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電車で遠出した話 後編
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電車で遠出した話 後編

2014-04-30 15:21
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前回のあらすじ

なんとなく電車で札幌の辺りから小田原、そして鎌倉まで到着し申した。


4日目の昼過ぎ、鎌倉駅にて悩んでいた事柄についに答を出します。
帰りは飛行機でなく、このまま電車で帰ろう。

楽をするならば飛行機で帰れば片道6500円のバニラエアで帰宅できる、と思ったものの、折角北海道&東日本パスでここまでやってきたんだから帰りもこの切符で帰ろうじゃないかという考えと、この切符で帰れば少なくとも6500円浮くぞ、という浅い考えでそうする事にしました。

なんとなく考えた所、とりあえず最終日の昼までに函館につければその日の夜には帰宅できるな、と考え、4日目の夕方からは自分が関東に行く度になんとなく訪れる千葉県浦安市に行き、東京メトロ浦安駅のコインロッカーに荷物を預け、浦安駅付近のゲームショップをなんとなく眺めてから旧江戸川沿いを歩いてイクスピアリまで行って、何か映画を見てからネットカフェに行こうと決めてその通りに動きました。

雨が本降りになっていたのでちょっと歩くのはどうだろう、と思ったものの、今しか行く時間は無いと考え無理やり雨の中浦安市を散歩、旧江戸川沿いの桜も咲いてました。

靴がいい感じに中までびしょぬれになった頃にイクスピアリに到着、見る映画をレイトショーのLIFE!!に決めて拝見、お客さんの入りは15人いないかな~位でした。
ちなみに前回2月5日にもここで映画を夜に見ましたがその時は5人でした。
都会でも映画館は空いているみたいです。


その後はバスで舞浜駅から浦安駅に戻り、荷物をロッカーから回収して駅近くのネットカフェへ。

ここのところ数日、ずっとネットカフェに寝泊りしていますが、元々最近寝つきが悪くなっていたせいもあってか3時間寝れたら良い方かな~位でした。
これまでずっとフラット席を利用していたのですが、今回の遠出では初めてのリクライニングシートを利用しました。
最初からリクライニングシートにすれば良かったと思わんばかりにすぐに寝付けたのですが、夜中の2時頃に猛烈な尿意で目覚め、トイレへ、戻ってからまたうとうとしていたら入り口の方でおっさんが怒って何か騒いでいる声が聞こえました。

何分入り口から一番遠くに居たのもあって、細かく何を言っていたのかはわかりませんが尋常じゃない怒りっぷりに一体何があったんだろう、と気になって仕方が無かったのですが、そこはリクライニング席、席の柔らかさが眠気を誘い、おっさんの怒り声を聞きながら半分寝ているような感じになり、おっさんの声が俳優の渡辺徹に似ていたのもあって、夢の中で渡辺徹がカップめんにお湯を入れたらポットの中身が足りなくて中途半端にふやけた事を怒っている夢を見ながら寝てしまいました。

30分置き位に目覚めてたのですが、次に起きた時には渡辺徹似の声はなくなっていました、お湯、足したのかな。


翌朝5時過ぎ、毎度の如く早くに目が覚めたのでシャワーブースを借りる事にしました。

過去数日、ネットカフェのシャワーブースを利用していましたが時間制限がある事意外はどこも快適で、今回も特に深く考えずに利用し、残り10分程の時点で髪を乾かそうとドライヤーの電源を入れてみると、吐息のような微かな風が、強いにしても仄かに強くなったもののやはり吐息のような風しか出ず、この発想は無かったなと自分の考えの足りなさを感じつつも無理やり生乾きまで頑張ってからギリギリ時間内に返却に成功しました。

5日目、今日は期間内に電車で帰宅する為に半日かけて盛岡まで北上する強気の予定を立てました。

強気の予定ながら朝10時頃に電車に乗ればとりあえず盛岡までいけそうなのでそれまで昨日行った旧江戸川沿いを散歩。


天気が良いと、遠くにシンデレラ城が見えます。
この道を川沿いに大体1時間位歩くと東京ディズニーランドの駐車場辺りに出ます。
トイレは途中近くを通る公園内に一箇所あります。


