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ブロマガ

  • [Q&A]「成長するスキル」とはどのようなものでしょうか?(1,615字)

    [質問] 誰かの言葉を受け取る時、同じ内容であっても、肉声で聞くのと文章で読むのとでは、どうしても違ってしまいます。岩崎さんが誰かの言葉を聞いたり読んだりするときに、注意している点があれば教えてください。 [回答] ぼくは、まず人の話しを聞くときは、だいたい目をつぶってその人の声のトーンに意識を向けます。「トーンは口ほどにものを言う」という感じなので。 それと、トーンを聞いていればその人がどういう顔をして話しているかがはっきりと分かります。ですから、その人の目を見るよりずっといいですね。ぼくはだいたい、人の話しを聞くときは、その人の顔を見ないように注意しています。 また読むときは、だいたいその文章の全体像――分量を知ることから始めます。その点、紙の本は一目瞭然ですが、ネットの記事でも、最後までスクロールあるいはページ送りして、どれくらいの分量かをわざわざ確認してから読みます。 なぜかというと、分量が分からないと、その人が言わんとしていることが十全に伝わってこないからです。こちらは、「分量は口ほどにものを言う」という感じでしょうか。 [質問] 岩崎さんの出られていたラジオを聞き...

    14時間前

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  • 劣化する人:その24(1,615字)

    「劣化する人」がこの世に増えたのは、そういう教育をしてきたからだ。そのため、これからの教育は、「劣化する人」にしないよう、注意する必要がある。 ところで、なぜぼくが「劣化する人」を問題視しているかといえば、社会の中で居場所を持つ人を、より多く作りたいからだ。社会において、有機的に機能する人が多くなれば、それは安全や平和に直結するため、誰にとっても得となる。 そしぼく自身は、そういう社会の得を、なるべく多く作っていく必要がある。なぜかといえば、そうしないと、社会の中でぼく自身の居場所をなくすからである。 ところで、今の「劣化する人」と同じスペックの人は、30年前には「劣化する人」ではなかった。なぜかというと、30年前まで、つまり1994年頃までは、50歳になっても60歳になっても、同じことしかできなくても社会に居場所があったからだ。バカの一つ覚えで同じことをくり返していても、それはそれで需要があった。 しかし今は、同じことしかできないとすぐに居場所がなくなってしまう。そうして「劣化した人」となってしまう。 その意味で、「劣化する人」というのは「停滞する人」という意味でもある。今は社会の...

    1日前

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  • 石原莞爾と東條英機:その50(1,857字)

    皇道派の荒木貞夫は「気のいいおっさん」だった。気のいいおっさんで若者好きだったのだが、こういう人物はときどきいる。 そしてここからが少し複雑なのだが、荒木貞夫はやはり頭が少し悪かった。陸大を主席で卒業しながら「頭が悪い」とはどういうことか? それは「言われたことは苦もなくできるが自分の頭で考えるのが苦手」ということである。エリートや秀才には、このタイプが一定数いる。 また荒木の盟友・真崎甚三郎は自己顕示欲の塊だった。いうならば真性の「俗物」だ。荒木と真崎は、お坊ちゃんとその取り巻きの俗物という感じで相性がいいのである。 ちなみに真崎は昭和天皇とも非常に相性が良く、戦後においても何くれとなく引き立てられた。やはり、人の上に立つ育ちの良い人間にとって「俗物の側近」ほど助けになり、頼りになる人物はいないのである。ここが、育ちの良い人間が人の上に立つということの本当に難しいところだ。 また越境将軍・林銑十郎は「アホ」だった。「アホ」というのは「何も考えていない」ということである。林は、何かを考えることが荒木よりも苦手なのだ。そのため、いつも感覚的、あるいは反射神経的に動く。 とこ...

    2日前

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  • 連載についてなんとなく考えてみる(1,105字)

    いまだに下痢は続いているが、体調はだいぶ良くなってきた。今日で長かった一週間が終わるが、今月はなぜか予定が立て込んでいてなかなか休めない。しかも、雨が降らなくて気が滅入る。普通は雨がやまなくて気が滅入るのだが、ぼくの場合は庭で植物を育てているので、雨が適度に降ってくれないと困るのである。暑いのと日照りは植物にとって大敵なのだ。 今日はなんとなく今している連載についての雑感を書いてみたい。来週からも頑張れるように、自分自身、気持ちを新たにするという意味もある。 『石原莞爾と東條英機』 総じていえることは、この時代を生きていた全ての人間は「幼い」ということだ。東條英機も石原莞爾も、まるで子供のような無邪気さを有している。子供のように無邪気だから、気が狂った戦争に突入したのだ。これはもちろん軍人だけではなく、全ての日本人がそうであった。おそらく外国人もそうであろう。20世紀前半を生きた人々は、皆幼児化したのである。これは、産業革命がもたらした最大の副作用だったといえよう。 『劣化する人』 「社会の急激な変化」というのがぼくのこの10年のテーマである。社会がこの10年で急激に変化して、そ...

    5日前

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  • 病気というのは体力・気力の見積もりが甘いときにかかる(364字)

    病気というのは体力・気力の見積もりが甘いときにかかるのではないか。「これくらいなら大丈夫だ」と甘く見積もって予定を入れすぎると、体力か気力かが尽きて病気にかかる。風邪などもそうだが、癌などもそうだと思う。違う言い方をすると「無理がたたる」ということなのだが、本人が「無理が利く」と思っているところがやっかいなのだ。 体力・気力の見積もりが甘いからこそ招く惨事という意味で、病気は遭難に似ている。だから、我々はもっと遭難について学ぶべきだと思う。実際、遭難というのはものすごく人の胸を打つ。遭難に興味がない人はいない。それは、誰もが遭難は他人事ではないから、他山の石とするために関心があるのだ。 ということで、今日は遭難の動画を紹介したい。単なる遭難の記録なのだが、ついつい最後まで見てしまう。 【トムラウシ山遭難事故】 地形図から解説

    6日前

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2014/01/30 11:01

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