味しいところです!
練乳を使って焼き上げて作る、独特で濃厚なプリンです。『ロディオグリル』にもある時はありますが、時々妙に固かったりして不安定だったりします。
その点、この店のは安定しています。
ココナッツケーキはちょっとぼそっとした感じですが、これも美味しいものです。
さて、3回に渡って群馬県大泉町のブラジル料理店の「食べ放題がある」店を取り上げてきましたが、いかがでしたでしょうか?
ちょっとでも興味が沸いてもらえたら嬉しいですね。カザ・ブランカ(Casa Blanca) -食べログリンク
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群馬県邑楽郡大泉町 『プリマヴェーラ』のシュラスコでブラジルをもっと味わう
前回は群馬県の代表的ブラジルタウン、大泉町の『ロディオグリル』のシュラスコを紹介しましたが、今回も大泉町からご紹介します。
今回は、埼玉県にも北大宮支店がある『プリマヴェーラ 大泉店』にやってきました。
以前は建物が緑色をしていたのですが、現在は落ち着いた外観になっています。
この店でもシュラスコとビュッフェが食べられます。
もちろん単品メニューもありますが、当然シュラスコをいただきましょう。
肉が出てくるまでビュッフェをいただくことにします。
野菜や煮込み料理など、種類も豊富です。ですがやはりこの後のことを考えると、最初は抑えて…抑えて…。
フェイジョアーダはご飯にかけて食べる様に説明があります。
ゼリーとポテトチップスみたいなスナック、そしてキャッサバ粉のファロッファがあります。
フェイジョアーダにかけましょう。
ドリンクバーのディスペンサーがサントリーです。ノーマルペプシが飲める!
とりあえずフェイジョアーダと野菜、シチューのような牛バラ煮込み、そしてスープです。
さあ、そろそろお肉もやってきますよ。
最初は脂もたっぷり、豚バラです。シュラスコの味付けは基本的には岩塩なので、味はいたってシンプルですが、一切れのサイズが大きいため食べ応えあります。
調味料として塩、コショウ、タバスコ、醤油、ビネガー、オリーブオイルなども置いてありますので、どんどん活用していきましょう。
続いては手羽先とリングイッサ(ソーセージ)です。鶏肉はクミンやオレガノなどの香辛料で味付けされるのが定番です。リングイッサは濃いめの味付けがたまりません。
ここで牛肉がやってきました。フィレ肉とガーリックステーキです。
ガーリックステーキはいわゆるランプ肉(トップサーロイン)ですかね。切ると肉汁があふれます。フィレはいたってシンプルな味付けですが、赤身肉の噛み応えと旨味があります。
鶏のハツは、ガーリックで濃いめの味付けがされています。これもシュラスコでは定番です。
砂肝の歯ごたえと鶏レバーの味、それにガーリックの風味が合わさり、肉の中でもアクセントがあるものになっています。
次は牛バラ肉です。ここは肉の味付けも薄く、肉質もややパサつき気味です。
そんな時に役に立つのは…そう、あれですね。
ヴィナグレッチソースです。
脂っこい肉に合わせてもサッパリと食べられるようになります。
もう一度豚バラが来て、その後にサーロインが来ました。これは文句なしに美味しい部位です。
次は肩バラです。これは先ほどのバラとは打って変わって、ややコリコリとした筋張った歯応えと、脂の旨味が味わえます。
そしてシュラスコの華、イチボです。やはりシュラスコと言ったらこのビジュアルですね。
イチボは岩塩で強めに味付けされているので、一番外側を食べる時はちょっと注意しましょう。イチボは赤身も脂も味があって、それなりに噛み応えもあるので「肉食ってる!」感をこれでもか、と味わえます。
その後、また肩バラが来たり、肉とビュッフェを食べた後は…
焼きパイナップル!
これを食べると、「あれ、また肉食べられるんじゃね…?」という錯覚すら覚えますが、お腹はそろそろ限界です。大人しく引き下がりましょう。
『プリマヴェーラ』は、前回の『ロディオグリル』に比べると肉の質も良く、ビュッフェ全般も全体的に美味しいような気がします。個人の感想です。
…どうでしょうか? 前回に引き続いてシュラスコのお店を紹介してみましたが、雰囲気は伝わったでしょうか?
ブラジリアンバーベキューで、たまにはちょっと豪快にお肉を食べてみたくなりましたか?
敢えて残念な点を挙げるとすれば、こんな娘がお肉をサーブしてくれる事は無いということですね!