考えてみれば6年前の同じ日にもこの道を歩いていたらしいです。
当時から訳わかんない事をしてますね。

この後は半日電車に乗る予定の為せめて朝ごはんは食べよう、と思い浦安駅近くのマクドナルドで朝食。



横の席ではおば様方が糖尿病について、後ろではお姉系のお兄様と女性が男女関係のもつれについて話していらっしゃいました。都会での朝マックは中々混沌としてますね。


この後東京メトロで西船橋へ、東京メトロ間は前回にも書いたとおりキタカ(suicaの北海道版)で支払いました。

とにかく今日は盛岡まで行くぞ!と昨日の負け戦ぶりとはうってかわり強い気持ちで意気込んでおりました。


話は前後しますが今回の遠出では長距離移動中に一日一組、小学生の鉄道好きが電車に乗っているのを見かけました。
先頭車両で運転手さんをビデオで取っている小学生や、二人組みで~系が~で、と語り合っている小学生、鉄道好きの大人の方と鉄道談義をしている小学生等など、鉄道好きの子供が多く居るんだなと言う事をほほえましい気持ちで見かけておりました。

この日、東北線で宇都宮駅に向かう電車の中で、向かいにすわっていた初老の男性がなんだかしんどそうな顔してるな、と思って居るのを景色を眺めながらなんとなく認識していました。

この初老の男性の横、1人挟んで隣がお馴染、長距離移動で必ず見かける小学生の鉄道好き。
友人同士鉄道談義に夢中になっている様子。
すると初老の男性が徐に立ち上がり、小学生の頭を叩いて怒り始めました。
最初は実は引率の先生か、と思いましたがどうやらそうでもないみたいで、窓を開けている事に怒っていた御様子でした。

なおも不機嫌な初老の男性に小学生が謝って、その場は終わり初老の男性は同じ車両の中で席を移動していきました。


朝から変なもん見たな、位に思っていたら遠くの方で着信音、良くある事だと思っていたら電話を取ったのは初老の男性、先程までとはかわり声色も余所行きの声で、取引先との電話を開始した御様子。

ますますをもって変なのを見た気分で溢れそこで気がつく今日が自分の誕生日。

大人って大変、と思った誕生日でした。※筆者も良い歳です。


その後は何度かの乗り換えを繰り返し、乗り換えの同じタイミングで必ず居る人と少し気まずいトイレタイムを過ごし、仙台までなんとか夕方には戻ってこれました。

一応仙台にこの日泊まっても翌日に青森、もしくは函館に居れば良いのでそれでも良かったのですが、電車の中で帰りは青森駅から明日の夜22時過ぎに発車する急行はまなすに乗ろうと決めており、また翌日朝に盛岡城跡、昼過ぎに弘前城跡に行こうと思った為に盛岡まで当日中に向かうことに改めて決めました。

仙台で30分程待ち合わせがあったので、その間にトイレとみどりの窓口で急行はまなすの急行券と席が無かったら嫌なので指定席券を買おうと思い列に並びました。
今回利用していた北海道&東日本パスでは、急行券だけを購入すれば青森~札幌間が乗れるそうで、+指定席を買っても1800円ちょっとで自宅付近まで朝方に到着できるとの事なのでこれを利用しない手は無いと思い駅員の方にその旨を伝え購入しようとしたところ。

「そんなの初めて聞いたなぁ~」と言われてしまい、多少焦ったもののそう説明書きに書いてあった旨を伝えると「わかんないなぁ~ちょっと待ってて」と言いカウンターから居なくなってしまいました。

ああ、この30分でトイレ、切符、ずんだ餅と決めていたけれど、すまんずんだ餅、今回は縁が無かった。と思っている内に係りの方が戻られまして、「OKOK」とにこやかに微笑んでらっしゃいました。

そのまま急行券を買い、指定席券を係りの方が席を選ぶ感じで指定されて購入。
ずんだが少しだけ心に残ってましたが昔祖母に聞いた「けして美味くは無いよ」という言葉を思い出してずんだの事は忘れる事にしました、ちなみに祖母は元気です。


その後盛岡に向かって再び北上、仙台駅まで同じペースでトイレに行っていたおじ様がまたも同じ電車で同じルートで、同じタイミングでトイレに居た事にちょっと驚きながらもなんとか夜9時過ぎに盛岡まで北上しました。

近年何をやっても中々達成感を感じなくなった私ではございますが、このときばかりは流石に達成感を感じる事が出来、ちょっと嬉しい気持ちを隠せないな、と思いながらトイレに行くとまたも同じタイミングで宇都宮辺りから乗っていたおじ様と鉢合わせた時には驚きで達成感は飛んでしまいました。

むこうもあいつまた居るよ位に思っていたかもしれません。


ちなみに同じ感じで動いていた方は他にも3人居ました、半日の鈍行電車移動、個人的には中々凄い事をやったと思っていましたが世間的にはそうでもないみたいです。

この日盛岡駅から25分程歩いた場所にあるネットカフェに泊まろうと考えていました。

ちなみに東京、千葉ではナイトパック10時間1600円で過ごしましたが今回のネットカフェでは大体3000円位かかりそうでした、今思えばもう1000円足せばホテルに泊まれた様な気もしますが、今回の遠出のちっさい目標の一つに、全部ネットカフェ泊というのがあったので最後もネットカフェでした。

