【立花本丸小説】守らなければならないものー15ー(終)
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【立花本丸小説】守らなければならないものー15ー(終)

2019-07-21 12:36

    ※この小説は「立花本丸」をご存知の方にしかわからない表現が含まれています。初めて読まれる方は、わからない「呼び名」「描写」がありますことを、ご了承ください。
    また「立花本丸」は公式イメージからかなり離れています。公式イメージを大事にする方、細かいことが気になる方は、ブラウザバックをお願いいたします。ごめんなさい。

    目次
    https://ch.nicovideo.jp/yuuko_tachibana/blomaga/ar1785561

    前のお話
    https://ch.nicovideo.jp/yuuko_tachibana/blomaga/ar1786504

    ーーーーーーーー

    とたんに周囲が明るくなり、元に戻った時には、ケンたちが折り重なるようにして、ソファーに倒れていた。

    「パパ!ママ?」

    海斗が驚いて、ソファーに駆け寄った。

    「すまない。海斗。」

    りらからが言った。

    「パパたちの記憶を消したんだ。」
    「!!」

    海斗は、ケンの手にあるスマホを取り上げ画面を表示した。すると、公園で遊んだ写真がすべて消えていた。海斗はスマホを落とし、目を見開いたまま「ほんなら…」と唇を震わせながら言った。

    「ほんなら…ぼくのも消すの?」

    こえからは、うつむいている。りらからがうなずいて言った。

    「海斗にちゃんとお別れが言いたかったから、主に記憶を消す時間をずらしてもらったんだ。」
    「…いややっ!」

    海斗は首を振って叫んだ。こえからが顔を上げ、笑顔で言った。

    「ちゃよなら、かいと。たのちかった。」
    「いややぁ!」

    海斗が泣きながら、りらからにしがみつこうとした。…が、体がすり抜けた。

    「!?」
    「…次元の変換が始まったんだ。元には戻れない。」

    りらからが、振り返らずに言った。

    「いややっ!…わすれたくない!」

    海斗は、泣きじゃくりながら叫んだ。

    「お兄ちゃんもこえからもわすれたくないっ!」

    りらからは海斗に振り返り、笑顔で言った。

    「大丈夫だ。海斗。」
    「?」
    「海斗が忘れても、俺たちはずっと友達だ。」



    海斗は泣きじゃくりながら小さな手を伸ばした。

    「…そんなの……そんなのいややぁぁぁぁぁぁ!」

    その海斗の叫びと共に、周囲が明るくなった。

    …………………

    ……………

    …………


    翌日ー

    ビルの解体現場では、今日も作業員たちが忙しく働いている。

    「ケン!俺たちはそろそろ昼にするか!」
    「あっはい!」

    親方の声にケンが答えた。すると親方がふと辺りを見渡した。

    「…なんやおかしいなぁ…」
    「え?」
    「1人足りんような気ぃするんや。」
    「!…実は俺もそんな感じしてて…」
    「ケンもか!」
    「ゲームやり過ぎたかなぁ、とか思たんですけど」
    「ゲーム?」
    「はい!嫁とやってるやつで「刀剣乱舞」いうんです」
    「あー…なんか刀ブームとか言うてるあれか。それと誰か足りんのとなんの関係があるんや?」

    親方が歩きだしながら、ケンに言った。ケンが辺りを見渡しながら答えた。

    「そのゲーム、刀がイケメンになるってやつなんですけど…なんかそのイケメンがおったような気ぃして…」
    「イケメンなぁ…そういやイケメンやったような気ぃするなぁ」
    「そや!親方もそのゲームやりません?」
    「男はいらんわー。熟女とかやったら興味あるけどな。」
    「あっ!います!設定は男やけど、熟女っぽいのいますよ!」
    おるんかっ!?
    可愛い女の子っぽいのもいます!」
    「…やってみよかな…」

    親方がぼそっと呟いた。ケンが嬉しそうに親方の肩を叩いた。

    やりましょやりましょ!俺、ダウンロードとかやりますから!」
    「おお、頼むわ!」

    親方がうれしそうに言った。


    しばらくして、ケンが親方のスマホにゲームをダウンロードすると、待っていたかのように周囲が光った。
    そして、りらから達の面影すら覚えているものはいなくなった。

    …ただ、1人を除いては…





    -終-

    ツール:MikuMikuDance様
    モデル:RIRAKO様式大倶利伽羅様
        ユタカ様式こえだ風大倶利伽羅様
        朝比奈あまろ(大和電画堂 ひでお)様(海斗)

    ーーーーーーーーーー

    最後までお読みいただきありがとうございました!駆け足で進みましたが、一旦、これで終わりにしたいと思います。
    お礼の「動画」を公開いたしました。その後の「海斗」や「男士」達の様子も入ってますので、是非見てやって下さい。
    これまで小説を閲覧いただいた皆様、本当にありがとうございました!

                                      立花祐子



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