2017年第78回優駿牝馬(オークス) (東京) 予想
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2017年第78回優駿牝馬(オークス) (東京) 予想

2017-05-20 12:00
    桜花賞前日の雨により、稍重で時計が掛かる馬場となった桜花賞はハイペース。
    スタート直後はベルカプリがハナに立ち、次に外からヴゼットジョリーが交わした処を大外のカワキタエンカが飛ばすという、出入りの激しい流れでした。

    今回のオークスは一転して逃げ馬不在。
    誰も逃げなければハナへとのコメントはブラックオニキス。

    横典騎乗のヤマカツグレースは、前走フローラSは番手から。
    キャリアで逃げた経験が無い馬で、ハナへと向かうかは陣営から全権委任されている横典次第。

    スピード上位の桜花賞馬 レーヌミノルは、ダイワメジャー産駒で、距離も距離だけに逃げは無いとの事。

    怪物 フランケル産駒の二歳女王 ソウルスターリングも、ハナへの選択肢は微妙か。
    ただ、跳びが大きいタイプだけに、長距離戦となる馬群で揉まれる形はどうか。
    この距離での内枠は、この馬には鬼門となりそうです。

    何れにせよ、スタートから各馬牽制の構えで、誰が行くにせよ、超スローは濃厚でしょう。
    長距離への対応、折り合いが非常に重要となりそうです。


    これを踏まえ、本命はモズカッチャン。
    前走フローラSを快勝。
    最内枠から内々三列目をロス無く進み、直線も内々。
    追い出してからなかなか前との差が縮まりませんが、残り200mからジワジワと先頭のヤマカツグレースとの差が縮み、残り50mくらいでの脚が際立ち、ゴール寸前に差し切り勝ち。

    前半千米61.5の超スローペース。
    開幕週の馬場でもあり、上がり4F推移は12.3-11.5-11.2-12.0。
    終い1Fを0.8秒落ち込んだ処をモズカッチャン一頭だけ違う脚色で差し切る内容ですから、相当長くいい脚を使っています。

    上がりはメンバー最速となる33.9。
    逃げたタガノアスワドが4着、番手のヤマカツグレースが2着、三番手のフローレスが3着となる前残りを差し切る内容は相当なものです。


    小倉の未勝利、中山での500万下と、捲り気味の早目早目の競馬で連勝してのフローラS快勝と三連勝。
    とにかく長くいい脚を使うのが印象的で、この距離が延びるオークスはこの馬には絶好の舞台でしょう。


    先週、今週と栗東坂路で終い重点の稽古。
    中三週続きで三戦連続の関東遠征となりますが、馬場の荒れた時間帯できっちりと負荷を掛けられており、体調の良さが窺えます。


    前走フローラSに続き最内枠となる1枠1番のロス無く進める枠。
    絶好枠を引き当て、今回もロスの無い競馬が出来そうなのも絶好。

    何せ、ダービーでは勝利に一番近い枠と言われる1枠1番。
    ダービーでは過去10年【4-2-1-3】の絶好枠です。

    オークスでは過去10年【0-0-0-10】ですが、比較的順当な決着が多いオークス。
    過去10年、10番人気以下の3着以内は08年2着のエフティマイア(13番人気)のみ。

    今回の様な混線模様となれば、過去とは状況が一変。
    何が勝っても不思議無いうえ、逃げ馬不在で紛れが起こりうるスローペース濃厚。
    最内枠からロス無く進める事が出来るこの状況は、モズカッチャンには最高でしょう。

    三連勝中と、メンバーで最も勢いのある馬。
    ここで大仕事の可能性は大きいと見ます。


    相手はリスグラシュー。
    阪神JF2着、桜花賞2着と、世代屈指の実力馬。

    前走桜花賞は非常に惜しい内容。
    直線で良く追い込んでいますが、前のレースミノルのしぶとさに屈した形でした。

    本来、阪神千八でレースレコードを叩き出しているように、良馬場でスピードが生きる馬場の方が良いタイプ。
    前日の雨が残る重い馬場でもこなせた内容は褒めるべきもの。
    ライバルだったソウルスターリング、アドマイヤミヤビが重い馬場に対応出来ない結果となった事からも、この馬の完成度の高さが窺えます。


    430Kgの小柄でスラッと胴長の馬体は、如何にものマラソンランナー体型。

    ハーツクライ産駒で母系はハービンジャーの母父でお馴染みのベーリング系。
    母父のアメリカンポストは、フランス2000ギニーを制したマイラーでしたが、その母父はサドラーズウェルズ。
    血統面からのスタミナは十分で、この府中二四の舞台は絶好でしょう。

    スタートが少し下手な馬ですが、外枠の偶数枠ならゲート内で待たされる心配が無いだけに問題は無いかと。
    何せ、鞍上は癖を把握しているユタカとなれば、出負けの心配はありません。


    決め手となる瞬発力も十分に持ち、折り合いに不安が無いマラソンランナー。
    府中千六のアルテミスSでフローレスマジックを寄せ付けずに快勝した内容は非常に良く、府中の長い直線は望む処。

