• 【メッセージ】応援してくれた視聴者の皆さんへ。ありがとう。

    2021-01-10 19:00
    この度私の作品の一つである30分枠の『奏と愉快な仲間たち -2nd-』の制作を第3話「目指せ、玉の輿!」をもちまして【制作終了】とする決断を致しましたことをご報告させて頂きます。


    制作終了という決断に至りました経緯として主な理由が二つあり、一つは今後フリーとしての事業を視野に入れた際、MMDでの制作に費やせる時間が今よりも大幅に削られる事が容易に想像でき、満足のいく質感に仕上げるのに途方もない期間を要してしまう事になります。
    本日投稿しました『一日秘書艦シリーズ 五日目』を引き合いに出しますと、フルアニメーションに始まり撮影処理/エフェクト制作、テロップ/カット編集、作編曲にMAと、制作に必要な工程を全て一人で行った結果、完成までに二か月半を要しました。これを30分枠に反映させるとなりますと、1話が半年のプロジェクトとなり時間や経費的に全く等価でありません。
    その上状況次第では完成までに1年以上を要する事もあり得ますので、そこまでお待たせするのは如何なものかと「制作している側としての責任」を感じずにはいられません。


    そして理由の二つ目ですが、MMDというソフトに「限界」を感じています。
    あくまで私の作りたい映像のルックについての話であり、紙芝居や躍らせるといったようなMMD特有の分野では今後も活用の視野は広いかもしれません。
    ですが自身のアニメ制作で用いる事以外には全く興味がない現状を踏まえると、MMDを使う意味というのは「自分が望んでいるレベルのルックを得られるかどうか」という事に限られてきます。
    最新の『一日秘書艦シリーズ 五日目』が恐らくMMDというソフトと今の私が組み合わさって作れるアニメとしての最高作品だと思いますので、これ以降は平行線を辿る予感が致します。
    加えて本来の3DCGという分野におきましても、私個人の見解として「誰もが使えるフリーソフト」という域を出れていないため益々今後使っていく理由がないように思えてなりません。


    今後の活動につきましては『一日秘書艦シリーズ』に限り、短編であり比較的制作に時間がかかっていないことに加え、独自のキャラクター性を持たせている事により私自身も楽しみをもって取り組めている所がありますので、こちらの制作は継続して行っていく所存です。
    支えて頂いた皆さんの応援を思うと非常に難しい終了という決断でしたが、このような経緯によりますことをご留意頂けます様、お願い申し上げます。


    2021年 1月10日
    黒薔薇P




    作品を見て頂きありがとうございます。黒薔薇Pです。
    はい。

    いっちょ前に声明文を記したわけですが、そこにありますように『奏と愉快な仲間たち -2nd-』は今後制作が難しくなると思いますので、第三話「目指せ、玉の輿!」をもって【制作終了】することに致しました。
    「もしかしたら今後、多少の無理をしてでもまた作りたくなるかもしれない」という私自身、正直曖昧な心境でして気まぐれによる再開の可能性も捨てきれないため、休止という言葉を使おうか迷ったのですが、現時点での再開は絶望的だと思っているので希望を持たせてはいけないと思い、終了という言葉を選ばせて頂きました。

     これより以下はかみ砕いて捕捉と言いますか、もう少し柔らかい言葉で重ねようと思っているので、もう少しだけお付き合いください!!(笑



     理由は上にある通りでして、時間に関しては以前の紙芝居構成に戻し制作時間を短縮することで解決しようと考えたんですが、一度たどり着いた境地から一歩下がり永遠と同じものを作り続けるのは妥協や甘え、足踏み以外の何物でもなくそれはもはや「クリエイティブ」とは呼ばない。ただの事務作業のように感じます。

     苦しみながらも表現の手法を探り続けそれを糧とし成長していくのが、私が考える「プロ」のクリエイター像ですので、そのような低意識/姿勢を私は一切許すことができません。