大泉町シリーズはもうちょっと続くんじゃ。
プリマヴェーラ(Primavera) -食べログのリンク
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群馬県邑楽郡大泉町 『ロディオグリル』のシュラスコでブラジルの風を感じる
こんにちは、Twitterのアイコンが桃華ちゃまになっていたりするせいで忘れ去られそうになりますがナターリア担当のよつばねぎPです。
ナターリアというアイドルを語る上で避けて通れないのが、彼女がブラジル出身であることです。ブラジルという国は日本からすれば地球の真裏にある国。あまりに遠い…のですが、幸いにも日本にはブラジリアンタウンが複数あり、日本にいながらブラジルという国を感じる事ができます。浅草のサンバカーニバルなどが最も有名な例でしょうか。
そんなブラジリアンタウンのひとつが、群馬県邑楽郡大泉町にあります。
テレビでは外国人人口の比率が高い町として紹介されることもあるとおり、ブラジル人、ペルー人、トルコ人、中国人などの様々な国籍の人がいます。
中でも多いのはやはりブラジル人で、町内のあちこちでブラジル人向けの店を見かけることができます。『孤独のグルメ』 Season4 第四話でゴローちゃんが訪れた、『レストラン ブラジル』もありますね。
そんな大泉町の中で、ブラジル人用のスーパーマーケットでありながら、日本人も比較的利用しやすい店が「スーパーメルカド タカラ 太田店」です。大泉町にあるけど太田店です。
その店内にあるブラジル家庭料理レストラン『ロディオグリル 大泉店』では、ブラジル家庭料理のアラカルトや各種バーガー、ビュッフェ、そしてシュラスコをを食べることができます。
シュラスコ! いい響きですね。ナターリアやエレナ担当のプロデューサーにはお馴染みでしょうが、知らない方のために説明すると、串に刺した塊の肉をグリルで豪快に焼いたものをそのままテーブルに持ってきてくれて、その場でナイフで食べる分だけ削ぎ切ってくれる豪快な料理です。
以前はこの店のシュラスコも\1,980だったのですが、さすがに値上がりしてしまいました。世の中世知辛いですね。まぁそれは仕方ないです。
じゃあさっそくいただきましょう。店に入ると、ウエイターさんが何を食べるか聞いてくるので、「シュラスコで」と言えばOKです。
ビュッフェの料理は店の奥にあるので、あるだけ好きなだけ取る…のはいいですが、「この後」の事を考えて、ほどほどにしておきましょう。
刻んだタマネギとキュウリとピーマンを酢とオリーブオイルでマリネした万能ソース「ヴィナグレッチ」と、フェイジョアーダ、ファロッファをかけたライス、野菜少々。
フェイジョアーダは豆を煮込んだブラジル人のソウルフードである「フェイジョン」に、何らかの肉を入れたものです。ベーコンを入れると「フェイジョアーダ・コン・ベーコン」、ソーセージのリングイッサを入れると「フェイジョアーダ・コン・リングイッサ」になります。
この店ではベーコン、リングイッサ、豚の耳、豚の尾、塩漬けの牛肉のカルネセッカが入った具だくさんの「フェイジョアーダ・コン・コンプレッタ」になります。
キャッサバの粉末の「ファロッファ」をかけて食べるのが一般的な食べ方のようなので、それに習います。
味付けは豆にニンニク、タマネギ、いくつかの香辛料、そして各種肉の旨味が混然とした割と濃いめの味です。これだけでも結構パワフルな料理なので、軽いのがいい人は豆だけのフェイジョンも用意されてるのでそちらを食べるといいかと思います。
そしてやってきます肉!
牛バラとリングイッサ(ソーセージ)。牛バラはちょっとパサつき気味で味もあっさりなので、ヴィナグレッチと一緒に食べるのがいいと思います。
手羽先。これはちょっとクミンやオレガノなどの香辛料が利いてます。
熱々なので持って食べる時は注意!
豚バラです。言えばちゃんと止めてくれますが、僕はこの店では顔を覚えられてるので一度に置いていく量に容赦がありません。
ガーリックステーキです。肉としてはウデ肉かな?
シュラスコの花形、イチボです。ゴローちゃんが食べてたあれです。
他には鶏のハツなど、とにかく肉がかなりの高サイクルでやってきます。
無理そうならちゃんと断りましょうね。
肉を浴びるほど食べた後は、焼きパイバップルで口直しをしましょう。
これを食べると、不思議なくらい口の中がさっぱりします。
ビュッフェにはデザートやマテ茶なども含まれてます。これは芋のタルトと、練乳入りで濃厚なブラジルプリンです。
食後に店長さんがコーヒーをサービスしてくれました。ありがたやありがたや。
ブラジルらしいちょっと酸味の効いたコーヒーです。
…と、こんな感じです。どうですかシュラスコ。素晴らしいですね。
ブラジリアンタウン大泉の中でも、日本人も利用しやすい『ロディオグリル』はブラジル初心者も入りやすいです。ナターリアやエレナ担当でなくても、ちょっとブラジルを感じてみたくなりませんか?
あ、大泉のほとんどのお店の人はちゃんと日本語話せるのでその辺りは気にしなくても大丈夫ですよ。ブラジル家庭料理 RODEIO grill 大泉店 -食べログ
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