    世代屈指の実力馬、ここでも勝ち負け濃厚です。


    三番手にはレッドコルディス。
    6分の1の抽選を突破した運の持ち主。

    前走フローラSは5着。
    開幕週の超スローとなり、前、内有利の流れに馬場となった競馬を大外枠からの競馬。

    府中二千鬼門の大外枠、しかも、道中も枠なりに外外を回される距離ロスがありながら、後方から唯一追い込んで掲示板となった内容はかなり。

    四角から仕掛けて上がっていく早目早目競馬で、勝ったモズカッチャンとは0.3差と僅かな処まで迫りました。

    非常に長くいい脚を駆使しており、ハーツクライ産駒となれば、この距離は望む処でしょう。


    デビュー戦は京都二千。
    牝馬にしては長い距離でデビューと、ハナから桜花賞の頭は陣営には無かった様子。
    番手から進めて、内を掬って抜け出したアディラートを捩じ伏せる内容で快勝。
    鞍上の藤岡康は「レース前から期待 の大きかった馬、長い距離で楽しみです」とのコメントを残しています。


    そこから三ヶ月の休み明けで選んだレースが京都二四の梅花賞ですが、これを出走直前に取り消し。

    立て直して臨んだ阪神千八の君子蘭賞は、メンバー最速の上がりを駆使したものの、カワキタエンカが逃げ切り、番手のヤマカツグレースが2着となった前残りで5着。
    取り消し明けで距離短縮して臨んだ一戦だけに、この結果に悲観的なものはありません。

    内、前残りとなった前走フローラSでの5着は非常に好内容。
    今回は6枠11番からと、前走府中二千の大外枠と比べれば格段に競馬がしやすい枠。

    鞍上はテン乗りながら、牝馬でG1を8勝、オークス2勝の吉田豊と、牝馬のエスコートには定評のある鞍上。

    デビュー時からこのオークスを目標にしていた舞台だけに、一発があっても不思議ありません。


    阪神JF1着、桜花賞3着のソウルスターリング。
    怪物 フランケル産駒のスピードタイプ。
    跳びが大きいのが特徴だけに、ワンターンマイル戦での内枠なら絶好でしょうが、ツーターンの二四では、この内枠での跳びの大きさはマイナスでしょう。

    しかも、今回は逃げ馬不在でスロー濃厚となるだけに、馬込みでの折り合いも心配に。
    スピードタイプだけに、じっと内々で馬群に囲まれた状態で我慢出来る事が出来るかは疑問です。

    この馬の大きな跳びが阻害されるだけに、その点からも折り合いを欠く可能性は十分。

    道中、スムーズな競馬が出来そうも無く、スピードタイプでこの長距離も疑問で、ここは消しです。


    府中 クイーンCを快勝したアドマイヤミヤビ。
    前走桜花賞は二番人気に推されるも12着惨敗。
    鞍上のデムーロ曰く、敗因は前日の雨により重くなった馬場との事で、全く進んで行きませんでした。
    直線も全く反応無く終わりました。


    二走前のクイーンCは圧巻の内容。
    2月の府中開催 千六一番時計となる1.33.2で、NHKマイルC馬 アエロリットに快勝。
    節分Sを勝ったグレーターロンドンの1.33.6、重賞 東京新聞杯でのブラックスピネルの1.34.9よりも圧倒的な時計で快勝しました。

    三走前の府中二千 百日草特別では、重賞2勝のカデナ、アウトライナーズらの牡馬相手に快勝。

    府中の長い直線は、追ってからの反応がややズブいこの馬には絶好の舞台となりそうです。


    しかし、血統面はこちらもリスグラシューと同じハーツクライ産駒ですが、母父はクロフネ。
    ブルードメアサイアーとしてのクロフネはワンパンチ欠けるものがあり、代表産駒はステファノスと、このオークスで3着となったアイスフォーリス程度。

    馬体は480Kgとガサがあり、母父クロフネの影響か肉付きの良い馬体。
    パワー溢れる馬体だけに、それで桜花賞の重い馬場をこなせなかったのは疑問が残ります。


    稽古は桜花賞直前はかなり攻めていましたが、今回の中間はややソフト。

    今回、一週間前はCWコースでの三頭併せで、前とはかなり離されての後方から。
    直線内を回りますが、直線半ばで軽く追っ付けただけ。
    前を行く二頭に並ぶ事が出来ずに最下位入線となりました。

    今回の最終追い切りは坂路で単走馬なり。
    時計は55.0-13.6と全く目立たないもので、上積みに疑問があります


    血統的にワンパンチ足りない面があり、スロー濃厚のメンバーでの大外枠はマイナス。
    スローの長丁場を枠なりに外外を回される形は距離ロスが発生するだけに、厳しい競馬となりそう。

    惨敗後の稽古も軽く、体調面での上積みに疑問が残るだけに、ここは消しです。


    桜花賞1着、阪神JF3着のレーヌミノル。
    間違いなく適性はマイル寄りで、NHKマイルCを前日の重い馬場での競馬となったハイペースの桜花賞を早目の競馬で押し切った疲れが残り回避しました。

    ダイワメジャー産駒のスピードタイプだけに、この距離は流石に厳しいかと。
    ここは距離が合わず、消しです。


    フローラS3着のフローレスマジック。
    リーディングサイアーのディープインパクト産駒ですが、オークスに送り込んだのは、このフローレスマジックとブラックスビーチのみ。

    ハーツクライ産駒が6頭、ハービンジャー産駒が4頭出走と際立っているだけに、物足りません。

    全兄姉にラキシス、サトノアラジン、サトノケンシロウ。
    良血ですが奥手の血統で、レース内容もアルテミスS2着、クイーンC3着、フローラS3着と、現状は決め手不足。

    ここは厳しいと見て、消しです。
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