• 【新連載】ジャズギタリストのこじれ具合【第四回】弾かなくてもいいんです!!クゥー

    2013-08-02 13:222
    どうも、夏真っ盛りですね。

    LAにいると夏の花火大会が無いので、この季節は浴衣姿で行きたいと思ってしまいます。



    そんな訳で連載四回目はジャズコードです。

    すべて説明すると、僕の行ってた大学でも1ヶ月くらいかけて覚えた内容なので
    ざっくりと説明します。


    ジャズコードと普通のコードの違いは和音の数

    自分でもびっくりするくらいシンプルに説明できたと思います。

    コードはつまり和音(2つ以上の音)、ポップだと3~4音がいっぺんに鳴っているんですが
    ジャズだと4~6音くらいの音が使われます。

    そこで一つの疑問が生じます。

    あれ?ギターって6音しか同時に鳴らなくね?しかも5音にルートがあると無理じゃね?


    気づいてた方も、気づかなかった方も簡単にご説明すると

    ジャズってわりと自由なんで、他の楽器が弾いてたら別にその音弾かなくてもよくね?w
    っていう悪ノリみたいなのがあります。

    更に簡単に説明すると、ドミソって和音があってベースが「ド」の音弾いてたら
    ギターは「ド」の音弾かなくても良くね?って事です。

    いいんです!!弾かなくてもいいんです!!クゥー

       / ̄ ̄ ̄\
      //////ヽ\
      //     ヽ|
      N__  __||
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      ヒ  (_ヽ  /
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    / ̄ヽ V| /V \
    L_/ \ |/ /  |
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    そう考えると、6音のうち1音が省略できるので5音弾けば6音と同じ効果が得られちゃいます!

    さらにさらに、理論ちょっとかじってる人に向けてですが、ルートに対して5度の音は音に厚みを与えるのが主な目的なので無くてもOKなんです!(ドミソのソ)

    極端な話、ジャズだとドミソじゃなくてベースが「ド」弾いてくれたら「ミ」だけでドミソが成立しちゃうんですねー。怖いですねー。

    そしたら4音鳴らせば6音の効果が得られるんですよ奥さん!
    ジャズすげぇぇー(⊃ Д)⊃≡゚ ゚




    更に更に言えば、ジョー・パスという昔のジャズギタリストは本当は4音弾いてやっと100%な音を常に3音しか弾かなかったり、*マイナーコードで3度を弾かなかったり。

    (*メジャーコードってやつとマイナーコードってやつの違いは3度なんです)
    
    じゃあ、どうやってジャズコード覚えるの?


    頑張り屋さんは普通に「コードダイアグラム ジャズコード」でぐぐると幸せになります。

    不真面目さんは自分の知ってるコードに「ちょい足し」しちゃいましょう!

    なんとなく、C maj7って書いてあるけどドミソシ(実際にミとシだけでOK)以外に自分にとって気持ちいい音足したらOKなんです。有名な人達は自分だけのボイシングのようなものを持っています。

    それを発見したりするのも一興だと思いますよ!

    超絶頑張り屋さんのギタリストはTed Greeneって人が書いた「Chord Chemistry」って本を買うとこれから10年コードボイシングに関しては誰から教えられなくても大丈夫でしょう。僕は開いて30分でそっと本を閉じてしまいました。


    もちろん、形で覚えるジャズコードの本みたいなものも沢山ありますが
    やっぱり自分で何個か「これ俺コード!!!」みたいなのあって友達と競って青春を謳歌するのも楽しいと思います。


    最後にずっといい忘れてたんですが

    ジャズを学ぶ一番の方法は理論の本などを併用したレッスンです。
    独学だと薬物更生施設に入ってガッチリやらないと(ジョー・パスの人生)なかなか難しいので、時間もお金も限られてる現代人はやはりジャズの先生を自分で見つけてレッスンを取るのを激しくオススメします。

    ちなみに僕もスカイプレッスン教えていますが、教室に通ってやるのをオススメします。

    一番のポイントは先生自身もきちんとした勉強をしているか?です。

    ちょっとジャズが弾けるから教えられる気になってる方は沢山多いとは思いますが
    エセジャズギタリストの僕ですら7年以上勉強したので中々難しいジャンルだとは思います。

    その人のプレイを聞いて「こんな感じに弾けたらいいな!」と思う人が見つかるといいですね!

