本号の目次
1.今週の絶対領域
2.僕らのスクールガール・コンプレックス
3.現代フェティシズム分析
4.空の跳び方
5.[期間限定企画]パイスラッシュのある風景
1.今週の絶対領域
4th:写真集「絶対領域」, 一迅社
http://www.amazon.co.jp/dp/4758012121/
2.僕らのスクールガール・コンプレックス
「布を重ねれば重ねるほどに、フェティッシュさを感じる、不思議。」
「ふとももの柔らかさについて、想像をふくらませてみる。」
2nd:写真集「スクールガール・コンプレックス」, イースト・プレス
http://www.amazon.co.jp/dp/4781604153/
3rd:写真詩集「思春期」(詩:谷 郁雄), ピエ・ブックス
http://www.amazon.co.jp/dp/4894448777/
6th:写真集「スクールガール・コンプレックス 2 -放課後-」, イースト・プレス
http://www.amazon.co.jp/dp/4781605761/
3.現代フェティシズム分析
【絶対領域の向こう側】
絶対領域というのは、分かりやすく、かつ非常に狭い領域なんです。非常に狭いにも関わらず、そこから想像が果てしなく広がっていく。そういう部分が面白いと思います。
普通であれば、その領域は広げたくなるはず。スカートは短くしたいし、ふとももをもっともっと見たい!となるわけですが、絶対領域に関しては、もっともっと狭くという願望が生じるのです。
僕の写真について「エロ本よりエロい」と言われることがあります。ただそれは「ヌケる、ヌケない」という基準とは、ちょっと異なるんです。「エロ本よりヌケるエロ」ではないんですね。ちょっとしたフェティッシュさから、果てしなく広がる想像や妄想なんです。
大人になっていく過程で、リアルな女性と関係をもったり、あるいはAVやエロ動画などに触れていくなかで、エロの単純作業化が進行していくという。一瞬の快楽のみを、単純に求めていくようになるわけです。それが大人になるということかもしれません。
絶対領域も、理想はゼロなのかもしれない。肌は不要だという。それが、究極のフェティシズムではあると思います。パイスラッシュは、全く露出していませんが、とてもエロティックに見えます。
エロスとは、暴くものだと思います。ある程度隠された部分を暴いていくこと。膝裏にエロスを感じる人もいるし、感じない人もいる。あるいは制服に感じる人もいれば、感じない人もいる。ただ、感じ方によっては、絶対領域のようなものとても狭い領域からも、想像を果てしなく広げていける。そういうところにエロスがあるのかな、と思います。そういう視点で考えると、ヌーディスト・ビーチよりも、街角にこそエロスはあふれているんです。
4.空の跳び方
つま先をつけて。
足を伸ばして、跳んでみよう。
手も真っすぐにして。
ロボットっぽく。
表情も、あえて真顔で跳びましょう。
1st:写真文集「ソラリーマン 働くって何なんだ?!」, ピエ・ブックス
http://www.amazon.co.jp/dp/489444822X/
5.[期間限定企画]パイスラッシュのある風景
17th:写真集『パイスラッシュ -現代フェティシズム分析-』, エンターブレイン
http://www.amazon.co.jp/dp/4047282316/
本日よりスタートしましたメルマガ『現代フェティシズム分析』、いかがでしたでしょうか?週一ペース(なるべく火曜更新を心がけます)で、さまざまなフェティシズム写真を公開、そして分析していこうと思いますので、楽しみにしててください。
2012.8.19 青山裕企
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次の記事2012-08-28 22:30:00青山裕企の『現代フェティシズム分析』第2号
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