     振り返ると第一シーズンは「MMDを触ってみたい」という憧れから制作したものですが、第二シーズンはハッキリ言ってしまうと「アニメの撮影処理の手法を研究し、実際に手を動かして身につける事で今後案件をもらった時の引き出しとしたい」という私自身の訓練の場として設けたものです。
    そしてつい先日『一日秘書艦 五日目』の制作を終えて、それがかなり満たされてしまった感じが私の中であります。これ以上はより専門的な技術の習得と弛まぬ努力をしないと相当もう厳しいのではないかと、そう言えるレベルにまで来てしまったように感じます。

     そして口パクも正確に再現している今の作品は、正直字幕やテロップではなくてキャラ本人の声優さんに声を入れてもらいたいです(笑)。実はここ。ここ結構大事。

    そもそも私はただ映像を作りたいだけなのであって、手間のかかる字幕やバラエティみたいなテロップを作りたいわけではないんです。
    ですが気付けば、それが私の作品を面白くする上で必然となっている。
    『五日目』の制作を経て、それがおかしいと思うようになってしまった。




    [おこプン天城のカットにおける画面の占有率]

     映像にテロップを載せることで画面の下側およそ20~40%が、テロップにより使えなくなります。つまりキャラクターの画面いっぱいの寄りを作っても口元や鼻がテロップによって見えなくなわけでして、それが最近ものすっごく嫌です。
    「なんでテロップに気を使ってレイアウトや絵コンテを作らなければならないんだ」と。
    アニメでは声優さんがいるのでセリフは耳で聞き、画面いっぱいをキャラクターの表情やルックなどの視覚的表現として有効活用することが出来ます。
    それと比べると「自分が作っている制約だらけのこれは、一体何なんだ」と。
    自己嫌悪が止まらない。。。
     


    ohh...、あまり言いすぎるのも良くないですね、これくらいにしておきます(苦笑)
    記しました通り『一日秘書艦シリーズ』の制作だけは可能な限り継続していこうと考えているので、突然ここに告知とともにやってきて投稿して様子を見て帰るという流れになるかと思いますが、「お、黒薔薇Pが上げに来たぞ!」とまた暖かく迎えてくれると嬉しいです。

    長くなりましたが、ホント。MMDや皆さんと触れ合えたことで今の自分があると思っています。作品を最後まで見て応援して頂き、本当にありがとうございました。
    ここで学んだ事を存分に活かしていきたいと思います。


    それでは。
    次はいつになるかわかりませんが、「六日目」でお会いしましょう!!

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  • 【制作の舞台裏】脚本の公開と簡単な解説です。『第3話 後編』

    2021-01-04 12:30



    インタビューアー(以下イ)「黒薔薇Pさん! 見ましたよ、第3話!!」
    私「ホントですか。ありがとうございます」
    イ「まさか主役が夕立と時雨だとは思いませんでした。何か経緯が?」
    私「これと言って特には。もともと彼女たちの登場は別で制作している『一日秘書艦』のコメントによる依頼で、実際にキャラ付けを行なって作品を作ってみると『この二人面白いな』って思ったんです。それで本編にも出させようと思って浮かんできた脚本を映像化しました」
    イ「夕立のヒモ設定やそれに振り回される時雨ですね(笑)。なるほど! 一つ伺ってもいいですか?」
    私「なんでしょうか」