    目指せジャズのセッション参加!

    No Guitar, No Life!!




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  • 【新連載】ジャズギタリストのこじれ具合【番外編】本当は最初に呼んで欲しかったこと

    2013-07-27 15:402
    夏真っ盛りですね。東京は連日30度を超える日が続いています
    熱中症に気をつけて、この夏の音楽を楽しんでください!

    今回は書き置きのようなものを一度わかりやすく書いておこうと思って
    記事を使って僕の考えを伝えさせてください。




    このジャズギタリストのこじれ具合という連載で言いたいこと、伝えたいことがあります。

    それは
    ①ジャズの食わず嫌いを無くしてもらうこと(敷居を下げる)

    ②ジャズ(他の音楽も含む)に対する既存の偏見や概念を取り払う

    ③新しいもの、他と違うものやことに対する恐れを取り払う


    ①の敷居の問題ですが、学問として成り立ってしまってから自由に楽しんで弾こうというよりもジャズという山をどうやって攻略してやろう!というチャレンジという風潮があるように思います。

    僕は絵画と音楽って似てると思うんです。その絵の歴史を紐解くこともとても大事ですが、今その時自分が感じたかもとても大事だと思うのです。ジャズもここで何のスケール!とか目先の事も大事ですが、この曲を通して何を表現したいかという音楽全般のコンセプトを持つことも大事だと思っています。それを表現すること自体は実はスケールを知らなくても難しい用語知らなくても簡単なのです。要は「自分にとって正解の音」を奏でていれば問題ないはずなのです。もちろん技術が無ければその音を奏でることすら出来ないのですけど。

    子供が色々な事を経験しながら学ぶように、時間をかけてじっくりやればジャズを演奏することは全く難しくないのです。


    ②と③の”新しいものにチャレンジすることの大事さ”に共通していることですが、
    僕自身簡単に伝わるとも思っていませんし、伝統的な部分を伝えてきた人達を中傷するつもりも一切ありません。色々な方が自分にとっての素晴らしい音楽を演奏し作ってきたことに対する功績は疑う余地が一切ありません。

    しかし、音楽を始めとした芸術は進化しなければ廃れるという面があります。温故知新という言葉が表すように、伝統的な音楽を学ぶことで得た知識な方法、またはコンセプトを発展させて始めて前に進むと僕自身は考えております。

    例えば、イングウェイのスタイルを継承し自分なりのテイストを入れて独自のギター・スタイルを確立する。イングウェイそのもののモノマネではあまり意味がないと思っています。

    もしくは、ショパンのピアノソナタに新しい解釈を取り入れ未だかつて無い音を奏でる。一見革新的ではないと思いがちですが、クラシック的には衝撃的なくらい革新的なことも多々あるのです。

    ブルースという音楽が廃れてきたので、ロックの流れを取り入れ2つの音楽が融合するように新しいブルースという流れを確立し現代まで進化を続けていること。ロックブルースのギタリストが居なかったら、ブルースもケルト音楽などの音楽と同じ運命をたどっていたと思います。(演奏者人口の話)

    サルサのリズムを使って、新しいダンスミュージックを作りだし世界的なヒット。このヒットが無ければサルサ自体ローカルな音楽のままだったかも知れません。

    逆に考えてみてください、すべてのミュージシャンが先人と全く同じ事をすることでは音楽は前に進まないのです。僕が言っているのは日本の音楽シーンを牽引しているプロミュージシャンの事です。アマチュアの方々はきちんとその歴史やスタイルを学ぶことも大事だと思います。

    要は先人を尊敬し、その功績の上に何かを作り出すことは悪いことでは無いはずですし、ジミヘンの後でロックは死んだとも僕は思っていません。もちろんあくまでも僕の私見です。

