【立花本丸小説】守らなければならないものー最終編ー4
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【立花本丸小説】守らなければならないものー最終編ー4

2020-06-30 21:00

    ※この小説は「立花本丸」をご存知の方にしかわからない表現が含まれています。初めて読まれる方は、わからない「呼び名」「描写」がありますことを、ご了承ください。
    また「立花本丸」は公式イメージからかなり離れています。公式イメージを大事にする方、細かいことが気になる方は、ブラウザバックをお願いいたします。ごめんなさい。

    前のお話
    https://ch.nicovideo.jp/yuuko_tachibana/blomaga/ar1911564

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    「…太一君が…死ぬ?」

    海斗は震える声で、りらからに言った。

    「時間遡行軍は、太一君を助けようとしている。…つまり、その時間遡行軍を祓う力のある「海斗のぬいぐるみ」を渡せば、太一君は歴史通りに死ぬことになる。」

    りらからの言葉に、海斗の体から力が抜け、その場に座り込んだ。

    「…そんな…」

    海斗は、震える声で言った。

    「…助けられると思ったのに…僕のぬいぐるみで…太一君を助けられるって…!」


    りらからは、頭を抱えた海斗の傍にしゃがみ、その背中に手を乗せた。

    「太一君のお母さんの言葉を思い出すんだ。…命を救えなくても、お前のぬいぐるみは、太一君に癒しを与えることができる。」

    海斗は、首を振って叫んだ。

    「癒しなんて…っ!!死が迫ってる人には、ただの気休めやっ!!…癒しなんてきれいな言葉でごまかしてるだけなんや!」

    りらからは黙っている。海斗が、両手を床について言った。

    「こんなぬいぐるみ…渡したって…なんの役にも…」
    「海斗」

    りらからが口を開いた。


    「確かに「太一」君を助けることはできない。…だが、そのぬいぐるみを太一君に渡さなかったら…ずっと、自分のためのぬいぐるみを待っている太一君はどうなる?」

    「…!」

    海斗は、目を見開いた。

    「ずっと、太一君は待ったまま…悲しい気持ちのまま、死を迎えてしまうことになるんじゃないのか?」

    りらからの言葉に、海斗は両手で顔を覆い、声を震わせて泣いた。

    ……

    翌朝ー

    海斗は、太一の母親にメールを打っていた。

    『 太一君のお母さん 。 ぬいぐるみが出来上がりました。佐竹君が、会社の事を頑張ってくれたおかげで、早めに仕上がりました。いつでもお渡しできますので、ご都合の良い日時を教えて下さい。』

    そう打ち終えると、膝に載せていた「たいち」を両手で持ち上げ、デスクに座らせた。

    「たいち。太一君の最期のその時まで、癒してやってくれな。頼むぞ。」

    海斗が、そう 「たいち」に話しかけると、突然「たいち」が、すっくと立ち上がった。

    「 !! 」
    『すぐにタイチ のとこにいく!みなるがよんでる!タイチのとこにすぐいく!』


    「たいち」のその言葉に、海斗は思わず立ち上がった。


    ツール:MikuMikuDance様
    モデル:須々木ピコリ様式KAITO様
        大和電画堂様式「昼琥山たいち」様
        RIRAKO様式大倶利伽羅様
    ステージ:とりそば様


    次のお話
    https://ch.nicovideo.jp/yuuko_tachibana/blomaga/ar1912456

    ーーーーーーーーーーーー

    「守らなければならないもの」本編目次
    https://ch.nicovideo.jp/yuuko_tachibana/blomaga/ar1785561

    「守らなければならないもの」番外編目次
    https://ch.nicovideo.jp/yuuko_tachibana/blomaga/ar1800824

    「守らなければならないもの」海斗高校生編
    https://ch.nicovideo.jp/yuuko_tachibana/blomaga/ar1875253
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