    イ「実は夕立が推しだったりするんじゃないですか!?」

    私「......どうしてそうなるんでしょうか」
    イ「夕立を主軸とした作品でしたし、何よりあのエンディングですよ! あの曲は?」
    私「これ用に曲を書こうと映像を作ってる時に思いついて、構成が浮かんでから5日くらいで仕上げました。テーマは『好きな人に振り向いてもらうために努力する女の子』です。名無し君だったんで適当に『Lemonade』って名前をつけて。恋っぽくていいんじゃないかと」
    イ「それですよ! 言わば"夕立のため"に書いたようなものじゃないですか!」
    私「それは否定しませんが、それとこれとは話は別。アイツは好きじゃないです」
    イ「......。いやいやまさかそんな! 好きじゃないと曲かけませんよ!」
    私「いや。もう一度言いますが、好きじゃないです」
    イ「そうですか。。。ぁ、では別にいると?」
    私「それは勿論。ただあなたが広めそうなんでこの場では言いませんけど」
    イ「ええ、そんな!!」
    私「さらに言うとあの曲。3話用なんでもう二度と使いません」
    イ「ヒェェェェェッ!! 一度っきり!?!?」
    私「それもまたいいじゃないですか」



    作品を見て下さりありがとうございます。黒薔薇Pです。
    茶番スタートで申し訳ありませんでした(笑)。ともあれ無事に投稿することができてよかったです。

     では該当箇所の脚本の掲載です。計9ページです。

    [1]


    [2]


    [3]


    [4]


    [5]


    [6]


    [7]


    [8]


    [9]



     最後の『終わり』に対し猛烈な勢いで書き殴っています。きっと嬉しかったんでしょう。
    ホント。もう。それぐらい大変だった記憶があります(笑)

     振り返ると第3話はAfter Effectsゴリ押しというか作品の質をこれで無理やり上げた感じがあります。黒板のアニメーションや奏が手紙の危険性を伝えるシェイプアニメーションは普段作ることはなったモノなので私にとっても大きな収穫があり、挑戦してよかったと思います。

     せっかくなので5ページ目の『PremiereのLUT』についても触れておきましょう。

    [比較1]

     LUTとはPremiere Proのグレーディングツール。どちらかというとクリエイティブよりも各素材の色合わせで使われることが多いんじゃないかと思いますが、上のように画を作ることもできます。

     今回トンネルの色のイメージはメモで書きました【関越トンネル/外環道/首都高のC2】。
    実際に通ったことがある方はわかるかも知れませんが、ちょっと設計が古い感じのオレンジ色の蛍光が使われています。私の制作ではMMDのRGBは初期値の[154]から一切動かさないので左の状態がデフォルトです。これに調整レイヤー上でLUTを適用し、トンネルの色を作り全体的にトーンも下げ暗さを演出します。
     そしてこの状態でエクスポートしAfter Effectsへ持ち込み、更にルックを仕上げます。

    [比較2]

     元の素材からここまでガッツリ変えることができます。MMD上で色を作らないのはそこで作業を行うと不可逆な編集となり、色味が違うと思ったらMMDまで戻らなければなりません。時間の無駄でしかないので、こういった工程では出力時はできるだけ色はフラットにし編集時に専用のプラグイン等で色を作り込むのが最適解です。

    【施した処理】
    ・モーショントラッキングでヘッドライトにOptical Flaresを[加算合成]
    ・同トラッキングでヘッドライトによる路面の照り返しを平面レイヤーで作成。
    ・トンネル内ということを考慮し同トラッキングで走行車のウィンドウを若干スモーク
    ・ルックやトンネルのライト部分の色調補正

    こんな地道なことをそれぞれ必要な全カットに施します。
     翔鶴の押し倒された時のハレンチオーラも凄まじかったですね(笑)。

    [ハレンチな翔鶴1]


    [ハレンチな翔鶴2]

    【施した処理】
    背景の作成
    ・翔鶴の強烈なグロー
    ・瞳のハイライトにグロー付与
    ・フレアやスターダストで穴埋め
    ディフュージョン

     ハレンチに仕上げようとレイヤーの複製を繰り返したこのカット。デュレーションは12秒ですが、レンダリングに2時間を要した化け物です。きっと床上手に違いない。


     更に追加でもう一つ。

    [タックル]

     ワンちゃんと一緒にタックルをかまそうとしているこのカット。陸上トラックの3Dモデルを探したんですが使える物がなかったので、AEのシェイプレイヤーで作成し合成しました。


