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金沢のベンチ② 兼六園のベンチ
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金沢のベンチ② 兼六園のベンチ

2017-08-13 12:14
    国の特別名勝に指定されている兼六園は、宏大(コウダイ)・幽邃(ユウスイ)・人力(ジンリョク)・蒼古(ソウコ)・水泉(スイセン)・眺望(チョウボウ)の六勝から成る景観を兼ね備えているためその名がつけられています。
     しかし園内及び周辺には数多のベンチが配置されており、四季と天候、心象を考慮すればその景観は無限大。今回は六勝に合わせて6つのベンチを紹介させていただきますが、主に人が座っていたことを理由に撮影できなかった好いベンチがあったことを先に書かせていただきます。


     それでは先ず、『宏大』




     山崎山の裏手にある氷室跡前のベンチです。
     宏大というには些かこぢんまりとしていますが、氷室跡だけあって涼やかな風が吹き、観覧客で溢れた他所と違い人気が少ないため、座ると写真のように木洩れ日の明かりが開放感を演出して、観光名所の一角に自分だけの宏大な庭を手に入れたような気分に浸れます。


     続いて、『幽邃』




     深く静かな景色、という意味がある『幽邃』。
     このベンチは瓢池の中州にあり座ると苔むした木のフレームに小島が納まります。点景を眺めながら四方の蝉の声や観覧客の喧噪を聞いていると、不思議とそれらが全て水音と溶け合って「静かな」景色を見ることができます。


     次は『人力』


     国道159号線から兼六園に続く紺屋坂にいくつか置いてあったベンチ。
     ベンチがそこにあるのは人の力が施されている証。しかし景観との調和を目指して目立たぬよう、中には自然への回帰を目指したデザインもあります。しかしこの地図と観光案内を一体としたベンチはその真逆。それがいい。けして嘘を吐いていない。景勝をベンチに例えるなら、片方の足は神のみわざが、そしてもう片方の足を人みわざが支えているのです。


     次は『蒼古』



     1枚目の背景に見えるのは武論尊・・・じゃなくて、日本武尊像。西南戦争に従軍した石川県軍人の慰霊碑であり、日本初の銅像でもあります。
     2枚目はなんてことのないベンチですが、19世紀に作られたこれも日本初の噴水の前にあるベンチです。
     『蒼古』は古くてさびた趣があるという意味。当時から変わらないであろう銅像と噴水は時計の針を戻すきっかけにできるのではないでしょうか。

     
     そして、『水泉』『眺望』










     兼六園で本命とも言える水の風景と高台から見下ろす町並み。細やかな説明など蛇足でしかありません。
     真夏には少々酷な場所で、園内の観覧客の数に比べてほとんど誰も座っていませんでしたが、春秋にはきっと多くの人が賑わうでしょう。


    以下、その他のベンチです。






















     日陰ないと御陀仏な天気でしたが、写真日和でもあるんですよね。
     それでは次回最終回『金沢市その他のベンチ』でお会いしましょう。
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