今回のネットカフェは比較的新しいネットカフェで、値段が少し高い分小奇麗で、受け付けの方がなんと席まで案内してくれるというVIP待遇。
過去泊まったネットカフェは伝票を受け付けに持って行きそれからシャワーの順番を待つ、という感じでしたが受け付けの方に聞いた所「あ、好きに使っていいですよ、どうぞ」というVIP待遇。

更に今まで泊まっていたネットカフェのPCはウインドウズXPのPentiumD
このネットカフェはウインドウズ7のコアi5

更にナイトパック利用者は朝食無料。

なんというVIP待遇、まさに貴族のネットカフェ。

やはり値段が少し違うのもあってかかなり待遇の良いネットカフェで、店員の方も気さくな方でした。

気になったのも受け付けのベルが鳴るたびにバックヤードから店員さんが本気走りで受け付けに走る為足音が大きかった位なもんです、それでも良かれと思って走ってる感が凄いから全然嫌では無かった。
漫画の数こそ少なかったものの、人気どころはしっかりと抑えていました、特に読みはしませんでしたがダイの大冒険が全巻そろってたのは覚えています。

それまで泊まっていたネットカフェは10時間パックでも1~2時間早めに出てたのですが今回初めてギリギリまで滞在してました。

ただ、無料の朝食を注文するのを忘れた事が今でも若干心残りです。


翌日、この日は夜10時過ぎの急行はまなすで翌朝家の近所まで帰れるので実質の最終日でした。

名残惜しさを感じながらもネットカフェを後にし、盛岡城跡を朝から散歩、風は強いものの幸い雨が降っていないので寒さを感じながらも早朝の盛岡城跡を散歩し、喧嘩する鴨を眺めてから盛岡駅へ。

ここで今までの緩さが仇となったのか、乗る電車のホームが分からなく、一本電車を逃してしまいました。

まさかのイージーミス!ここにきて!と思っていたものの、今思えばこのタイミングで盛岡名物わんこそばでも食べに行けば良かったと今更ながら思います。


その後時間もあったので少し土産物を買い、乗るホームが0番線というどこにあるのかわからないホームだったので少し探して、割と目立つ所に有ったのを見てちょっと落ち込んで、一度荷物をロッカーに預ける為に青森駅へと向かいました。

14時頃に青森駅に到着、駅の出口横のコインロッカーに預けて弘前へと向かいました。


弘前に向かった理由も今回の遠出の初日、長万部で乗った電車の3つ前の席の若者のツイッターを電車の中で暇潰しに見た時、彼は数日前に弘前へと行っていたそうで、弘前…そういうのもあるのか。
と思い向かう事にしてみました。

なんでも弘前城、手直しか何かで暫く城の場所が移るそうで、現在の場所で見れるのは今年を逃すと数年先だそうで、良い時に来たな、と思ってみたものの、雨が降ってきて風も強く、兎に角寒い。

さっさと城に入ろうと思い入場料を払って入ったものの最上階は全国のお城の写真が展示してあり、ちょっと思ってたのと違う感がありました。

また、壁の落書きが多く、もしかしてこれは全部許容された落書きなのだろうか、と思うほどでした。

古い落書きは大体30年位前の落書きもありました。
そういうもんか、と思い有料区域の見学をして弘前駅へ戻る事にしました。

今月頭の弘前城


戻る途中、まだまだ時間に余裕があったのと疲れてしまった為、困った時のマクドナルドに行こう、と思い地図を見ながらマクドナルドに向かうと2件とも無くなっている様子でした。


無い物は無いのでまあ良いか、と思い9時位に青森に居ればいいかなーと思ったものの6時前には到着してしまいました。

とりあえず土産物を殆ど買っていなかったので青森駅の近くで土産をまとめ買いし、折角なので青森駅近辺を歩いてみて入れそうな食べ物屋を探してみたものの見つからず、結局駅ビルでおにぎりセットを3割引320円で購入。
遠出した先でも3割引はちょっと嬉しいものでした。



その後は疲れもあってベンチに座り込み凡そ2時間、ようやく帰りの急行電車がやってまいりました。


自分が乗ったのは急行はまなす、ドリームカー
通常の指定席や自由席よりもちょっと広めのお席です。

足を乗せる台もあります。

同じ指定席料金で乗れる席で一番人気の席がカーペットカーだそうです、切符の確認に来た車掌さんにカーペットは開いてないかを確認している方が居て、車掌さんが「いやぁ人気でねぇ~」としみじみと語っておりました。

