Vienna Ensemble ProとPiapro Studioの連携
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

Vienna Ensemble ProとPiapro Studioの連携

2019-05-11 17:40

    ゆきPが使用しているDAWはProToolsで、pluginフォーマットはAAX 64bit。
    そのためVocaloidエンジンであるPiapro Studioを直接開くことはできません。

    ProToolsでVST、AUを立ち上げる方法は考えついたもので3つあります。

    1. Native Instruments社 Komplete Kontrol
    無償配布されているpluginです。誰でもDL可能。
    このソフト内でチェーンを組み、例えばMassiveを立ち上げWaves社のpluginをインサートすることが可能です。スロットの節約にもつながりますね。
    当初はこれで行なっていましたが、特殊なクリックをしないとPipro Studioのツールバーが表示されない不具合が...(つまりpiapro studioを通常のように選択しただけでは、ツールバーがProToolsからpiapro studioに切り替わらないと言うことです)
    非常に安定はしていたんですが、この特殊なクリックがネックでして以下2. のシステムに移行しました。

    2.Vienna社 Vienna Ensemble Pro 6 / 7(以下VEP)
    説明不要のホストアプリケーションツール。DAWと切り離してpluginを立ち上げられるのでCPUの負荷軽減が望めます。また別のMacやWindowsマシンをホスト側に設定し、DAWを開いているマシンをスレーブに設定することで、LAN経由でplugin情報のやりとりが可能。

    これを有効に活かせるのが以下のパターンである。
    DAWセッションは持ち歩きを念頭にMacBook Proで。
    CPUやメモリを食いやすいInstruments系を処理能力が高いMac Proや自作PCでVEP上で立ち上げる(NI KontaktやEastWest Playなど)
    DAWを開いているMacBook ProのInstrumentsトラックにVEP Serverを立ち上げる。
    LANハブで繋いでいる両マシンをVEPでリンクさせ、MIDIチャンネルを合わせれば同期され音源が鳴る。
    実質的にMacBook Pro上ではpluginを立ち上げていないので、DAWのセッションにCPU処理を専念させることができる。非力なモバイルPCでも存分にInstruments系が扱えると言うことである。

    上記のメリットが魅力的でゆきPはこれをチョイス。


    ultra wide monitorなので縦に伸びてるのはご愛嬌。

    だが問題が無いわけではない。
    まず一つ。piapro studioのみに発生する事案だが、ほんのたまにDAW側の再生に合わせて再生されない(ほかの音源は全て鳴っているのに)
    だが再生を停止し、もう一度Previewすることで再生される場合がほとんどなので相性の問題だと半ば諦め笑

    そして二つめ。piapro studioを開いている状態でpiapro studio対応のショートカットキーを押すと、VEPとショートカットが被っている場合はVEPの方が優先されてしまう現象。これはマジで困った。
    選択した音符を削除しようとDELETEを押すと、VEPではChannel Deleteコマンドに割り当てられているため、なんとPiapro Studioが削除される←

    最初これを知った時には絶望の淵。
    それからしばらくは、ツールバーからわざわざ"削除する"を選択して削除等を行なっていたのだから、作業効率が下がったのは言うまでもない。
    なんとかせねばと、思いついたのがショートカットキーの変更。
    Piapro Studioのショートカットキーは変更できなかったので、VEP側のショートカットキーをPiapro Studioと被っているものは全て変更した。これが正解
    思い通りに動作してくれるようになり快適そのもの。

    Macでよかったと心の底から思った瞬間だった。Windowsだったら未だ絶望の淵を彷徨っていたかもしれない。

    一つめのバグは現在もたまに顔を出すが、創作意欲を消されるほどのダメージではないので仕方ないと思っているし、アップデートで解決する可能性もあるので放置。
    バッファサイズを"512"に上げる必要があるものの、ゆきP所有のMac ProであればVEPを立ち上げつつ24bit / 96kHzでの製作が可能です。VEP万歳。VEP最強。


    唯一の欠点は対応しているものでないとInstruments系以外は立ち上げられない点。

    要はMcDSP, fabfilter等のプラグインエフェクトはVEPでは立ち上げられないと言うこと。
    その点では3. の方が優れていると言える。
    追記(7月15日):DAWと同じように対応しているものであれば、インサートが可能でした。
    確認不足で誤った情報を記載してしまい、申し訳ありません...。
    インサートしたプラグインもテンプレートとして保存できるので、文句なしですね。
    plugin互換性の高さという点では3. の方が優れていますが、操作性や視認性、CPU負荷と言った総合的なパフォーマンスでは"VEPの方が優れている"と言っていいでしょう。


    またVEPを使用する全てのPCにVienna key若しくはSteinberg keyのUSBドングルを接続する必要がある点。これは言うほど別に苦じゃないですけどね。
    ちなみにUSBプロテクトに賛否両論がありますが、ゆきPは圧倒的肯定派。別PCに差し替えるだけでそちらで認証されpluginが立ち上げられるのだから、PC認証なんかよりもずっと楽だと思っている。いちいちライセンスの解除なんてめんどくさくてやってられない。
    じゃなきゃそもそもilokが必要なProToolsなんて使わないと思うんだ。


    3. Blue Cat Audio社 Patchwork
    VST・AU・AAX・RTAS問わず立ち上げることが可能で、patchの名の通り内部でルーティングも組むことができる便利な変換ソフト。セールで大体¥10,000-前後と安いのも助かる。
    結果的にこれを試すことなく2, で落ち着いてしまっているので記述できることはあまりないが、コスパの優れた実用的なpluginだと言うのは言うまでもない。
    ちなみにVocaloidに限って言えば、藤本健さんの"DTMステーション"にて記事があるのでそちらを参考にされたし。


    以上です。pluginフォーマットの互換性で悩んでいると言う方は参考までに。
    特にVEPとPiapro Studioの連携に関しては本当に記事がないので、誰かの助けになれればと思っています。

    広告
    コメントを書く
    コメントをするには、
    ログインして下さい。