    日本人はゲーム音楽のように「なんでもアリ」の土俵だとものすごく才能を発揮しています。もっともっと、こういった枠を取り払う事で日本人特有の素晴らしい世界を驚かせるような音楽を作り、世界をリードしていく音楽先進国になることを夢見てまたブロマガを書こうと思っています。
  • 【新連載】ジャズギタリストのこじれ具合【第三回】チンチキの意義

    2013-07-24 10:589
    お久しぶりです。
    参議院選挙色々ドラマがありましたね、個人的には投票率の低さが気になりましたが
    海外の領事館や大使館で投票できる手続きを3月にし忘れたので僕自身投票出来ませんでした!(比例区のみだったらしい)

    ではでは、また懲りずに第三回目です。

    今回はジャズの「グルーヴ」いわゆる「ノリ」についてお話しようと思います。

    今回はいつもよりカタカナを多用しているので、カタカナ苦手な方には申し訳ない!

    ①まずは「ノリ」自体についてお話します。
    音楽には「ノリ」=特有のリズム感があります。

    良くネットで「ズンチャカチャン」「ズンチーズンチー」とかと表されるヤツです。
    有名なのは「ウンパッ、ウンパッ」など陽気なものは良く使われます。
    リズムだけで踊り出しそうですよね!



    もちろんジャズにも特有とまで言えるか分かりませんが「ノリ」があります。

    ジャズを知らない音楽の先生が、ジャズのノリは「チンチキキン」
    1分30秒くらいから20秒くらい↓のビデオ見てみてください。


    この人の右手のシンバルでやってる「チンチキチンチキ」聞こえるやつがそれです。

    でもこれだけがジャズじゃないんです(笑)

    これっていわゆる、トラディショナル(古いタイプ)のグルーブなんです。
    モダンジャズやコンテンポラリー(要するに今っぽいジャズ)だとこのグルーヴ以外にも沢山使い分けるんです。

    これは僕の好きなJonathan Kreisberg(ジョナサン・クライスバーグ)の演奏
    チンチキではないけど、ちょっと捻ったグルーヴですよね。


    じゃ、何があるの?と言うとつまりなんでもアリなんです。
    ジャズ=自由な音楽
    と捉えてもらって問題ないです。
    だから楽しいんです!!

    ②ソロにおけるノリの捉え方

    初心者にありがちな(中級者でも)話ですが、チンチキチンチキな感じで演奏する方が非常に多いです。

    実はソロではトラディショナルなスタイルの8割はチンチキやりません!!


    (えーーーーー!!!!!)

    チンチキで教わったので驚いた方も多いと思います。
    実はチンチキやる代わりに、裏拍にアクセントを置くだけなんです。
    早いフレーズではフレージングに重点を置くので、細かいアクセントを省くことも良くあります。

    一方でアクセントとして、すごくスローテンポな曲だとチンチキやることもあります。

    僕が教えている生徒さんもチンチキが強すぎるので、いつもアクセント無しのソロのノリに変えてもらうリハビリを良くします。

    実は僕自身も昔そうやって教わり、後から自分で矯正しました。
    自分のソロの録音を聞いてみると、ダサイ→普通になったのが良く分かりました。

    Bruce Formanという僕のギターの先生曰く、別にアクセント要らないと思うくらいでいいじゃん!という人も多くいます。自分がジャズ沢山聞いてたら意識しなくても出るはずって感覚だそうです。
    ちなみにこんな人。



    ジャズにも限らずですが、無理して他人に言われて覚えたことは役に立ちません。


    ましてや、教える側もふんわりとしか分かってないのに教えられるはずがありません。
    自分の耳が「これはカッコイイ!」と思ったことしか役に立たないし、かっこ良くないんです。

    パット・メセニーとかチンチキ一切やらないし、アクセントも付けないけど超一流のジャズギタリストですよね?

    もっと簡単に言うと
    オケに合っているノリで自分にとってのカッコイイことが弾ければ正義」なんです。


    追記
    もしyoutubeビデオが無いほうが良いという意見ございましたら、省略して文脈で説明していこうと思います。