いくらのびのびカーペットといえども伸びるには限度があると思った。


ドリームカーにはミニラウンジがついており、発車前に列車好きの方が語り合っている声が聞こえました。
趣味がある人同士で語り合うには最高の席なんだろうなぁと遠めに眺めておりました。

指定席は以外と埋まっていました、これは指定席取っといて良かった、仙台のみどりの窓口の人、良い仕事した!と思いながら自由席の後ろの自動販売機を見に行った時に自由席に座っている人が3人しか居ないのをみてちょっとびっくりでした。


自分の席の前後には外国の方が、列を挟んで隣が渡辺いっけいのそっくりさんでした。

ようやく発車し、これで帰宅できると安心しながら発車前に買ったコンビニのおにぎりを食べていたら、いっけいさんがビールを飲みながらつまみを食べているのを見ました。

その時自分に衝撃が、そうか、これか!と。

あれこそが大人の鉄道旅行の楽しみ方や!と思いながら自分が未だビールは苦くて飲めない、そもそもアルコールが苦手な事を思い出しあの域に達するにはまだまだ修行が足りない、と思い少し眠る事にしました。

12時過ぎだったと思いますが電車が函館駅に到着しました。

ここで列を挟んでお隣の渡辺いっけい似の方が荷物をまとめて降りていきました。
乗ってる方は以外とすぐに降りちゃうんだな~と思っていたらいっけい似の方が座っていた席に老人がすぐ座りました。

函館では進行方向が変わる為先頭で列車をひっぱってたのが外れて、逆側に列車を引っ張るのが改めて着くそうで、列車好きの方が腕を組み嬉しそうな表情でその様を眺めているのを見て、再び自分に衝撃が、そうか、これが列車好きの人の大人の楽しみ方や!と。

思った所で別段列車好きではないので列車の中から嬉しそうに列車を見る人たちを眺めていました。
あれだけ嬉しそうに見ていると別段列車好きでもなんでもない自分でもちょっとだけ嬉しさのおすそ分けをされてる気分でした、現実的には電車の中から人を眺めてにやけている非常に残念な光景となっております、隣に座った老人がすぐに眠ってて良かった。


それから暫くして、隣の老人が急に思い出したかのように居なくなりました。
忘れ物か、急に電話でもしにいったのか、と思っていたら降りたはずのいっけいが戻ってきました。
いっけい似の方はどうやら待ち時間の間にコンビニで追加のビールを買っていたみたいです。

席に座ったいっけい似の方が一瞬「あれ、俺の席、ぬくもりを感じる」と思っていそうな顔を一瞬していた様に見えました。

その後函館駅発車と共に少しまた眠ってしまい、次に目覚めたのは3時過ぎ。

まだまだ降りるには早いのですが寝過ごしたくない感が凄かったので起きて外を眺めている事にしました。

早いもので4時半位になると薄く明るくなってくるもので、外をぼんやりと眺めているうちに、自分に大人の鉄道旅行の楽しみ方を教えてくれた(本人は教えた気が無い)いっけい似の方が降りて行き、自分もその後降り、最後に乗換えをして自分の最寄の駅に戻ってきました。

まる1週間も出かけた訳でも無いのに非常に懐かしく感じ、小田原まで行って帰ってこれたという満足感も少し感じられて、ゆっくりと家に向かい帰宅。

帰宅後すぐに父に「あれ?」と言われたのが些か気になりましたがこれにて今回の遠出は終わりました。


振り返ってみて、色々試したかった事が試せたのは良かったです。
電車の乗り換え時間が5分あれば大概の駅でトイレに寄るのも可能だとわかりましたし、ネットカフェに泊まるのは何日目からが辛いのかも4日目から早くも辛くなったのもわかりました。

惜しむべくはもっと行った先の名物を食べるべきであったと思いました。
結局函館でラッキーピエロに行った位しかそれっぽいのも食べてませんし。


とはいえ中々普段やろうとも思って居なかった電車での遠出も出来たので、これで老人になってから老人同士の会合で「若い頃に列車旅行をしたんじゃ」と言えます、果たして老人同士の会合に出るのかはわかりませんが。

今度からは苦手でも大人しく飛行機でいけるところは飛行機でいこうかなとも思いました、流石に普段やりなれない事をしてちょっと疲れてしまいました。



ただ、今度行くことがあれば東京~大阪まで青春18切符で行きたい、と行ったら「全く懲りてない」とも言われてしまいましたが、暫くはいいかな~と思いました。



今回で一番よくわからない写真は青森駅でのこちら!








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流石です。余すところなく各地の魅力を感じられます。青森県を今後ともご贔屓に!
88ヶ月前
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