    [シェイプレイヤーで制作した陸上トラック]

     コンポジションサイズ『9000 × 3000px』。編集時は解像度4Kですのでこれぐらいのサイズが必要で、上空から見ると各レーンにはこんなふざけたことが書いてあります(笑)


     キャラクターについて触れますと、呂500が私の作品で初登場しました。これも実は要望を反映させたもので、うちでは教科書通りの黒ギャルを演じてもらっています。
     が、ここでギャルに関して私から一言。正直夢を壊すようで申し訳ないですが実際のギャル達はこんなにキャピキャピふざけていないです。寧ろ一途で真面目な子が多かった。自分を可愛く見せるためにオシャレに打ち込んで気付いたらこうなっていたや誰かの真似から入ったというパターンが多いようで、そう考えると自分を可愛く見せるために毎日早起きして大変なメイクを頑張れる彼女達は本当にすごいと思います。
     世間一般は見た目で決めつけ、そういうところを見ようとしない。不服。

     そして第二シーズン初登場の明石と聖。こちらは聖がバイトから正社員になったのみで特に変更されている部分はありません。この聖のどこかほわほわとした浮かれてる感じが個人的に気に入っていたり。



     さて。年末年始の三週連続投稿ですが、3週目最後は一昨日最終チェックを通ったばかりの最新作、一日秘書艦の五日目です。全てを一新して生まれ変わった同作品をお楽しみに。

    ではまた、10日(日)にお会いしましょう。

  • 【謹賀新年/制作の舞台裏】脚本の公開です。『第3話 前編』

    2021-01-01 10:00



    毎度作品を見て頂きありがとうございます。黒薔薇Pです。
    そして明けましておめでとうございます。

     新年の挨拶のページをわざわざ設ける程特に言うことはないので、このページを新年の挨拶とさせて頂きます(笑}
    今年もどうぞよろしくお願い致します。



     さて。それでは作品を投稿しましたので、該当する部分の脚本を掲載します。

    前編は
    計6ページです



    [1]

    [2]

    [3]

    [4]

    [5]

    [6]



     簡単な絵コンテや演出のメモも記してありますが「やってみたけどルックが違う」だとか「この演出はこれ(MMD)では不可能」とかいう理由で結局変えてしまっています(笑
     それだと絵コンテとしての意味はないも同然なんですが、思いついた演出は書き留めておけばそれを元に応用させたり、そこから新しく閃いたりと無駄になりません。メモは大事です。

     そして投稿前に確認で見返したんですが、なんか懐かしかったですね。なにせ動画ファイルの生成日が昨年の7月となっていましたので「ぁぁ、これもうそんな前!?」と。
     過去の作品を見返すと当時を思い返せる反面、ここはこうするべきだったと反省だったり自分に失望してしまう時もありますが、歩んできた道としてこうものを残せるというのは作品作りならでは。それもまた一興です。


     今回登場したキャラクターについて触れますとご覧の通り、うちのエロス担当は翔鶴です。俗に言う"イケナイ女"ですね。夕立や時雨は一日秘書艦での設定をそのまま引き継いでいます。鈴谷も然り。
     そういえば以前私のところのグラーフは『Re:Zeroのクルシュ』ですとか、鈴谷は『このすばのアクア』だとか。すでに"艦これ"という舞台があるのに、なんで別作品のキャラに似てるって言われるんだと正直不思議に思いましたが、納得。調べていて面白かったです(笑
     『このすば』は気が進まないけども(終始保育園状態でうるさそう)、『Re:Zero』はちょっと見てみたいかもです。そういう所から面白い/興味が湧くアニメに出会えそうなので、そういうのがあればまた言ってくれるとありがたいです!!



     さて。明後日の後編ですが果たして夕立は玉の輿に乗り、幸せをつかむことができるのか。
    そして時雨はそれに付き合いきれるのか!(笑)

    お楽しみに。