• 熱狂と興奮と黄昏と

    2018-04-02 21:44
    あの日の感覚が、未だ覚めやらない。
    終わったはずなのに、まだやっていると思ってしまう。
    それだけ濃密で、振り切れない程の時間を過ごしたのだろう。
    あの世界を、ただ赴くままに楽しんだということを。
    
    喧騒慌ただしい都会を抜け、のどかな空気と通りを進む。
    そんな世界とは裏腹に、心の中は踊るように弾む。
    年に何度しかない、同じ志を持つ者が集まる、究極のお祭り騒ぎ。
    近づけば近づくほど、その熱は昂ぶっていく感じがした。
    
    ここ最近の自分は最悪だった。
    サラリーマンに虚しさを感じ、仕事に意味を見出だせない。
    お昼を食べる気力も失せ、生きているという感覚が無くなった時もあった。
    そんな憂鬱を吹き飛ばすように、テンションは上がっていった。
    
    今回の目標は、3つ。
    1つは、魅せる試合をするため。
    2つは、勝利に固執する自分を、新しい自分に変えるため。
    3つは、ぷよらーとしての何たるかを、もう一度探し出すため。
    
    目標は、概ね達成できた。
    もう少し落ち着けば、勝てる可能性があること。
    魅せられて、感動する試合に出会えたこと。
    ぷよらーは、無限の可能性があること。
    
    持てる全てを絞り出し、戦う情熱。
    芸術に価値を払い、手に入れる喜び。
    そして、純粋な楽しさ。
    改めて再認識した、宝物。
    
    終わって欲しくなかった。
    時間が巻き戻って欲しいと願った。
    また最初から味わいたかった。
    もう一度だけ。
    
    それでも時は過ぎていく。
    同じものは2度もない。
    その時だけの光景。
    だから熱くなれる。
    
    どこまでも、追い続ける。
    追い続ける先の世界を、その目で見てみたい。
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  • 想い

    2018-03-10 19:47


    ぷよぷよに関わって、何年経ったのだろうか。

    ふとしたきっかけで飛び込んだ世界に、これだけ長くいるのはそうそうない。
    もっと長くいた世界はあるが、語るだけの密度は無かったからなのかもしれない。
    忘れても何ら問題は無かったのとは違って、忘れたくても忘れなかったのかもしれない。
    本当に単純で、本当に些細で、本当に心奪われた、ある動機の瞬間から、ずっとそうだったのかもしれない。


    自分という人間は、どんな人間だろうか。

    無鉄砲で、猪突猛進で、危険を顧みないのかもしれない。
    激しい気性で、激しい感情で、孤立しているのかもしれない。
    無口で、考えが分からなくて、存在感があまりないのかもしれない。
    人の不安に余計に心配して、よからぬありがた迷惑をしているのかもしれない。


    自分の周りは、どんな人間がいるのだろうか。

    とにかく強い実力者がいる。
    キャラ愛に溢れた実力者がいる。
    メキメキと実力を上げる実力者がいる。
    何に対してもパーフェクトな実力者がいる。


    色んな事柄を体験して、色んな行動を起こした。
    成功したことがあって、失敗したこともあった。
    時に自暴自棄になって、全部やめたくもなった。
    それでも結局は、自分の意志で舞い戻ってきた。


    今でも自分は、偉大な先駆者の存在に囚われているのだろうか。
    自分は自分、他人は他人と思っていても、嫉妬してしまうのは仕方のないことだろうか。

    それでも自分は、自分を信じて生きている。
    心の正直な方向に、自分の足を向けて歩いている。

    自分が自分を好きになれる生き方は簡単だ。
    相手が自分を好きになれる生き方は難題だ。

    それでも自分は、自分を信じて生きていく。
    自分も相手も好きになれる、本当の生き方を。


  • 終わりなき探究心

    2017-12-25 00:02

    元々私のテトリスは、ゲームボーイを握ったのが始まりでした。
    その時は、10万点~20万点を目指して、最高速から開始してテトリスばっかり狙っていたものです。
    時が経ち、グランドマスターのプレイ動画がようつべに溢れ、長年それに触発されていた私は
    ぷよぷよテトリスの発売から丸一年、テトリスプレイヤーとしての活動をぼちぼちと再開させました。


    しかし、その時の技術の違いというのは恐ろしいものでした。
    なにせ、昔の常識がまったく意味をなさなくなっていたのです。
    同じテトリスのゲームなのに、求められるものは全く違う。
    15年の間に、何もかも変わってしまったような衝撃でした。


    それなのに、人間という生き物はそれ以上に恐ろしいものを身に着けていました。
    15年の間に、人間はその全てをマスターして、とてつもない記録を叩き出してしまいました。
    一体何をどうすれば、人間はこんなにも凄まじいスピードで適応してしまうのかと。
    恐ろしくも、非常に興味深い世界だったといってもよかったのです。


    私は、トッププレイヤーと呼ばれる人間がどんな形でプレイしているのか、確かめたいと思いました。
    いわゆる手元動画と呼ばれるものを見つけ、それを見てみたのです。
    そしたら「指の腹」でコントロールしていたのです。はっきり言って、これだけでも衝撃でした。
    「指先」でコントロールしていた私にとっては。


    「指先」で動かすのと「指の腹」で動かすのでは、まったく滑らかさも違う。スピードも違う。
    ギクシャクしていない。ツモが早い。何もかもが滑らかでした。
    これが秘訣かと思い、私もそれを真似してみました。
    ですが、一日もたずに諦めてしまったのです。理由は簡単でした。難しかったのです。


    たった一日で何を言うかですが、あの「指の腹」でコントロールするという技術だけでも
    人間が生み出した、究極の技術なのではないかと思ってしまいます。
    意のままに操る、神がかったその技術は、人間という生き物が生み出した究極の産物だと。
    そう思わざる得ませんでした。


    どうして人間の探究心は、いつの時代も凄まじいものなのでしょうか。
    最初は不可能だと思われていたことも、時が経てば可能にしてしまう。
    普通の人ならば、それを見た瞬間に諦めてしまうはずなのに。
    どうして、それに立ち向かっていくのでしょうか。


    その答えは、誰も見たことのない領域に、誰よりも早く到達したいという欲望なのでしょうか。
    人間の欲望は果てしなく、あと1秒のために、どれだけの道を歩むつもりなのでしょうか。
    そして、その探究心は、私にも訪れるものなのでしょうか。
    それは、実際に挑んでみなければ分からないのかもしれません。



    ユウトです。
    今回は、ぷよテトアドベントカレンダー2017のトリを勤めさせて頂く運びとなりました。

    元々はテトリスプレイヤーとして、マラソンで5分切りを二回ぐらい達成したぐらいの実力です。
    横に揃えて消すだけの凄くシンプルなルールなのに、それに一体どれだけハマったのかよく分かりません。
    今はぷよぷよに鞍替えした身ですが、今でも気分転換にぷよぷよテトリスをやることもあります。
    アルルでテトリスが出来るようになったのは、とても良い時代ですね・・・。


    今回のテーマは「探究心」と銘打って、日頃から第一線で活躍する
    テトリスプレイヤーさんの凄さと、その思いを私なりに考えてみました。
    あくまでも、私なりの考えに基づく中身となっていますので
    「違うやり方もある」という方はぜひともコメント等を寄せていただければと思います。

    ちなみに、今回のアドベントでは、自分なんか比にならないぐらいのスンゴイ方々も参加させております。ぜひ、そちらもご覧くださいませ。